2019/02/10 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」にジャムさんが現れました。
ジャム > 「試験終わったあああ!」

放課後のカフェテラス橘、そのテラス席にて1人の異邦人が突然吠えて両腕を思い切り伸ばした。ついでに獣耳も尻尾も全力で伸ばした。

まるで全試験日程が終わった中学生のようなはしゃぎようであるが、もちろん試験はまだ続く。
当人もそれは十分知っている。
今日分の筆記試験をがんばった自分へのご褒美にカフェへ来たのだった。軽い現実逃避である。

「試験で死んじゃう寸前の僕の脳みそに、あまーいご褒美を与えなくては……!
うーん、何にしよう」

色々言い訳をこじつけるが、要するに今、とっても甘いものが欲しい。
カフェメニューをペラペラめくってにらめっこ中。

ジャム > 「あのあのー、お願いしまーす!
……この、ウェイストランドハイランダーフェニックスギガ盛りヘヴンパフェのLサイズとカプチーノ、ください!
あー……、それと、こっちのティラミスとアップルパイのバニラアイス添えと、あとー、――」

通りかかったウェイトレスさんを片手ブンブンして捕まえて。
迷うぐらいだったら頼んじゃえの精神で欲しいままに、メニューで目についた名前のパフェを注文した後に
あれもこれもと甘味を求め続けていく。
間もなくテーブルの上は色とりどりとスイーツが並び。獣耳ピコピコと美味しそうに頬張る異邦人の姿があったとか。
お小遣いは相当に目減りしたものの、明日からも続く試験(バトルフィールド)への英気は十分養えた模様で――。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からジャムさんが去りました。