2020/10/21 のログ
刀々斬 鈴音 > 「……でもフレイヤ様が危なそうだったら鈴音は。」

勝負に横やりを入れるかもしれない。
戦いとはいつでも死の危険が付きまとう。
……昨日生きて帰れたとしても今日も生きていられるとは限らない。

「大人になってからだったら……。」

まだ、まだいいけど……。
その時、鈴音がいたらやはり止めるかもしれない。

「……分かんない。フレイヤ様の事は大好きだし一緒にいるもの好きだよ。
 ……でも、今は何とか我慢できてるけどこの先……もし、この先鈴音が我慢できなくて…
 例えばこの公園とかで人を斬っちゃったら…
 
 フレイヤ様にも迷惑かけちゃう……そういうの考えたら落第街で一人で暮らした方がいいかもって思うけど……」

鈴音はどうしようもなく人斬りできっとそれは死ぬまで直らない。
この先、人を斬り続けていれば主人に迷惑をかけることもあるだろう……。
離れるのはいやだけども迷惑をかけるのはもっと嫌だ。

……それを考えれば距離をとるというのもありなのかもしれない。

フレイヤ >  
「大丈夫よ、相手は風紀委員だし。無茶なことはしないでしょう」

命のやり取りではなく、勝負だ。
異能があるから怪我だってしないし。

「じゃあ、スズネが居なくなるまでは吸わないことにするわね」

彼女が嫌だと言うならやめておこう。
甘えるように頭をこすりつけながら。

「そう。じゃあ、我慢出来なくなったら言いなさい。斬らせてあげるから――ううん、斬らせるから」

彼女が我慢を続けることでそうなってしまうのなら、自分が痛い思いをした方がマシだ。
怖いのは嫌いだけれど、彼女がいなくなる方がずっと嫌だから。

「貴女は私のペットで、私は貴女のご主人さまよ。勝手にいなくなるなんて、絶対に許さないんだから」

ぎゅっと彼女の腕を抱く。
逃がすものかと、そう伝えるように。

刀々斬 鈴音 > 「風紀委員割と無茶するよ!気を付けて!!」

落第街に来る風紀委員しか知らないのでそれはもうぶっ飛んでる人らしか知らない。
……風紀委員観が違う。

「……斬れないよ…そんなの斬れないよ。」

主人は斬れない、そんな事は出来ない。
人を斬らない事は耐えられても、自分の為に主人を傷つけなければならないのには耐えられない。
自分を斬って、傷つけたほうがずっとましだ。

「……ごめんなさい、フレイヤ様。
 心配させちゃってごめんなさい。大丈夫だから。鈴音はちゃんといるからね。」

近くにある主人の頭を空いている方の手で撫でる。
……主人、鈴音の主人。

親に縋る子供のようにな今の姿には普段の気丈な様子の面影はない。
……支えないといけない。守らないといけない。

フレイヤ >  
「大丈夫よ、強くなるもの。風紀委員なんて怖くないわ」

ふふ、と笑う。

「じゃあ、ちゃんとその時はちゃんと相談しなさい」

腕に抱き付いたまま顔を上げて。
真剣な目で視線を合わせる。

「勝手にいなくなるのは駄目。ちゃんと私に相談して、二人で決めましょう?」

いくら自分のことを思ってくれた行動だったとしても、残された側はたまったものじゃない。
言って貰わないとわからないのだ。
彼女のことを自分をこの島に遠ざけた自身の両親のように思いたくない。

「勝手にいなくなったら、貴女が見つかるまで落第街を探すから。見付けたら百叩きよ」

刀々斬 鈴音 > 「相談、わかったちゃんと相談する!
 もし、我慢できなくなって人斬っちゃったらいなくなる前に相談する!!」

……一人で生きてきた鈴音にとって今まで他の人に相談する事なんてなかった。
妖刀は人ではないし殆ど鈴音と知識を共有してるで相談と言えるかは微妙だし……。

「大丈夫だよ鈴音勝手にはいなくならないから!大丈夫だ!百叩きも嫌だし!」

真剣なその目を見つめ返す。

「フレイヤ様と離れるのも……やっぱり嫌だし。」

我慢できなければ発散すればいい。
幸い落第街には斬ってもいい人間がたくさんいるのだから。

そうしてうまく発散していればだれも不幸にならないのだ。

フレイヤ >  
「約束よ?」

そう言って小指を立てた右手を差し出す。
それに小指を絡めれば、上下に振って指きりげんまん。
楽しそうに笑って、手を握り直して立ち上がるだろう。

「スズネ、私お腹が空いたわ。何か食べて帰りましょう。スズネは何が食べたい?」

そうして踊るように楽しそうにステップを踏みながら歩き出そう。
学生らしくジャンクフードでもいいし、ファミレスだとか回転寿司だとかでもいい。
雑な味の食事だって、彼女と食べればきっとおいしいのだから――。

刀々斬 鈴音 > 「約束する!」

指切りなんて最後にしたのはいつぶりだろう?
鈴音の記憶には残ってない……かなり昔のことなのだろう。

「鈴音はお肉、お肉食べたい!」

ハンバーグとかステーキとか。
主人と共に食べる食事はいつでもおいしい。

それがお金持ちでいいものを食べてるからというだけが理由でないのを鈴音はまだ知らない。

ご案内:「常世公園」から刀々斬 鈴音さんが去りました。
ご案内:「常世公園」からフレイヤさんが去りました。