2020/12/13 のログ
ご案内:「常世公園」にセレネさんが現れました。
セレネ > 冷える空気に澄んだ空、夜空に浮かぶは細い細い三日月。
新月も近いので、己としては困った期間。

首に巻いていたストールで抱えている仔猫を包み、寒くないよう気遣って。
ベンチに座ればカイロ代わりのホットなペットボトル(紅茶)を手に息を吐いた。

クリスマスまでもう少し。そろそろ友人や仲良くしてくれている人へのプレゼントを考えねばなるまい。

セレネ > 此方に来る前は医者として働いていたし少しばかりの貯蓄はあったからそこまでお金に困りはしなかったものの、
此処では一生徒であり医者ではない。
今現在バイトとして働いている所でも充分な生活は出来る給料は出ている。
…が、友人達に贈るプレゼントをそれぞれ用意するには金銭が心もとない。

「……委員会にでも所属するか考えるかなぁ…」

若しくはバイトをもう一つ増やすか、か。
健全な方だとそれが一番だろう。
ただ、自分の自由な時間が減るのがどうにも困るのだ。

セレネ > 己の技量を活かすなら生活委員だが、風紀や公安も気になる。
だが図書委員も捨て難い…。

「最悪、私の食費とか諸々削ればいけるわね。」

勿論この子の食費はなるべく削らないつもりだけれど。
白仔猫は青目を向け、己を見上げている。
蒼を細めて頭を優しく撫でれば嬉しそうに擦り寄って来た。
柔らかな毛並みとぬくもりが手に伝わる。確かな命が此処にある。

…これだけは、守り抜かねばならない。

セレネ > 気付けば手の中の飲み物は大分温くなってしまっている。
そろそろ帰ろうかと仔猫を抱え直してはベンチから立ち上がり。

本格的にどこかに所属するかどうかは今後じっくり決めるとして、
今はこの子が風邪を引かないように早く自室に戻らねば。

一歩踏み出せばふらつくも、倒れないよう踏み止まり、二歩目はしっかりと地面を踏み締めて。
ヒールの音を響かせながら公園を後にした。

ご案内:「常世公園」からセレネさんが去りました。