2024/05/31 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」にジャスパーさんが現れました。
ジャスパー > 昼下がりのカフェテラス
今日は筋肉痛も抜けた後の…普通のお休みの日だ
特に今日やることが無い男子はカフェテラスの1階、カウンター席でコーヒーを飲んでいた

「む!これは、………キリマンジャロだね、マスター」

『それはブルーマウンテンだよ』

「そうか……。俺の舌も訛ったものだ…」

こうやって馬鹿な遊びにマスターが付き合ってくれるのも、長年この辺をふらふらしているからである
昔、女子にお宝を処分されて落ち込んでいたところにマスターがコーヒーをご馳走してくれたことは懐かしい
それ以来、ちょくちょくこうして通っている
…まあ、コーヒーの味は未だはっきりわからないのだが、ブラックは飲めるようになった

「はー……、マスタ~、やっぱり風紀委員にセクハラしたのってまずいかなあ
けど委員会街まで行くのも気が引けてさあ…」

『本気でまずかったら何か通知でも来てるんじゃないのか?
…まあ、委員会にも入ってないジャス坊が行くにはハードル高いわな』

今は静かなカフェテラスでこうしてだべるのが約束の無い日のお昼の過ごし方であった
ぼーっと顔だけ外へ繋がる窓へ向けて、コーヒーを楽しんでいる…

ジャスパー > 「そういえば、何か"お宝"の情報はあるかい」
『お前なあ、懲りないねえ』

話しているこの相手も、"理解"ある側の人間だ
カウンター席であることを利用して、こそこそ話を聞く
馬鹿男子のグループチャットでも情報収集はできるが、情報はあればあるほど良い

『聞いた話だが……、学園の図書館にお前のような馬鹿が昔秘匿したお宝があるらしいぞ』
「グーーッド…。そういう眉唾な情報こそ俺が求めてたものだ」

確定したお宝もそれはそれでいいが、探して探して、見つけた者の価値は計り知れない

「じゃあ情報料にケーキも注文するかあ、えーっとショートケーキ1つと、コーヒーおかわりください」
『…なんで妙に丁寧なんだよ』

ふざけはするが、まじめな時はまじめなのだ
わざと悪い顔をしながら、妖しい雰囲気を醸し出しているが注文はいたってかわいいものである

ジャスパー > ――そのまま今日も穏やかな一日を過ごしたのでした――
ご案内:「カフェテラス「橘」」からジャスパーさんが去りました。