2021/10/02 のログ
ご案内:「常世公園」に毒嶋 楽さんが現れました。
■毒嶋 楽 > 「おさんぽ、おさんぽ……
と思って家を出たは良いが、流石に秋口だってのに暑過ぎんよ~」
陽光照り付ける公園の片隅、ベンチに半ば溶ける様に腰掛ける男が一人。
毒嶋 楽、風紀委員に出向中の公安委員である。今日は非番。
「全く生きてるだけでしんどい時代になっちゃってまあ
……いや、俺ちゃんがガキの頃からこんなでしたっけかね、まあいいか。」
大の大人が伸びているのを尻目に遊ぶ子供たちを遠目に眺め。
いやはや元気で結構結構、と年寄り染みた呟きを溢す。
■毒嶋 楽 > 「昔は俺ちゃんも年中無休で外を走り回る元気な子供だったが、膝に寄る年波を受けてしまってな……
いや、そんな事なかったか?図書室や教室の隅で本ばっか読んでるぼっちだったっけ?」
まあそんなことは良いんだけど、と独り言を繰り返す。
そうでもしないと暑さで気が滅入って来そうだったから。
一度滅入ってしまえば中々帰って来ないのが気というもので、楽のそれは人一倍帰って来ないのだ。
だからそう易々と滅入って貰うわけにはいかなかった。
「こんな事ならいっそのこと水着で出歩いちまえば良かったかね~なんて。
いやいや流石に怒られるわ。そんなワールドワイドなパークスタイル俺ちゃん向きじゃないわ。」
海外旅行した時にやろう、と続々と口から出まかせに独り言。
若干目が死んできている。うっすら涙目。