2020/08/24 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 「・・・あの頃は、味がなかったけど」

そう言ってからオムライスを頼む。
この時期にオムライスを頼むのもあれだけど
人間の真似事ではなく、やっとオムライスの味がわかる

注文してきたのがやっと来た。
そしてそれをスプーンですくって食べてみる。

「・・・っ!!!」

美味い、あの頃は、こんな味だったけなって思って食べてみて味がなかったけど、そういう表情を作ってたけど

「う、まいなぁ・」

そうこぼした。涙は流さないおいしいから

持流 童男 > 「いっぱい食べて、味が薄かったんだ。だけど本当においしい」

ヨキ先生にあって、いろんな人に支えてもらって
この味がやっとわかった
取り戻せた。少しだけ色が付き始めたと思う。

「・・・・・ほんとうに、うま、いなぁ」

そうスプーンでじっくりと味わいながらオムライスを食べていく
コーヒーも頼んで。飲んでみる。苦くて、おいしい

持流 童男 > 喉を苦みが通り過ぎていく感覚と、味が伝わる感覚。
前は、味があんまりしなかったのが、こうまで違うのか。

世界を渡ってきて、13の世界を通り過ぎていくごとに
味わう暇もなかった。だけどこの世界に来て。やっと
ただのドウオとして、ヒーローではなくドウオとして食べた
食事は本当においしい

オムライスを味わうように一噛み、じっくりと味わいながら
食べていく。肉が入っているようで、肉の味と、肉の肉汁が出てくる

「・・・はは・・肉汁でこんな味するでござるな」

そう少しだけつぶやいた。

持流 童男 > ぼそっと、少しだけ、ドウオとしての、僕としての願いを言ってしまう

「・・・誰かと、もう一度食べたいでござるな
ヨキ殿と一緒に食べた。食事もおいしかったでござる。」

そうぼそりと席ですこしだけ欲張っていった。

「欲張りすぎでござるかな」

小声でいった。そして席についている

ご案内:「カフェテラス「橘」」に葛木 一郎さんが現れました。
葛木 一郎 >  
「スイマセン、相席失礼します」

混み合う店内、見覚えのある男性に声を掛けた。
風紀委員会の刑事部……に所属してるらしい年上ってことしか知らないけど、
知らない女子に相席を申し込むよりはよっぽどいいと思って頭を下げた。

テーブルにトレイの上に載せたハンバーガーとSサイズのドリンクを置いて。
なんだか数年ぶりに食事をしたみたいな顔をしている相手を見て、訝しげに。

「……な、なんか、つらいことでもあったんすか……?」

この夏休みに、神妙な顔をしながら食事をしているものだから。
本音を言えばちょっと引いたけど、無言で相席をするほうがよっぽど居心地が悪い。

友達は今日も見つからない。
探しても探しても、行方不明の友人は見つからないけど。
ひとまず、腹は減るから……自分がここで倒れるわけにはいかない。
ハンバーガーを両手に持って、先輩の顔を見た。

持流 童男 > 「おお!もちろんどうぞどうぞ!」

そう言ってから、相席を許可する。
そして、右腕の風紀委員の腕章を見る。
同じ風紀委員会か。とおもい

オムライスを食べる。・・美味しい

「・・・同じ風紀委員に所属している子でござるか。
ああ、いや、何ツライことっていうか。
・・初対面で、信じてもらえないかもしれないのでござるが」

そうしどろもどろになりながら
少しだけ、困った顔をして。

「ヒーローをしてて、色んなことがあって、
味が分からなくなってったんでござるよ。
最近ようやく味が戻ってきたので
・・オムライスの味をかみしめてるんでござる」

そう少年に苦笑して言った。

葛木 一郎 >  
どうぞ、と言われればどうも、と返す。
苦笑いを浮かべる姿は、どうにも嘘を言っているようには見えず。
笑いかけられるものだからほんの少しだけ眉根を寄せた。

「そら大変すね……。
 葛木です。葛木一郎。風紀委員の、一般委員です」

ヒーローという言葉。
自分には窺い知ることはできないが、きっと難事件とか解決してきたんだろう。
それで、ストレスとかなんか、……そんな感じで、快気明け。
そんなところだろう、とざっくり当てをつけながらハンバーガーを食べる。
普通にうまい。ケチャップ多めとピクルス抜き玉ねぎ抜きが俺のトレンド。

「……あの、純粋に質問なんすけど。
 風紀やめようとか、思ったりしないんすか?」

味までわからなくなって。
自分が風紀委員を続けている理由は、やめる理由がないからで。
……味がわからなくなったら、自分なら風紀をやめている。

興味本位で、そう問いかけた。

持流 童男 > 「・・・こんな自分でも、何かできると思ったから、
誰かを守れるって思うから、まだ風紀を続けれるんでござるよ。
お主の様に、頼もしい仲間もいる。
そのおかげで支えられてることもあるんでござる。」

そういって少しだけ落ち着いた声で少年の質問に答える
オムライスを食べる手を止めて、少年・・葛木さんを見つめてから

「お主らも、一郎殿もいるからこそ、信じてもらえる人がいるからこそ。某は続けられるのでござる」

そう回答をした。


「まぁ、独りよがりみたいなもんでござるがね。」

そう一郎さんに苦笑した。

葛木 一郎 > 「…………、」

唾を飲み込んだ。
咀嚼してぐちゃぐちゃになった食事も一緒くたにして。
返ってきた言葉に、少しだけの間を置いた。

誰かを守れると思うから風紀委員が続けられる。
……もし失敗したら? もし助けられなかったら?
ついこの間、自分が偶然――というか、飛び込んでしまった事件では。

救えなかった奴が大勢いた。

それでも俺が、風紀委員を続ける理由は何だ?

何かできると思っている?
――思ってるよ。でも、できなかったよ。
誰かを守れた?
――守れなかったし、現状友人一人見つけられてないよ。

少しだけ猜疑の色が、表情に出ていたかもしれない。

「信じてもらえる人がいるから続けられるのに、独りよがりなんすか?
 ……そんなら別に、信じてくれる人いらなくないっすか?」

喧嘩腰みたいになった気がする。
変につっかかった気がする。……けど。これは、俺が聞かなきゃいけないことだ。

持流 童男 > 「独りよがりでも、それでも、誰かを守れるって足掻いてるでござる。」
そう言って一郎さんを見る
今までは一人でもよかっただけど


「だけどそれには、信じてくれる人がいるでござる。
ヒーローっていうのは、守るものが多いほうが負けないでござるから。思いっきりおせっかいをしてくれる人がいれば、道に迷った時でも、道を思いっきりぶんなぐってでも、道を示してくれる」

そう快活にしっかりと言った

葛木 一郎 >  
「いや……」

そうじゃなくて、と言おうとしてから一度押し黙る。
彼の言っていることはたしかにその通りではあるんだけど。
……きっと、そんなつもりはないんだろうけど。俺が嫌だった。

「そうじゃなくて。
 ……信じてくれる人がいるのに独りよがり、とか言うのは、ですよ。
 信じてくれてる人に失礼じゃない……すか?
 なんつーか、その信じてくれてる人たちが都合いいなんかみたいに聞こえるっつーか。
 ……あんたの行動を信じてる人がいるのに、独りよがりっすか?」

包み紙が乾いた音を立てて、トレイに置かれる。
Sサイズの炭酸飲料で少しだけ喉を潤してから、じい、と見やる。

「独りよがりとか、人に言うのやめたほうがいいっすよ。
 ……もしカッコつけて言ってるとかなら、俺も結構わかるんすけど。
 俺の感性だと、ヒーローがそういうこと言うのは、ダサい気がするんで」

静かにトレイにドリンクのカップを置いてから。
金色の瞳が、じっと年上の後輩のことを睨むように見る。

持流 童男 > 一瞬だけほおけた顔をして、納得した顔をした後に

「・・まったくでござるな。信じてくれてる人に対して
独りよがりというのは、違うでござるな。確かに、それは相手が信じてくれてるのに対しての侮辱でござるな。」

そうしっかりと金色の瞳を見る
少しだけ優しい表情になって

「・・少しだけ怖かったんでござるよ。こうやって予防線張ってないと、間違ってしまうかもしれないって思っちまって。
つい正解を探しちまったでござる。」

そう頬を掻く。

「ヒーローが独りよがりというのは、確かにダサいでござるな。
仲間を信じていないことになる。・・・すまぬな。一郎殿。助かった。某は信じていてくれる人を
侮辱を続けるところでござった。ありがとう」

そう一郎さんにお礼を言う。

葛木 一郎 >  
「ああ、いや、その……スイマセン。
 俺も、ちょっと八つ当たりみたいなところ、あったんで。
 それに、予防線張りたい気持ちもわかりますし。……でも、きっと。
 本当に誰かを救ったりするためには、予防線とか、張ってる暇ないと思うんで」

頭を下げる。いつだかの教師を思い出してから、少しだけ笑った。

そして、おそらく年上だろう対面の相手に詫びた。
ド失礼かましたのは間違いないし、しかも俺は今急にキレる変な奴だ。
事実として急にキレた怪奇人物であることに違いない。
居た堪れなさに、勢いよく炭酸を飲み干した。

「俺も、その、まあ風紀なんかにいるし、ヒーローに憧れないわけないんで。
 ……俺がもし、……そうなれたら、独りよがりだ、とは、言いたくないってだけで」

ぼそぼそとそう言い訳をしてから、はた、と顔を上げる。

「俺と同じくらいの身長で、金髪で……一般委員すけど、風紀の腕章つけてて。
 水城九重ってヤツを今探してるんすけど……どっかで見ませんでした?」

持流 童男 > 顔をあげられて水城九重さんに対してのことを聞かれれば

「水城九重殿?・・・すまぬこちらは知らないでござるな。
・・よければ手伝うでござるよ一郎殿」

思案する、そういってから、一緒に探すのを提案する
勢いよく炭酸を飲み干したのを見てから

「ああいやいや・・本当のことを言われて怒る奴なんていないでござるよ、少なくとも某はそうでござる。」

そう少しだけ笑う
そして真剣な顔をして

「水城 九重殿が最後にどこにいったか覚えはあるでござるか?」

そう問いただした

葛木 一郎 > 「スイマセン、助かります」

さっきまで童男を睨んでいたはずの瞳が静かに瞬き。
謝罪と同じように、軽く頭を下げてから表情を緩めた。

「……落第街の方です。
 なんか、風紀委員の特別任務だーとかって、言ってて。
 なんだよそれ、みたいなこと言ったんすけど、あいつ言わなくて。
 任務中に行方不明になってるのに、風紀委員会のほうに聞いても返事なくて。
 ……だから、一人で探すしかないかなって、思ってたんすけど」

首を左右に振ってから、「成果は今のところありません」と告げた。
肩をがっくりと落としてから、静かに携帯端末に地図を表示してみせる。

「このあたり……なんすけど、結構最近は平和だったって聞いたんすよ。
 昔は結構騒がしいエリアだったらしいんすけど。……つっても5年前、とかすけどね。
 だから、まあ安心かな……と思ってたら、何日しても帰ってこなくて」

拳をぐっと握ってから、唇を噛む。
悔しかった。一人で友人を見つけられなかったことが。
風紀委員会の人員を頼るしかなかったことが、悔しくて仕方なかった。

「……スイマセン。もし手、空いてたら……手伝ってもらえると嬉しいです」

しっかりと頭を下げてから、重い溜息を落とした。

持流 童男 > 「落第街のほうでござるか。わかったでござるこちらも動いてみるでござる。風紀委員の特別任務・・・任務中の行方不明。」

しっかりと一郎さんの目を見て話す
携帯端末をみて地図を見る
相当悔しかったんだろう、拳を握って唇を噛むのを見てから

「よく頑張った。もちろんでござる。」

肩をつかもうとする。その声には決意が満ちていた

「人探しをメインにちょっと動いてみるでござる。
全力で。だから一郎殿を頼るでござる。だから、お主も
某を頼ってくれ。」

しっかりと頭を下げる一郎さんにそう言った

葛木 一郎 >  
「……ありがとうございます。
 俺一人じゃ多分、なんとかならないんで。
 ……俺も俺なりに、もうちょっと、頑張るつもりなんで」

刑事部の人手を巻き込んでしまうのは、少し心苦しい。
けれど、どうしても手の数が足りないのならば増やすしかない。
罪悪感こそあるものの、こうでもしないとどうにもならないならやるしかない。

「それじゃあ、俺、人探しに戻るんで……。
 スイマセン。頼らせてもらえて、助かります。
 ……よろしくおねがいします。センパイ。なんかあれば、いつでも連絡ください。
 ほんと、ちょっとでもなんかあったら……教えてもらえると、助かります」

トレイを片手に、席を立つ。
もう一度きちんと会釈をしてから、青年は踵を返した。

――水城九重が行方不明になってから4日。
一般的に、行方不明の人間は行方不明になってからの時間が長ければ長いほど、
生存確率も一緒に低下していくと言われている。だから。

「……休んでる暇とか、ねえのに」

ご案内:「カフェテラス「橘」」から葛木 一郎さんが去りました。
持流 童男 > 顔をたたいて、そして

「いっよっし!!!!!」

そう自分に気合を入れる。
頬を叩く

「・・・征くでござるか。」

しっかりと一郎さんは悔しかったろうに。
・・ドウオとしてできることを

「風紀委員としてのドウオとしてやるでござる」

そう言ってから片手にトレイをもって返しに行く

ご案内:「カフェテラス「橘」」から持流 童男さんが去りました。