2022/09/10 のログ
ご案内:「常世公園」に乱桜 ありすさんが現れました。
■乱桜 ありす > 公園内を涼みがてら散歩中。
8月が終わってもまだ暑いことに変わりなく
熱中症に悩まされ、倒れてた時期もそろそろ終わりを迎えてほしくもあるけれど。
リハビリがてらウォーキング。
流石に徒歩で遠出はまだできない。
そんな状態で、誰かベンチに座っている様子が見えて。
異能の制御スイッチ強めに入れて抑え。
会釈して通ろうとしたところで、既視感
「……おっと、お久しぶり、です?」
少し小首をかしげての挨拶一つ。
■鞘師華奈 > 「……ん?」
普段なら、声を掛けられる前に足音や気配などで凡そ早めに誰が来たかを察するのだけれど。
精神的な疲労感が未だ残る故か、どうにもその辺りの感覚も何時もより鈍っているらしい。
それでも、声を掛けられればそちらへと赤い双眸を向けてから…一度ゆっくりと瞬き。
「…あぁ、何だアリスか。久しぶり…かな?同じ寮でも中々会わないものだね…。」
と、小さく口元だけ微笑みつつ軽く手をヒラヒラと緩く振ってみせる。
スマホはそのままポケットに仕舞い込みつつ、煙草の煙を蒸かしながら。
「…おっと、失礼。」
流石に煙草の煙を垂れ流しは不味いか、と携帯灰皿を取り出せば、そこに吸殻を押し込んで一息。
喫煙者としての最低限のマナーは一応は心得ていはいるのだ。
■乱桜 ありす > 「すっごいお久しぶりです。……夏バテと熱中症で倒れてたから、会わなかったというか、外出られなくて」
疲弊感たっぷりを大げさに見せて。数割増しで冗談も入れてますよあぴーる。
現実は今涼しい時間だからまだお外出られてる、そんな状態。
「あ、それは別にいいんです、けど。来たのは私です、し?
けど、もしかして、お疲れでした?」
以前よりも元気やらはそれでもちょっとなさげに、赤紫の瞳も心なし光が薄く。
時間的なものもありそうではあるけれど、自分だけじゃなくて相手も…一服ともいうしお疲れかどうか、お伺い。
■鞘師華奈 > 「あぁ、確かに常世島は熱帯のような気候だしね…夏場は本土より地獄だろうし…。」
体質などにもよるが、暑さで体が参ってしまうのは致し方の無い事であろうか。
ご愁傷様、と苦笑気味の表情で口にしつつも、こうして外に出られているという事は体調はそこそこ戻ったと見ていいのだろうか。
「…まぁ、ちょっとね。精神的な疲労が少々溜まっているというか抜け切れてないというか…。」
見知った少女ではあるが、流石に自分の能力やこういう状態になっている経緯をいきなり話す訳にもいかず。
適当に詳細はぼかしつつも、精神的な疲労感は事実であるので素直に口にしつつ。
「…むしろ、私よりそっちは体の調子は大丈夫かい?今は真夜中に近い時間帯だから、気温も涼しいからいいけど。」
これが昼間だったら、悪天候でもない限りは地獄の蒸し暑さであろう。
一見するとアリスの調子は平気そうに見える…が、それはあくまで涼しいからであるようにも思えて。
■乱桜 ありす > 「割と、しんどかったですね、特に7,8月は」
なんとか、その辺の地獄の時期は超えた、超えれた、はず。
思い返せないのは何でだろう。
異能のせいで空調が付けられないからなのかもしれません。
特にねている間の脱水とかも…
「胃が痛い、みたいな?」
何か問題でもあったのだろうか、と労わろうとする姿勢。
肩でも揉みます?的な手つき。
「今のところは大丈夫ですよ?ちょっと部屋を換気がてら出てるので…」
■鞘師華奈 > 「…確かにね。魔術が使えるなら、弱めの冷気の魔術を服の中に展開して涼むっていう手もあったりするけど。
もしくはそういう系統の異能持ちとかね。後は、扶桑百貨店でそういう道具とか売ってるだろうし。」
あそこは何でも揃うしね、と小さく肩を竦めてみせつつ。
彼女の問い掛けに、苦笑交じりにどうしたものかと説明を考えるが…。
「…実践してみせた方が早いかな。ちょっと右手を出してくれるかい?」
と、言いつつこちらからも右手を差し出していわゆる握手のポーズ。
彼女が握り返してくれれば、己の能力を発動して彼女の肉体的・精神的な疲労を取り除いていくだろう。
機械関係ではなく、純粋に女の異能によるものなので彼女にも効果は出る…筈だ。
■乱桜 ありす > 「それなんですよ。
魔術も練習したんですけど何か魔術がばぐっちゃって……。」
道具はたぶんダメだと思うので、どうしたものか、と。
腕を組んで考えこみ。
「え、あー。こう、ですか?」
首をかしげながら握手。
疲労は確かに取り除かれていく、いくのだが。
2か月以上にわたる空調なしの慢性的な疲労は重い。
取り除きすぎた場合の影響は大きいかも知れない、が。
■鞘師華奈 > 「…ちょっと待った。魔術がバグを起こすっ…って、それは普通じゃない気がするんだけど…?」
彼女の能力など詳細を知らない女からすれば、極々当たり前の反応であろうか。
むしろ、魔術がバグを起こすという現象に心当たりが無いので、前例がどれほどあるのかも分からないが。
「……うん…流石に全部はきついけど…まぁ、このくらい…なら。」
握手した右手を通じて、彼女の心身の疲労を自分へと吸収、肩代わりしていく。
女の異能は疲労に特化した力で、本来の使い方はむしろ逆に己の疲労を対象に”押し付ける”もの。
これはそれとは逆の応用で、対象の疲労を吸収して楽にする為のものだ。
前回、同じ寮の知人に能力を行使した際に想定以上の負荷でダウンしてしまった反省もあり…
全部ではないが、それでも8・9割程は彼女の疲労を取り除いておく。
当然、その肩代わりした分の疲労は女が全て背負う形となるが…やがてゆっくりと右手を離して。
「……どう?疲労は殆ど取り除いたと思うけど…。」
代わりに、彼女の疲労をほぼ2か月分引き受けた女の方が先程より消耗気味だけれども。
■乱桜 ありす > 「……私自身の異能関連の気がしてます。」
わりと希望だった暖房冷房魔術がばぐったからか、遠い目をして、心当たりをつい口に。
「むしろ、それ大丈夫ですか。
ありがたいのはありがたいですけど、病院行かなくて平気ですか?」
おろおろと不安げにしつつ頭下げて顔色見て。
電話も出来ず病院にすらいけなかったことを思い出せば、此処から近い病院はどこ、と思い返さんばかりに慌てだし。
■鞘師華奈 > 「……正直言うときっついね…けど、私の異能はこういうのだから…。
せめて、こういう見知った人間に活用しないと…宝の持ち腐れも良い所だからね…。」
と、かなりぐったりしつつも、彼女の異能関連で魔術がバグを起こした、というのが気に掛かる。
彼女の疲労ほぼ2か月分を引き受けたので、ぐったりしたまま苦笑気味に。
「…あぁ、大丈夫…君から吸収した疲労は、逆に発散すればその分帳消しになるから…。」
つまり、吸収とは逆に、本来の使い方をすれば疲労が消費されて体が楽になる。
もっとも、だからといって訓練や戦闘以外だと、それこそ誰も居ない場所で破壊行為として能力を使うしかない。
彼女の力と比べればデメリットは無さそうに見えて、これはこれで厄介なのである。
■乱桜 ありす > 「…ほんと、何かでお返ししたいですけど……
宝の持ち腐れ、かぁ。」
自分の異能に思う所があるために、宝という表現に違和感を感じてはいるものの
「…あ、じゃあ、その発散くらいは手伝いますよ、どうすればいいでしょうか?」
発散方法を聞かずに、お手伝いをせんと笑顔で接近して。
やる気満々に前のめり
■鞘師華奈 > 「……お返しはーー…まぁ、適当で良いよ…学食1回分奢りとかでもいいけど…。」
と、口にしつつもどうやら発散、という言葉に彼女を少し誤解させてしまっている気がして。
前のめりなアリスに、まぁまぁ落ち着いて、とばかりに右手を挙げて彼女の頭をぽんぽんと優しく叩こうと。
「私の異能は、自分の疲労を生物や無機物に強制的に押し付けるものでね。
まぁ、日常ではあまり役に立たない、というか傍迷惑なものなんだけど…。
…で、今アリスにやったのはその力の応用で、触れた相手から疲労を吸収して私が肩代わりするってやつなんだ。
…当然、相手の疲労を吸収するから精神や肉体への負荷はかなりのものなんだけど…」
と、ここで言葉を一度切ってから一息。矢張り苦笑気味にアリスを見上げて。
「発散っていうのは、つまり…今、吸い取った疲労をモノや誰かに押し付けるって意味ね。
誰かに押し付ければ、相手は体調を崩すし…モノに押し付ければ、その物体は破壊される。
だから、流石にアリスにまた疲労を押し付ける…返品する訳にはいかないんだ。」
発散=誰か/何かに疲労を押し付ける、という図式なのだと語り。
■乱桜 ありす > 「まぁ、奢りでもいいですし、デザート持ってってもいいですよ」
お食事ならそれはそれで、と頷いて。
あれ?と頭ポンポンされてからまわりの分の気力が抜けたような表情に。
「あー、あー……それってつまりは。
そうですよね、返品・・・いえ、耐えきれない分は流石にした方が良いんじゃないかと。
体調崩すのはもともと私の疲労ですし。」
けど気が咎めるのも分からなくはなくて。
「……甘い物でも飲みますか?」
少しは楽になるかもと、持ってきてた水筒を差し出して。蓋のコップ部分を回して開けるとココアの香り。
■鞘師華奈 > 「…そうだね、じゃあそれくらいならお言葉に甘えようかな…。」
普段、あまり甘い物は食べないが別に嫌いではない…どちらかといえば好きだ。ややビター寄りだが。
彼女の頭をぽんぽんと叩いて落ち着かせつつ、右手を下ろしながら。
「…私から自主的にやっておいて、相手に返すのは私的には容認できなくてね…。」
ぼそり、と。元々が割と生真面目な気質で、割と背負い込みがちな所もあり。
そういう意味では頑固でもあり、自身が自主的に能力で引き受けた疲労を元の人物に返すつもりは無い。
逆に、誰かに押し付けるのも嫌なので――結果的に、地形破壊にならない程度にモノに押し付ける形となる。
(まぁ、それまではずっとこの状態なんだけどね…。)
結局、疲労をモノか人に押し付けるまではずっと女の肉体が疲労を保持したままなのだ。
と、彼女が差し出した水筒に視線を向けて。開けられたコップにもなる蓋部分。
ココアの香りが程よく漂ってくれば、折角だから「じゃあ一杯頂こうかな」と頷いて。
■乱桜 ありす > 「正直言えば、あのままだと病院行かないといけないかも位だったので…もう少し言ってくれてもいい位ですし。」
デザートのれぱーとりーの中でもいいのを用意しよう、と落ち着きながらも考えて。
「んん………それは、なんとなくわかるんですけど。」
聞こえた部分だけにこくり、と頷いてしまえば。
理解できてしまうのだ。自分の異能の責任は自分で、みたいな感覚として。
大迷惑型、と言っていいタイプの異能があるだけに。
だから、せめて癒されてもらおうとココアを注ぐ。
一応水筒の中身は多少冷えていて、ココアの甘さは…ちょっと甘党向け位なので合わない可能性もあるけれど。
■鞘師華奈 > 「……それなら、尚更こうして私が疲労を肩代わりしたのは正解だったかな…。」
今は落ち着いているようだが、結局彼女の不調はまだ続きかねないという事だったから。
そもそも、冷房も部屋にはあるだろうしそれほど外出する予定も無い限りは熱中症にはなり辛いのでは?
と、思うが先の彼女の魔術のバグ発言から、もしかして…という推測はあって。
「…ありがとう…じゃあ、一杯だけ頂きます。」
と、律儀に軽く頭を下げてから水筒の蓋でもあるコップを受け取ってココアを一口。
…確かに甘い。甘党ではない女からすれば甘ったるいくらいのレベルだ。
ただ、喉は潤せるし糖分の補給にもなるだろう。そのまま、ぐいっと一杯飲み干して一息。
「…ふぅ、ありがとう、ご馳走様。」
小さく微笑んでからコップを彼女に返そうとして。
■乱桜 ありす > 「あ、あははは。」
本来行くべき時に行けてないのは言わないでおこう。
言うとより無茶させてしまいそうだから、などとおくちチャック。
「お粗末様でした。」
緩やかにペコっと頭を下げて、そのまま受け取って蓋を締める。
そうしてから周囲をちょっと見まわして。
「それじゃあ、送りますか…?疲労が入っちゃってるんですし、帰る先同じですし。」
寮が同じで疲労受け持ってもらって、送らない、というわけにもいかないな、と、提案してみて
■鞘師華奈 > 「…ともあれ、アリスにも何か事情はありそうだとは思うけど…。
あまり疲労とか溜め込まないようにね…まぁ、私がどうこう言えるものでもないけどさ。」
そう、口にしつつ彼女に水筒の蓋を返せば、疲労感を誤魔化すように軽く首や肩を回しつつ伸びをして。
「…そうだね……じゃあ、折角だしお願いしようかな…?」
数少ない同じ寮の知人だし、一人でも帰れない事は無いが万が一、という場合も有る。
それに、疲労は取り除いたとはいえ、もしアリスの体調に何らかの副作用があったら自分が対処しないといけない。
と、まぁそんな思惑もあり彼女の提案に乗る事にする。ゆっくりとベンチから立ち上がれば、
「…ふぅ…よし、それじゃ行こうかアリス。道中よろしく。」
と、冗談めかして微笑みつつ彼女と共に寮へとゆっくりとした足取りで戻る事だろう。
ご案内:「常世公園」から鞘師華奈さんが去りました。
■乱桜 ありす > 「…ど、努力はしてみます。」
視線が泳いだ。
疲労をため込むのは軽い物なら割としょっちゅうだからだ。
主に交通機関を使えないから徒歩な意味で。
「はいっ、じゃあいっきましょー。
……かなさん、でいいです?」
おー、と手を上げて道中よろしくと言われれば、元気よく任された、みたいな意気込みを見せ。
ゆっくりと歩調を合わせながら寮へと帰っていく。
途中で雑談に花が咲くか、疲労を心配して口数少なめになるかは……後次第
ご案内:「常世公園」から乱桜 ありすさんが去りました。