2022/08/20 のログ
■深見 透悟 > 「いてて……いや、今の普通の人間なら『いてて』なんて可愛いもんじゃなかったんだろうけどさぁ」
死んでて良かったわーと鼻の頭を擦りながら呟いてみたり。
服が多少汚れたけれど、仰向けに倒れる事だけはどうにか避けたので背中のテディベアことリリィは無事である。
はーやれやれと立ち上がれば、違和感を覚えて。はてさてと違和感の出処を探れば、右腕が曲がっちゃいけない方に曲がっていた。
おそらく地面に激突した際に変形してしまったのだろう。
「あー、これも人間なら一大事というかなんというか……うぇ、見る方が痛い……」
さっさと直そう、と目を逸らして、ぐりんっ!と腕を捻れば。
あら不思議、グロ注意な腕がすっかり元通りに。肉体が作り物だからこそ為せる業。
■深見 透悟 > 「はー、やれやれだ
誰か驚かそうにも誰も来ないし、しゃーねえ今日の所は帰ってやらあ!」
夏休みの内に一人くらいは驚かせたい。
そんな幽霊らしい野望を胸に、街灯の明かりの下を足取り軽く進んで帰路に着く透悟なのであった。
ご案内:「常世公園」から深見 透悟さんが去りました。