2021/12/15 のログ
ご案内:「常世公園」に霧島 孝介さんが現れました。
霧島 孝介 > 突然だが、皆さんは1万円の価値はご存じだろうか。
社会人にとっては日給になるかもしれないが、学業が本分の学生が
非正規雇用、即ちアルバイトをしたとして、2~3日、あるいは週給に相当する金額だ。

そんな金をソシャゲのガチャに突っ込むと、こうなる

「………」

公園のベンチで白黒になり、魂が抜けかけた青年。
これが末路である。
人気のソーシャルゲーム、それに今日実装された新キャラ。
鬼の最高レアの☆5キャラを引こうとしたら、この始末。
天井一歩手前で石も尽き、完全に力尽きていた

(俺の岩ホモパが……)

目当てのキャラは岩属性であった。

霧島 孝介 > 「いや、待て、落ち着こう、落ち着け」

自分に言い聞かせるように画面を見る。
0になった石の表示にショックが隠し切れないが
持っているキャラ一覧を眺める。

前回のピックアップは氷属性の大剣を持つ女性。
それは3凸した。…いや、3凸したせいで今生活がちょっと厳しいのだが
5万円って…後悔は無いけど痛いぞ。

件の女キャラを選択しボイスを聞く

『騎士団を倒した後は、君だからね。おとなしく私のそばにいて、すべてを見届けなさい』

(んんんんん、好きだ!!!)

やっぱり後悔はない。

霧島 孝介 > 「やっぱり、声優さんが良いよね…」

顎に手を添えて神妙な顔をする。
公園という立地もあり、明らかに不審者だ。
通報はされていないものの、そこら辺の遊具で遊んでいる子供のママさんの視線が痛い。

でもそんなことは気にせず、ポチポチとゲームをやる。
まずは今日の分のスタミナを濃縮して、それからデイリーをやっておこう。

帰ったらキャラごとの専用クエストも進めなければ…

「何気に忙しいな…」