2020/11/08 のログ
フィアドラ > 「なるほど……じゃあ私もこうやって人間さんと一緒に入ったのは正解だったんですね!」

知らず知らずのうちに正解を選んでしまったみたいです。
他の席の人より近くの席の人の方が見やすいのです!

「分かりました!」

店員さんが厨房に戻り切る前にボタンを押せば店員さんがやってきます。

「えっと…このイタリア産マロンをふんだんに使った秋を感じさせる橘風モンブランとウインナーコーヒーください!」

『モンブランとウインナーコーヒーでよろしいでしょうか?』

「えっ…あのイタリア産マロンをふんだんに使った秋を感じさせる橘風モンブランとモンブランは同じモンブランですか?」

『はい。』

……そんな感じのやりとりはありましたが無事に注文することは出来ました。
コーヒーもモンブランも初めて食べます!

「できましたよ!注文できました!」

人間さんの方にぶいっ!のサイン。
これは勝ったりした時に出すやつなのです!

アージェント・ルーフ > 「よくできました~」

店内の為あまり大きな音を出さない様、Vサインを指で作る少女に控えめに拍手をする。
…若干ややこしい言い方はしていたが初めてであるため致し方ないだろう。

さて、ここまでお互いの事を人間さん、君と呼び合ってきたのだが、

「そう言えば自己紹介がまだだったね、ボクはアージェント・ルーフ。呼び名は何でもいいよ~」

一期一会という言葉に乗っ取り、自己紹介を試みる。

フィアドラ > 「これで次からはもう大丈夫ですよ!」

得意になりながら人間さんに言います。
一回できたなら次からもできるのです!

「アージェント・ルーフ……アージェントが苗字でルーフが名前です?」

人間さんの苗字と名前がどこで別れてるのかは難しいのです。
前も間違えてしまってたので確認をとります。

「私はフィアドラっていいます!よろしくおねがいしますね!」

アージェント・ルーフ > 「よろしく~」

そう自己紹介を済ませている間に、お盆を持った店員が来た。

『チョコレートケーキとアイスティーをご注文のお客様~』

「ボクですね、有難うございます~」

そうしてボクの手元に注文した品が配られる。
チョコレートケーキの甘い香りと共にカカオの香ばしい匂いが鼻をくすぶる。

ボクは食べたい気持ちを抑えながらも、少女―フィアドラに自分の真似をすれば良いとアイコンタクトを取る。

フィアドラ > 『モンブランとウインナーコーヒーのお客様。』

「あっ私です!」

注文してきたものを受け取りました。
ここら辺はほかの場所といっしょなので問題ないのです!

「いただきます。」

さっそくモンブランを一口、ついてきたフォークで食べます。
この黄色いのはいったいどんな味なのでしょうか?

「…おいしい!」

……ここでルーフが何かを伝えようと目で合図をしていたことに今更気が付きます。
…欲しいんでしょうか??

アージェント・ルーフ > 「ここのモンブランは他でも有名だからね~、
 じゃあボクも、いただきます~」

味の良さを満面の笑顔で伝えてくるフィアドラを見て微笑みつつ
ボクもチョコレートケーキを一かけら口に運ぶ。

「ん、美味しいっ」

何時も通りの変わらぬ味と言うのはこの島に来ても変わらぬ安心感を抱かせてくれるものである。

「そう言えば、フィアドラはどうしてここに?」

ふと、人見知りな彼女が何故一人でここに来たのかと言う疑問を持ち、
アイスティーを口に含みながらも食事中の話題として持ち掛ける。

フィアドラ > 「有名なんですね!こんなにおいしいですからね!」

これだけ美味しいのですから有名になるのは分かり切った事なのです!
もう一口……うん!おいしい!!

「えっと、そうですよ!有名だからです!!
 あのバイト先の先輩がおいしいよって言ったて食べてみたいなあって思ってここに来たんですよ!」

アルバイトとは風紀委員の受付の係!
先輩たちから良くえらいって言われてるので仕事は完璧にこなせているのです!

「で!実際にすごくおいしくて今度おいしかったです!ってセンパイにも言っておきます!」

アージェント・ルーフ > 「うん、他のメニューも美味しいから、それもお勧めだよ~」

そう言いながら、チョコレートプレートを口に運び、パコッと小気味いい音を口の中で鳴らす。
こういった時間を過ごしていると、つくづく食の文化は偉大だと思い知らされる。
人から人へと伝わる物が多く、尚且つそれがまた一期一会を生み出す。

雑談をしながらもチョコレートケーキを食べ進めていくと、時間とは非情であるものであり、
目の前のケーキは残り一欠片となった。ここは相手の食べる速度に合わせるというマナーに乗っ取り、
残り少ないアイスティーを口にしながら、ゆっくりとこの時間が過ぎていくのを楽しむ。

フィアドラ > このウインナーコーヒーって上にクリームが載ってるのでそこまで大人って感じじゃなくて飲みやすいのです!
でも、この感じなら多分普通のコーヒーでも飲めそうです!!

「そうなんですか!……食べてみたいですけど……あんまりお金が……。」

お金はどうしても無くなっていくのです。
アルバイトしててもやっぱりあんまり増えないので節約していかなくてはなのです!

「ごちそうさまでした。」

最後の一口を口に運んで、残ったコーヒーも飲んじゃいます。

「美味しかったですね!!」

アージェント・ルーフ > 「お金かぁ…やっぱりお洒落な店だと値段はね~…」

発言からするに財布が火の車なのだろうか、気持ちだけではあるが、
少しだけ慰めの意を込めて発言する。
フィアドラが最後の一口を口に運ぶのを見て、自分も口に運ぶ。

「ごちそうさまでした~」

空になった皿とコップに手を合わせ、様々な人へ気持ちで礼を述べる。
手荷物を持ち会計へと向かう。

「こういうお店の会計はレジで直接支払うんだよ~」

食券機型の店舗の最後の違い、支払いについて説明しながらお金を出す。

フィアドラ > 「なんで高くなるんでしょう……おしゃれ代がかかるんですかね?」

なんでお洒落なお店だと高いのかは分からないですけど……
お洒落さにたいしてのお金……つまりお洒落代が必要なのかもしれません。

「レジは知ってますよ!
 コンビニとかスーパーとかは行った事あります!!」

そう!レジはレジは見たことあります知っているのです!
もらった紙にかかれてあるお金を財布から取り出して後ろに並びます。この紙ももっていかないと……

他の人もこうしてましたし……これであってるはず!

アージェント・ルーフ > 「よくできました~」

嬉しそうに笑顔を見せるフィアドラを見ると、こちらまで笑顔になれる。
だが、お別れの時間と言うのもやってくるのは必然である。

出入口のドアを押し込み、出会った時の外の音が耳に入る。

「さて…もうそろそろお開きかなぁ、楽しかったかなぁ?」

この会話が今回の出会いの最後の会話ともなるだろう。
今回のカフェの感想を聞こうと話しかける。

フィアドラ > お値段は確かにいつもの食堂とかと比べてちょっとお高め。
でも、食堂では食べられない味でした!

「はい!とても美味しかったです…あっ!楽しかったです!!」

ちょっと、間違えましたけどほとんどあっています。

「あの…!ルーフは楽しかったですか?迷惑じゃなかったです?」

私は楽しかったですけど……。
でももしかししたら迷惑が掛かっていたかも……。

心配になりながら聞いてみます。

アージェント・ルーフ > 「いやいや、ボクも楽しかったよ~。
 人と話しながら食べるというのってやっぱり楽しいからね~」

フィアドラが心配そうにこちらを見てきたため、安心させる様に微笑みながら言う。

「さて、じゃあボクはそろそろ帰るよ~、また会ったら宜しく~」

時間の流れには逆らえない、ボクはお別れの言葉を告げ、手を振りながら帰路に着く。
せめてこの子とは表の顔で接したいものである。純粋な笑顔を持つ者に裏の顔を見せる訳にはいかない。
また会ったら、という言葉が普通に適用されるように願いながら、ボクはその場を去った。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からアージェント・ルーフさんが去りました。
フィアドラ > 「はい!!また!!!」

手をぶんぶんと振ってお別れを言います。
新しいところに行くにはそこをしてる人がいてくれると助かります!

「今度来たときは何食べようかなあ?」

次に来た時の事を考えながら私も家に帰るのです。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からフィアドラさんが去りました。