2020/12/05 のログ
ご案内:「常世公園」に葉山翔一さんが現れました。
葉山翔一 > 「あー…疲れたな」

昼間の人探しを終え、結局は見つけはしたが逃げられたという事を除けば一応の成果。
頼んできた友人は文句を言っていたがそれはそれと聞き流して代価はしっかりと巻き上げ今に至り。
ちょっとだけ豪華な夕飯を終えた腹こなしに公園にまで足を延ばしてみる。

「この時間なら大丈夫か」

昼間ならば心配ではあるが人が少なくなった時間帯ならば大丈夫だろうとコートのポケットに隠れさせていた子猫を地面に下ろし。
そうすれば元気よく駆け始めるのを眺めては近くのベンチに腰を下ろし。

葉山翔一 > ベンチに腰を掛け駆け回る子猫を眺め、どこからか取り出したスポーツドリンクの封を切っては口に運び。
二級生徒だった頃の時折にあった物騒な揉め事もない最近にすっかりとだらけ気味。
商売も学園限定にしているので風紀委員にさえ気を付ければ危険もない日々。

「こういう毎日は考えてなかったよな」

どうして二級生徒を脱しようとしたのか理由は思い出せないが思い切ってよかったと考えれば自然と笑みが浮かび。
少々退屈になった日常は子猫のお陰で退屈と思える時間も減り、もう一匹飼えば程よい忙しさに丁度いいかと考えたりしとして。

葉山翔一 > そんなことを考えていれば懐のスマホが鳴り何事かと取り出すとただのアラーム。
ただ表示された時間を見てはしまったという顔になり。

「そろそろ帰っとかないとあいつがくるかもな。
シマ、帰るぞ」

来るときはこのぐらいの時間によく客が来たなと思い出せばベンチから立ち上がり子猫を呼び。
子猫が駆け寄ってくれば抱き上げ、少し考えてから肩に乗せる。

そうしてゆっくりな足取りで公園を去っていく。

ご案内:「常世公園」から葉山翔一さんが去りました。