2020/11/17 のログ
ご案内:「常世公園」に火光雷鳥さんが現れました。
火光雷鳥 > 今日も何時もの学業とアルバイトを終えて。一度寮に帰宅してからは最近里親になった茶トラの仔猫を肩に乗せて夜の散歩…は、いいのだけど。

「…ヒメさんや。何で俺の頭の上に乗るのかね。地味に歩き辛いんだけど。」

と、頭上のおヒメ様を上目遣いに見上げながら問い掛けるが、マイペースなのか仔猫は「みゃ」と短く返事を返すのみで、一向に頭の上から降りる気配が無い。

(まぁ、懐いてくれてるって事だから別にいーんだけどさぁ…。)

ただでさえ、最近は原因不明の『頭痛』が起き易いというのに、これで頭痛が誘発されたらしんどいのだけども。
ともあれ、やって来たのはそれなりに慣れ親しんだ常世公園だ。時間帯のせいか人気は無い。

「うーーしっかし、夜も冷え込むようになってきたなぁ、ほんと。」

パーカーのサイドポケットに手を突っ込みつつ、仔猫を頭の上に乗せながら自販機へと足を運ぶ。
取り敢えず、ホットのお茶でも買うとしよう。その後はベンチに移動して腰を下ろす…冷た!?夜気のせいか冷え切っている…まぁ、そりゃそうか。

火光雷鳥 > 「おーい、ヒメ。取り敢えず頭の上から降りてくれ。せめて膝の上とか…痛てててて!?爪!爪が頭皮にダイレクトアタックを…!!」

呼び掛けながら、頭上で寛ぐ仔猫を片手で抱きかかえて下ろそうとするが、仔猫が抵抗したついでに爪を立てたので頭皮にダメージが!!
地味に痛いけど、何とか引き剥がして(毛髪数本がご臨終したが)膝の上へと改めて仔猫を乗せる。
最初は不満そうに鳴いてこちらを見上げていた我がおヒメ様も、直ぐに膝の上で寛ぎ始めて。
流石、猫と言うのは気紛れなんだなぁ、と妙に納得しつつお茶を飲み始めて。

「ふぅ……やっとこの島にも少し慣れてきたがまだまだ知らねー事が多過ぎるよなぁ」

むしろこの島って割りとデカいし、危険地帯も幾つかあるって聞いたし地理の把握はしたいけど身の危険を感じないでもない。

「…うん、俺は凡人だから安全な場所でちまちま暮らしていくんだ…。」

片手で膝の上で丸くなっている仔猫を撫でつつ。仔猫が居てくれるお陰でぼっち気分が薄れているのが有り難い。

「…もうちょい友達とか増えるといいよなぁ。でも俺にそこまで素敵コミュニケーション能力ねーし…。」

肉体言語?ごめん、それは俺が死ぬ。凡人気質の自分は出来れば平和的な雑談をお願いしたい!何かツッコミ役になりそうな気がするけど。

火光雷鳥 > 「それはそうと、この原因不明の頭痛は何とかならんもんかな…いきなり来るし。」

今は特に何とも無いけれど。正直、さっきのヒメの頭皮ダイレクトアタックで頭痛が誘発されないかちょっぴり不安だったがさすがに大丈夫みたいだ。
…いや、大丈夫じゃねぇ地味に痛かったわ。まぁ、仔猫だからまだセーフ。

「…でも、こっちの病院でも特に異常なしって言われたしなぁ。…確かセレネさんに確認して貰った時は魔力で脳内スキャンぽいのされたんだっけか。」

それで引っ掛かりがあったのだから、異常無しって事は無いと思うのだが…分からん!!

(…俺自身が『気付いてない』何かがあるのかねぇ?いやいや、能力以外は特にこれといったモンはねーぞ、俺)

あ、魔力判定:Zというある意味でネタになりそうなのはあったが。…思い出して悲しくなってきたな。
ちびちびとお茶を飲みつつ、空いた手で仔猫を撫でる。…仔猫引き取って良かったなぁ、地味に癒される。

火光雷鳥 > 「よーし、気分転換もしたし帰るか。ヒメーー起きろ~」

お茶はまだ半分くらい残っているが、取り敢えずそれはポケットに突っ込んでおきつつ、膝の上の仔猫には悪いが一度起きて貰おう。
とはいえ、まだまだ眠たい盛りの仔猫さん。うとうとした感じのヒメに苦笑を浮かべて軽く抱き上げつつ。

「やれやれ、まぁ寝る子は育つって言うしな。」

こう、父性本能?かは知らないが刺激される。ともあれ、仔猫をそっと抱き抱えながら寮の自室へと戻るとしよう。

ご案内:「常世公園」から火光雷鳥さんが去りました。