2020/06/14 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に月神 小夜さんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にアリソンさんが現れました。
月神 小夜 > ある休日の午後のこと。
ルームメイトのアリソンと連れ立って学生通りに繰り出し、現在はカフェテリアで一服しているところである。

「何にしよっかな~。ケーキセットとか美味しそう……
 アリちゃんは何にするん?」

テラス席の一つに向かい合って座り、メニューを開く。
服装はいつもの制服にパーカー姿。店内でもヘッドフォンは着けたままだ。

アリソン > 午後にルームメイトの小夜に誘われて学生通りに来て、程よい場所にあったカフェにて一休み一休み。

「ケーキセット…抹茶味のケーキなら外せませんね。
 あれは、そのセットも良いのですが、小夜さんはどれにしました?」

向かいの合せの席に座り、メニューを見るも文字が分からない。
異能で見えなくもないが一通り彼女に読んで貰ったこと。
服装は制服ではなく一種のトレードマークと化したメイド服だった。

月神 小夜 > 「あ、モノは見えても文字は分からないんだっけ」

彼女とはルームメイトになる前、ファーストコンタクトが異能を用いた反響定位であり、目が見えないことも聞いていた。
その後も何度か声なき声でやりとりをしていたが、初めて顔を合わせた時はメイド服姿に驚いたものだ。
もっとも、今ではすっかり慣れて、当たり前のように感じているのだが。

「抹茶ケーキ……お、あるある! やったねアリちゃん!
 アタシはイチゴショートにしよーっと」

イチゴショートケーキとミルクティーのセットを注文。

アリソン > 「文字が直筆で描かれていたら分かりますよぅ?一緒くたに印刷されていたら分からないのであって。」

全面印刷されたら読めない、読んだ処でその部分は平たんで平らな板かモノにしか見えない。
異能では超音波による振動で反響定位により反響あれば視覚代わりにしている事は、
初対面で遣り遂げているのでお互いに類似した能力で驚いたけど、
その後メイド服で驚かれたのは首をかしげている。
何か驚く事でもありましたか、とその時聞いた事もいい思い出。

「では 抹茶ケーキとダージリンのセットにしましょうか。」

同じくセット注文をして 暫く待つという事で。

月神 小夜 > 「スマホも使えないって言ってたもんね。そりゃそっか」

音の出るコンテンツはともかく、メールやSNSなどは目が見えないと使い物にならない。
超が付く現代っ子の小夜にとって、文明の利器が使えない生活というのは想像もできない苦痛に感じられた。
それを苦としないアリソンを純粋に凄いと思っているし、メイド服には驚いたし、コスプレだと知った時はずっこけた。
本業メイドだったら尊敬していたかもしれない。

「てゆか、暑くないん? もうすぐ夏だし……」

黒を基調としたロングスカートは見ているだけでも暑そうだった。
注文が届くまでの間、お冷で喉を潤す。

アリソン > 「使えないものを持ってても無用の長物。ガラケならまだしも、スマホは無理ですね」

ガラケは視覚障害でも使いやすいので本当にアレは使いやすかった。
当たり前に持っている文明の機器が使えないのは今も昔も変わらない事なので楽な事。
代わりに連絡手段が出来そうな文明の機器探しはとうに諦めた。
コスプレというレベルを超えて所作はメイド染みている。
本業とは違うがもうそれにちかい。

「暑さは気合で乗り切るのです。…とはいえ流石に真夏は死ぬりますので所謂『童貞を殺す服』で凌ぎますよ?」

このメイドはあの所謂童貞を殺す服を持っているのか。
人から勧められる服を着る事が多いので羞恥心はあまりない、もうこれ種族特有の一つか。
お冷で喉を潤す友人を目の前にすました顔で考え込む顔。

月神 小夜 > 「気合てw もっとこう、メイド服に秘密の機能があるのかと思ったのに~」

それはそれで何やねんという感じだが、自分も冬場にミニスカを履いたりするので『オシャレは気合』は至言だと思う。
そして出た、童貞を殺す服。口ぶりからして背中が大きく開いている方か。

「アリちゃんもそんな服着るんだ……や、似合うと思うけどさ」

メイド服の上からでも分かる巨乳。童貞への殺傷力は高そうだ。
そんな話をしている内に、注文したケーキセット二人分が運ばれてくるのだろう。

アリソン > 「ええ、精神論だけでは凌げません。秘密の機能…ないです。
 ただのコスプレ用…市販のメイド服に秘密も何もないですよ?」

メイド服専門店で購入したメイド服はそれこそ布地からイイものを使用していた。
やはり購入してメイドをやるなら専門店一択。ミニスカは…まだ、そういえば勧められていない。
童貞を殺す服は 背中が大きく開いていたり、胸の谷間が見えるアレの方も含む。

「いつぞや勧められたものを着たりしますね、まだ誰も悩殺していないのですけど…来ましたね」

まだ童貞を殺していない いつぞやの童貞を殺す服。
今年の夏こそ童貞をちょめちょめしたいもの…そんな話をしていたら、注文の品が来た。
こちらは 抹茶ケーキとダージリンのセット。あちらはイチゴのショートケーキとミルクティのセット。
ミルクも砂糖も入れずに、カップを難なく手に取ると香りを楽しむメイド。 そして一口飲む。

月神 小夜 > 「お、来た来た。んじゃ、いっただっきま~す♪」

皿が置かれると、真っ先にフォークを手に取ってケーキを一口。
ふんわりしたスポンジ生地、クリームのまろやかさとイチゴの甘酸っぱさが口の中に広がる。

「ん~っ、美味し♡ ここのケーキはいつ食べても美味しいわ」

ミルクティにも砂糖をたっぷり入れて、飲み物というよりデザートの一部のような扱いだ。

「え~意外! アリちゃんなら男の一人や二人ラクショーっしょ?」

まだキルカウントは0という報告に驚いた顔をした。

アリソン > 彼女がケーキを食べ ミルクティーに砂糖をたっぷりと入れている音を耳にする。
そんな大量に入れたらミルクティーのミルクがどっかにいくのでは
ないかという複雑な顔をしていたとかなんとか。

「……は。ケーキ食べましょう。小夜さんがおすすめとか言うですし。」

ここのカフェテラスは彼女お勧めだとか。美味しいという評判の…ではさっそく。
フォークを手に取りケーキを一口サイズにキリ一口。
抹茶特有の苦みとケーキチップの味が広がり 美味!

「おいし。…いやいや、小夜さんには負けますよ、なかなか殿方が釣れません」

キルカウント未遂なら相当ある。でも最後までの意味なら0。
釣りあげる仕草を片手でなんとかしてから フォークでまたケーキを一口。

月神 小夜 > 「またまた~。本気出したらスゴいっしょ絶対」

あなたの複雑な表情もどこ吹く風、ゲキ甘ミルクティを堪能。
確かにキルカウント数は遥かに彼女よりも上だが、脱いだ時のインパクトは負けると思っている。

「やっぱハンデ持ちだと気ぃ遣っちゃったりするんかねぇ」

しかし、目が見えないということを加味すると───
そこまでは背負いきれないと考えてしまう心理が働くのかもしれない。
なんて適当な分析をしながらケーキをまた一口。

アリソン > 「本気を出してもいいか迷うのですよ、小夜さんには負けますけどね」

よくもまぁ 砂糖じゃりじゃりのミルクティが飲めるのの顔。
ほいほい脱いでのインパクトは高くともじゃんじゃん脱いだりはない。
キルカウントの内 物理は高いけど 性欲の方は少ない。

「どうでしょうね、見えないのに見える演技は得意ですし?
 人々に溶け込む演技はダメではない筈、なぜか釣れませんねぇ」

おくちでちょめちょめが最近のカウント未遂でした。
ケーキを食べたり 紅茶を一口啜ったり。

月神 小夜 > 「じゃあさ、海開きしたら逆ナンでも行く?」

口の周りにクリームと紅茶を付けながら口角を吊り上げる。
真夏のビーチと言えば絶好のナンパスポット。今から気合十分のようだ。

アリソン > 「…そうね、それもいい試し。逆ナンして男共を侍らすイケナイお遊びをしましょう」

瞼を閉じて それも良い事でしょう試しにしますか、と
口角をあげてすまし笑顔でとんでもないことを仕出かそうとする。
真夏のビーチでツイストスリングショットとかいうヤバい水着を、
身にまとい、まずは水着で寄ってきた男共を…!という具合。

旨く行くかどうか…でも二人でやるには戦力が足りない気が。

「二人で逆ナン…勝算ありますか??」

月神 小夜 > 「なんだ~結構ノリノリじゃん! 夏の楽しみつったらコレだよね~!」

乗り気な様子に気を良くしたのか、ケーキを食べる手が進む。
このまま二つ目を追加注文しそうな勢いだ。

「勝算? あるある、ってかアタシらだけで十分だし?
 人数多いと取り分が減っちゃうじゃん」

一人で何人を相手取るつもりだというのか。
もっとも、彼女が想定しているのはあくまで人間レベルでの逆ナン計画なのだが。

アリソン > 「水着は流石に買ってないですね…この胸に合う水着がなかなか」

手持ちの水着は学園指定の水着のみ。ケーキを食べる手は遅くも早くもない。
2つ目はないけど紅茶のお代わりは追加注文しそう。

「小夜さんはクィーンですからね、それこそぽんぽん釣りそう。
 取り分…なんの??」

取り分て何。釣り上げるのは理解している。
サキュバスレベルで逆ナン計画は一寸まずい部分があるので
どうしましょうね、とケーキを食べる手が止まった。

月神 小夜 > 「サイズないのはキビシイよねぇ。いっそオーダーメイドしちゃうとか?」

メイドだけに───なんて、まったく上手くないことを言う小夜の方は新しい水着を購入済みだ。
友人に選んでもらったもので、今から着るのが楽しみで仕方がない。

「取り分ってそりゃ、引っ掛けた男に決まってるっしょ。
 まさか一緒に泳いで終わり~なんて言わないよね?」

アリソン > 「名前だけは分っているものがあるんですが、
 確か ツイストスリングショットとかいう謎の水着ならこの胸でも行けるらしいのですが。
 買いに行けてないのでどうしましょうねぇ」

オーダーメイドってお金がかかります、無理無理、学生に何を求めますか。
水着はまだ未購入、早々に買わないと計画は破綻する。

「ひっかけた男…その場限りのお遊び…だけじゃなさそうですね。
 小夜さんはエッチな子なんですね?よろしくない…誉め言葉です」

月神 小夜 > 「にひひ、やるからには楽しまなくっちゃね」

お褒めの言葉をいただいて上機嫌に口角を吊り上げる。
しかし聞き捨てならない単語が聞こえた。ツイスト……何?

「名前からしてエグそうな……ギャップ萌えってやつ? むしろ燃え?
 まぁ、それでイケるっていうなら今の内に用意するしかないんじゃない?」

この辺で売ってるものなんだろうか、それ。
今度ネット通販のやり方を教えてあげることにしよう。
そんなこんなで、夏のいかがわしい計画を立てながら時間は過ぎていくのだった───

ご案内:「カフェテラス「橘」」からアリソンさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から月神 小夜さんが去りました。