2022/08/15 のログ
■蘇芳那由他 > 「……そもそも、僕って海水浴とか遊びに誘える友達は――…。」
じっくり数分間考えてみよう。これは無駄な抵抗では無い。決して無い。
…結論。そこそこ会話したのが、二人しか居なかった。どちらも海水浴に誘える人たちじゃない。
…むしろ、片割れは裏常世渋谷とかあちらの住人だ…ハードルが高すぎるレベルじゃあない。
「……いや、まぁ、陽炎さんは確かに水着とか――……すいません、僕が悪かったです…。」
勝手に想像してしまって勝手に謝るという一人ボケツッコミじみた事をしつつ。
取り敢えず、幽世の彼方の残り火たる女性に拝むようにして深く頭を下げておく。
…右腕が骨折していてギプスなどで固定されているので、左手で拝む形だが許して貰うしかない。
「…もっと交友関係を広げないと…だね…。」
それは自然に出来るものではなく、自分で広げていかねばならぬもの。勿論、偶然の出会いなども多いだろう。
ただ、自分の人生、自分が主役なのだから思い切ってあれこれ動いてみなければ何も始まらないし変わらない、らしい。
「…誰かの受け売りだけど…まぁ、その通りなのかもしれない。」
■蘇芳那由他 > 「…取り敢えず、怪我も治しつつもうちょっと島の事をあれこれ知らないと…。」
あと、授業も何とか付いて行かないと流石に留年はちょっとまずいかな、とも思う。
コーヒーの最後の一口を飲み干せば、ベンチ脇にあった空き缶専用の方のゴミ箱にダストシュート。
そのまま、軽く一息ついてから立ち上がれば、そろそろ戻ろうかと歩き出して。
ご案内:「常世公園」から蘇芳那由他さんが去りました。