2022/07/16 のログ
ご案内:「常世公園」に笹貫流石さんが現れました。
笹貫流石 > 「―――うん、そろそろマジで休みくれませんかね…。」

エセ社蓄さんは今日も健在です…なんて、おふざけはまぁさて置くとして。
常世公園の一角にあるベンチの一つにぐったり浮浪者の如く横になってダウンしている学生服の少年。
何時もの如く瞳は糸目のまま、何時も付けているイヤホンからは何かの音楽が僅かに垂れ流されている。
…と、いうか耳から若干外れているがそれを耳に嵌め直す気力がいまいち無い。

「…そもそもさーー、曲者揃いの監視対象を監視するってーのが無理ある訳ですよ。
空飛んでばかりだったり、常に毒纏ってたり、夢見がちファッキン(以下略)だったり引き篭もりだったり。」

誰一人として大人しくしていないし、行動パターンがてんでバラバラな訳だ。
中には、行動パターンどころかそもそも引き篭もりニートもどきも居るんだけども。

ちなみに、ソイツの所に訪問したらパシリにされた恨みは忘れない。その回数、実に67回。

「……おのれ、【電子戦殲】…覚えてろよーー…律儀に駄賃くれるのはいいけど。」

いや、当たり前だろうむしろ何で俺はパシリさせられてるんだと。ハッ!?と、気付くが直ぐに顔を上げかけてダウンした。ちかれた。

笹貫流石 > 「…あーー…俺も【妖精】の姐さんみたいに指定解除されんかな…ムリかー…。」

ちょっと愚痴というか泣き言になってきた…うん、まぁ何時もの事なんだ済まない。
このまま眠りたくもなるが、流石にそれはあかんのでゆっくりと上半身だけ身を起こして。

相変わらず糸目のままなのは、目を開く=異能が発動なのでこの目付きにならざるを得ないのだ。
こう、能力封じの眼鏡とかみたいなのねぇかなぁ、とたまーに思ったりする。
取り敢えず、ズレていたイヤホンを耳に嵌め直して音楽を聴きながらぼんやりする。

「あーーー…学生なのに青春らしい青春ぜんっっぜん、してねぇよなぁ、俺って。
もっとこう、ダチとつるんだりイベント参加したり、女の子と知り合いたいなぁ。」

まぁ、一応学生なもんでその程度の当たり前の望みくらいはあるのだ。
ただ、目を開けるとあちこちに【死の気配】が認識できるのはちょっと、いや、かなーーり嫌だけども。

笹貫流石 > 「いかんねぇ、どーにも。まーだ17歳だよ俺?この調子じゃ気付いたらおっさんになっちまう。」

枯れた青春どころか童貞のまま死んでしまいそうだな…それは嫌だな…。
何か、こう、寝起きや眠気特有のあれっぽいふわっふわした思考になりつつある。
やっぱり疲れてるんだろうか…おかしいな、学生ってもっと明るい青春送ってもいいと思うのだけど。
まぁ、青春の送り方は個人差があるのは当然としても、だ。

「…癒しっつったら、こうして適当に好きな音楽を垂れ流してぼんやりしてる時くらいだよなぁ。」

薄っすらと目を開ける…ぼんやりと見える景色は一見ごく普通のそれだけれど。

「……人選間違ってねーかなぁ、異能なんて選べないとはいえ。」

直ぐにまた何時もの糸目に戻ってベンチの背凭れにぐったり背中を預けるような姿勢。
”お仕事”の疲労感もそうだけれど、付き合いも長いとはいえこの異能もストレスが結構溜まる。

ご案内:「常世公園」に清水千里さんが現れました。
清水千里 >  
「大変だねえ、君も」

 ぐったり背中を預ける笹貫を上から覗き込むようにして、清水が彼の目の前に現れる。
 その顔はいつも笹貫の前で彼女が見せるような余裕のある笑みで。

「委員会の人間は君を少々手荒に扱っているようだな、
 私からきみのところの上司に一言言ってやろうか?」

 そういって、彼の頭にポンと手を当て、少し撫でながら。

「それと、はいこれ。半年遅れのバレンタイン」

 と、彼の垂らした手に手作りと思われるクッキーの入った袋が乗せられ。