2021/11/21 のログ
ご案内:「常世公園」に七咲孝弘さんが現れました。
七咲孝弘 >  
「ほっ、ほっ、ほっ」

俺の名は七咲孝弘。何処にでもいそうな14歳の男子学生だ。
今は何をしているのかって?
見りゃ分かるだろ?池の周りを無限に走っているんだ。
いわゆるジョギングだ。体作りは戦いの基本だからな。

「……30!よし…休憩すっか……はぁ、…はぁ……」

自販機で麦茶を買って、適当にベンチに腰掛ける。
空を見上げる。程よく雲がある、晴れの空。
あー……いい天気だな……。
少し肌寒いが、かえって運動するには丁度いい。
麦茶をグビグビと飲んで、一服する。

七咲孝弘 >  
「ふぅ……行くか。よっと」

息も落ち着いた所で、運動を再開しよう。
わざとらしく上着を翻して立ち上がり、麦茶のボトルをちゃんと捨ててから、また池の周りを走る。

走りながら、周囲の様子を見渡す。
この公園にあるのはいつも変わらない平穏な日常だ。

だが、そういったものは簡単に崩れ去る。そうに違いない。
その時、俺の力は目覚め……世界を救う。そうに違いない。
だから、こうして運動を続けている。いつかその時が来た時に、
動けなくては話にならない。そうに違いない。

七咲孝弘 >  
「はぁ、はぁ……暗く、なってきたな……」

周回数もキリがいいし、いい頃合いだ。そろそろ帰るとしよう。
ジョギングの走りのまま、公園の門を抜けて走り去っていった。

ご案内:「常世公園」から七咲孝弘さんが去りました。