2021/10/30 のログ
ご案内:「常世公園」にセレネさんが現れました。
セレネ > 『…今日はそこまで寒くない…かな?』

元々寒さには強い己だが、今日は比較的風も冷たくない気がする。
空には薄く雲がかかっているが月が顔を覗かせており、
蒼を細めて満足げ。

日課の一つのお散歩…ならぬウォーキング。
尚、成果はそこまで大きく目に見えてはない。

いつもの公園に辿り着ければ少し休憩をとベンチに腰を下ろそう。
今の所喉も乾いていないし、寒くもないから飲み物はなし。

ご案内:「常世公園」にイェリンさんが現れました。
イェリン > 近づく万聖節と死者の日、前日は何の因果かハロウィーンなどとも親しまれ。
どこか浮足立った学生街をぼんやりと遠くの物を眺める心地で通り抜けて公園に立ち寄る。
いつかと同じ、ローズの香り。
月光に照らされて煌めくセレネが、そこにいた。

「良い夜ね、先輩」

いたずらっぽく後ろから声をかけようかとも思ったが、
どうにも会うたび驚かせてばかりなのはどうなのだろう。

自己をアピールするように硬い石畳にブーツの足音を響かせて、
ベンチに向かい、高い視点から蒼を覗き込むようにイェリンは声をかけた。

セレネ > ハロウィン。収穫祭とも鎮魂祭とも言う時節。
カボチャやお化けの飾り付けに、街には仮装した人達が集う季節。

「――!
あら、こんばんは。今日も良い夜ですね、イェリンさん。」

カツカツと石畳に響くブーツの音。
声を掛けてくれた彼女は、夜色の髪を持ち己と似た蒼を持つ後輩さん。
ただでさえ高い彼女の背丈から覗き込まれると、
なんだか少し羨ましくも思ってしまう。

己の身長でも女性では充分高い方なのだろうが、
それ以上のスタイルの良さを持つ彼女にほんのり羨ましい気持ちを抱いてしまうのは
己に自信がないせいなのだろうか。

挨拶に微笑みを返しながら、穏やかに言葉を返すだろう。

イェリン > 「物珍しくて学生街を歩き回っていたのだけど、ダメね。
人の波に酔っちゃいそうで、逃げて来ちゃったわ」

雰囲気に慣れなくって、と口惜しそうに唇を尖らせる。
学校の催しや街の物、色々と興味本位で見て回れた初めは良かったが、
段々と目が回ってきてしまった。

「先輩も仮装したりするのかしら?
それともお祭りはお嫌い?」

イェリン自身、祭りや催しが嫌いなわけではないが、
自身の知る形と違うソレに困惑したというのが本音だ。

「お隣、いいかしら」

セレネ > 「あぁ…この時期は人も増えますからね。
人酔いするの、とてもよく分かります。」

己も人が多い所は苦手だからよく分かる。
唇を尖らせる彼女が、なんだか可愛らしく見えて
クスクスと小さく笑ってしまいながら。

「んー。お祭り自体は嫌いではないのですけど、
私は参加するよりも遠くで見ている方が好きでして。」

仮装については、貴女もしたりするのかしら?なんて悪戯っぽく尋ねてみたりして。
仮装するのなら、それは是非とも見てみたいものだと思う。

「あ、えぇ、勿論。」

彼女の言葉にはた、と蒼を瞬かせてはベンチのスペースを開けて座るスペースを設ける。