2021/11/09 のログ
ご案内:「常世公園」に鞘師華奈さんが現れました。
■鞘師華奈 > 深夜の常世公園。公安の雑務と例の極秘任務の単独遂行は続いている。
…が、今の落第街の状況を考えるとどうにも進展はよろしくないのが現状。
(…ほんと、公安としては新人なのはそうだけど自分の適性に疑問が残るね)
ただ、極秘任務かつ単独なので同僚にも外部にも一切漏らせない訳で。
内容自体は言ってしまえば人探しなのだが――当事者の失踪が15年前だ。
「……最近はあまり部屋にも戻れてないのが辛いなぁ。」
飼い猫もちょっと成長してやんちゃ盛り。知り合いに一時預かって貰ったり面倒を見て貰ったり。
それでも、こう中々部屋に戻れない日々が続くと流石にちょっとしんどい。
「……食事も外食ばかりだしなぁ。」
基本的に自炊派である。最近は学業と仕事に時間を割き過ぎて疎かになりがちだ。
口の端に咥えた煙草をぴこぴこと上下に揺らしながら、公園のベンチでちょっと黄昏る。
ご案内:「常世公園」に鞘師華奈さんが現れました。
■鞘師華奈 > あと、偶に仕事をこちらに押し付けられそうになるが、勘弁して欲しい。
誰とは言わないが…いや、まぁあちらの苦労も自分なりに分かるのだけど。
「――裏常世渋谷にも中々探索に出れないし…参ったね、どうにも。」
自身の肉体の”不安定”さは自覚済み。いち早く自身の蘇生原因を探りたいが、時間は有限だ。
仕事を疎かには出来ないし、自分の事だけを優先する事は中々に難しい。
思い出したように、ライターを取り出して煙草の先端に点火――立ち上り始める煙越しに宙を眺める。
落第街の状況については、まぁ公安の端くれだ――手に入る情報は概ね掴んでいる。
とはいえ、上司から何か指示が出ている訳でもないので、そちらに関してはノータッチだ。
(――とはいえ、件の人物が落第街かスラム辺りに居るのはほぼ間違いないのが辛いね…。)
”隙間”を見て静かに目立たず任務を遂行しなければならない。…とはいえ時間は結構経っているが。
■鞘師華奈 > 「それに―――…」
かつての仲間達の遺した遺品…と、言えるのかどうか。
違反部活――■■■■の痕跡を回収しておきたい。
3年前のあれこれを思い出すので、今までは意図的に避けてはいたが。
「やる事が嵩むと、益々部屋に戻れる時間が減るなぁ。」
本当、偶に寝る時くらいしか戻っていない気がする。
昔のツテで落第街にもセーフハウスは幾つか確保はしている。
が、先の”戦火”で一部は完全に瓦礫の下だろう。また候補先を探さないといけない。
「………ハァ。」
深々と溜息と共に紫煙を吐き出す。中々に疲弊が溜まっていると感じる。
きっと、今なら私の異能の破壊力は凄い事になるんだろうなぁ、とどうでもいい事を考えて。
■鞘師華奈 > 「――…会いたいなぁ。」
”相棒”に。……少しの間を置いて、急に恥ずかしくなってきたのか、若干顔を赤くして咳払い。
「んんっ……いけない、私とした事が…。」
疲弊が溜まって来ていて弱っているのかもしれない。
いかんいかん、と煙草を蒸かしながら気を取り直す。
赤い瞳が周囲を探る…うん、誰にも見られたり聞かれていないな?
あまり、こういう所は人様に見られたり聞かれたくはないのである。
首元に身に付けた黒いチョーカーを一度指先で撫でるように弄りつつ。
「まぁ、あちらあちらで夢を追って頑張ってる訳だし。
…私はまだ夢すら持てて無いけど――…。」
やる事はやらないとね、と気分を改めておこう。
■鞘師華奈 > それに――友達と約束したのだから。
私は私の『物語』を歩むと。そして何時か笑ってまた会おうと。
だから――まず、自分自身を私は正しく理解しないといけないのだ。
こんな曖昧で不安定なままでは、きっと遠からず取り返しの付かない事になりそうで。
「……でもまぁ、生活リズムは改善しないとなぁ。」
ティガ――とある少女から里親として引き受けた飼い猫とも会いたい。
その為にも、目の前に積み重なった仕事やら懸念事項を一つ一つ片付けて行くしかない。
「――…うん、私は『人間』だから、さ。」
どんなに遅い歩みでも、何度も立ち止まっても。
進み続ければ先にあるものと信じていたい。
煙草が短くなって来たので、携帯灰皿を取り出してグリグリと火を消しておく。
■鞘師華奈 > さて、息抜き…にしては、色々考え込んだり恥ずかしい呟きを漏らしてしまったけれど。
あまりこうしてダラダラ過ごす訳にも行かないのだ。
以前と違い、もう”怠惰”に生きる訳にはいかない。
「……取り敢えず、仮眠くらいは取ろうかな…。」
思わず漏れそうになった欠伸をかみ殺しながらベンチから立ち上がり。
部屋に戻る―ーのではなく、仕事も考えて歓楽街のカプセルホテルにでも泊まる事に決めた。
そのまま、フラリと歩き出して公園を後にしようか。
ご案内:「常世公園」から鞘師華奈さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に葉山翔一さんが現れました。
■葉山翔一 > 放課後の常世公園の一角のベンチ。
自分と同じような学生や公園を利用する人の姿を眺めては来る途中に買ったポップコーンを口に運ぶ。
膝の上には子猫と言うには育った猫が丸くなってお休み中。
その猫を時折に撫でてはだらりとした時間を過ごし。
「なんつーか…こういうのっていいよな…」
授業を終えては猫を撫でて過ごすという今までになかった時間。
まだ一般生徒の生活に慣れ切ってはいないがそれなりに楽しい時間を満喫。
こうして少しの間の時間をつぶした後はどうしようかと考えながら猫を撫でポップコーンを口にし続けて。
■葉山翔一 > そうしてゆったりな時間を過ごし、ポップコーンがなくなれば眠っている猫を抱き上げて去っていく。
ご案内:「常世公園」から葉山翔一さんが去りました。