2022/10/12 のログ
ご案内:「常世公園」にアイノさんが現れました。
■アイノ > 『止められるもんなら止めてみな。』
海外の言葉で罵倒しながら、ドリブルしながら左右に身体を揺らす。たん、たん、っと前に足を出すステップを繰り返しながら、年上の青年を前に頭一つ分はゆうに小さい少女が口の端を歪める。
コートを独占していた3人に堂々とケンカを売っての3戦目。
おそらく一番上手いボス格相手に、堂々の同点。ツインテールの少女は言語も万能ならば、スポーツも万能だった。
お互いに何か能力を持っていても使わないという約束だが。
『さあ、終わりだよ!!』
ぐ、っと姿勢を屈めて低いドリブルで横をすり抜けようとする少女。
■アイノ > 「っとぉ、っ!?」
どん、っと身体をぶつけられて、小さな体は簡単に吹っ飛んで地面を転がる。
最初は少女だから、と優しくしていたのを辞めたのだろう。ファウルすれすれ……いや、完全にファウルの行為も混ぜながら潰しに来ている。
「…………いー、って。………今のファウルだからもっかい私だよな。」
ちぇ、っと舌打ちをしながら立ち上がる。
むしろ、それくらい本気で来てくれないと面白くない。……が。
しこたま3人とも煽りまくったせいか、相手の目に殺気がこもっているように見える。
ボールを受け取りながらも、下手したらラリアットの一つでも飛んできそうな気配に、舌をぺろ、と出す。
やりすぎたな私。てへ。
■アイノ > ボールを受け取る。受け取ったその流れで膝を曲げて………不意打ちの長距離シュート。
そのまま相手がゴールに吸い込まれるボールを眺めている間に。
「それじゃ、私の勝ちってことで!」
んべ、っと舌を出せば、公園のフェンスをがしゃん、っと音を立てて登って逃亡するツインテール。
激怒した3人が追いかけてくることを感じるが………それこそパルクールは彼女の得意分野だ。
けらけらけたけたと笑いながら、壁をよじ登って。
そんじゃねー!
ご案内:「常世公園」からアイノさんが去りました。