2020/06/08 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
■水無月 斬鬼丸 > 今日は午後の授業のやる気が少し減衰していたため
ちょろっとサボってファミレスにやってきました。
注文はもちろん、学生らしく懐に優しいもの。
常世風ドリアとドリンクバー+デザートセット。
これだけ頼んで1000円を超えない素敵プライスメニュー。ワオ、お買い得。
スマホポチポチいじってればすぐに注文はやってくるだろうが、せっかくのドリンクバーだし…
かばんで席を取りつつ、ジュースサーバーへと向かう。
「(さー…どうするかな)」
コーラ?コーヒー?メロンソーダ?
やはりここは…カルピスとメロンソーダをいい感じにブレンドするあれ。
学生に飲み許された遊び。
オリジナルジュースカクテルか?
■水無月 斬鬼丸 > 先日はひどい目にあった。
ひどいもの食わされるわ、首に穴が空くわ、腹壊すわゲロ吐くわ…
もうサメは食わない。
主に生でまるかじりしない。そう固く誓った。
血も足りないし、なんか美味いものでも食ってとりもど出さなければならないのだ。
味覚的な意味でも。
そのためには午後の授業は流石にやってなどいられなかった。
カルピス7:メロンソーダ3の割合のジュースを完成させる。
ピッタリきっちり、いい色合いだ。
「~~♪」
きっちり狙った通りにできると気分がいい。
気持ち足取り軽く席へと戻る。
■水無月 斬鬼丸 > 席に戻ってジュースをテーブルに。
やはり平日の昼。
学園島という環境も手伝って、席はまばら。
客層は同じようなサボりの生徒、商店や学校、その他施設の職員といったところか。
それでも、シングルの客は珍しい。
つまるところ、まばらな席の中でも、自分の周囲に誰もいないのは…
「……」
このボッチボーイだけであった。
ほどなくドリアとデザート(今日はブラウニーのようだ。)がやってくれば
この席によりつくものはいない。
そう、この男、友達も彼女もいないのである。
■水無月 斬鬼丸 > いや、正確にはともだちはいるらしい。
いるらしい。
先日できたらしい。
自覚はないというか、なんというか、そういわれたからそうなんだろうなというくらい。
ともだちか?っていわれたら…『ハァ…まぁ…』みたいな、曖昧な返事をするような相手。
獣っぽい少女。
ともだちができたらしいが…
一緒にファミレスとかに来るタイプでは明らかにない。
女子だし、さめくわせてくるし。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に園刃華霧さんが現れました。
■水無月 斬鬼丸 > サメペーストの味と喉越しを思い出すと、食欲ゲージが一気にEと書いてあるところまで下がっていく。
いかんいかん、あぶないあぶないあぶない…
メロンカルピスソーダを飲んで落ち着くんだ。
「………はぁ」
喉越しがいい。ざらざらしていない。なにより美味い。
ドリアも食って回復しよう
やはり焼いたチーズというものは正義であり、絶対的美味、絶対勝者の味がする。
■園刃華霧 > 「腹、減ったネー……」
ぐう、とお腹がなる。もともと燃費の悪い能力なのでやむなしとはいえ、我慢できないときは我慢できないものだ。
そこで、見周り、という口実のもとにニルヤカナヤまでやってきたのだが……
「マジか。サボり、けっこー居るナ? 真面目に仕事っぽいことするノ、やなんダけド……」
きょろきょろと客を見回す。
大概のサボり客は複数で行動しているが……一人、ぼっち発見。
「ヤ、若者! そこいいかナ?」
許可を得るまでもなく強引に目の前に座ろうとする傍若無人がそこに居た。
■水無月 斬鬼丸 > 「え…」
ドリアをもう一口くらわんと口を開けたところ。
なんかいきなり目の前に…謎の女生徒。
え?どなた?誰かと間違えてない?
「あ、はぁ…」
席はそこらにあるってのになんで相席?
まさか逆ナン?いや、ないな。ないない。
じゃあなんだ?またカツアゲか?
■園刃華霧 > 『あ、はぁ…』
いい反応だ。まるで興味がないようなコレ。
実際のところはテンパってるのかもしれないが、下手に風紀だと騒がれるよりよほどいい。
良い勘をしている自分を褒めたい。
「ン、なにナに不審顔だネ。気にしなイ、気にシない。
ちょっト知り合い風にしてくルと助かルってだケさ?」
のんびりといいながら、すでに自分の席のようにメニューを見始める。
「お、ドリア。いいね、いい注文ダ。そっカ、今日はドリアを中心に頼んデみるかー」
じっと、斬鬼丸の手元を眺めていた。
■水無月 斬鬼丸 > 何を言っているんだこの人は。
知り合い風にしていろとはどういうことだろうか。
なにか用事があって、だれかにバレるとやばいとかなんとか…
……サボり中に、恋人の浮気現場でも抑えたのだろうか?
「え、えー……なんでとか…聞かないほうがいいですかね…」
少し困惑するも、はっきりとは断れない。
中空でとどまっていたままのドリアをもしゃっとしてから。
正直ヤな予感しかしない。
面倒なことにならなければいいが。
■園刃華霧 > おずおずと質問してくる相手。おや、意外。ちゃんと聞いてくるとは。
まあ、いいか。席料代わりくらいは話そう。
「ンー……そレ聞いちゃウ? 聞きたい? ちょい待っテ」
くるくると指を回す。いや、深い意味はない。ないのだ。
なんとなく意味深っぽいが。
言ってから、とりあえずガッツリ注文を出す。そう、ガッツリ。
多分数人前は頼んでる。
それから、前に向き直る。
「アー、ほラ。取締、とか? めんどくサ……あいヤ、一々するのモさ。
店にもめーワクじゃなイ? だかラ、言いわ……まあ、それっぽク
理由ある風にしたイだけ。」
まあどうせ自分が不良で適当なのはだいたい上も知ってるから平気だけど。一応、タテマエ的なものはあるといい。
そんなことをいいつつ、
■水無月 斬鬼丸 > なんかすごい量注文してる。
あんなに食うのだろうか?食うんだろうなぁ。
支払い全部こっちに回すとかいう横暴仕掛けてこないだろうなという別の心配が浮上してきた。
それはそれとして、目の前の女性から聞かされた話
「え…えーと、それって…風紀委員的な?
じゃー俺も取り締まられるってことっすかねぇ…?」
あれ?これやばくね?
逃げたほうがよくね?
でも食い逃げもできない。
なんとかこっそりと会計だけ済ませてトンズラすることはできないだろうか。
まさかこんなところでこんなことになるとは思わず
鬼だか蛇だかと相席するはめになってしまった。
非常にやばい。
■園刃華霧 > やっぱテンパってるだけか、コイツ?
ココで下手に逃げらレると困るンだけド……
追っかけなきゃジャんか。
「おーイ、話聞いてル? そレしたくないカら、ココに座ってルってノ。
ヤ、君が取り締まラれたいッテそーゆー、せーヘキっぽいモノ?
あるなら考エてやルけどサ?」
そんな奴がいてもおかしくないのは確かなので、一応聞いてみる。
協力者に報酬は惜しまないのはいいことだ。うん。
■水無月 斬鬼丸 > せーへきとかいってる。
そういうわけではない。
そういうことをしたくない…つまり、取り締まらない理由を作っている…ということか?
一斉検挙の理由とかではなく。
「めめめめめっそーもないっす。
俺、平和に暮らしたいんで。はい。痛いのとか嫌なんで」
性癖とかいわれても困る。
困るがとにかく、捕まらないならそれでいい。
理解が及べば一安心、ならば、次に気になること。
「それはわかったんで……勘定は別々ってことでいいっすか?」
■園刃華霧 > 「勘定? アー……ンー……なに、そンだけ?」
目の前に広がってる学生に優しいセットをじっと見る。
「別に、払ってモいーヨ、そんくラい。なんなラ、もっと食ウ?」
微妙になにか誤解しているようでもある。
そもそも大食らいの彼女は丼勘定なので、目の前の量くらいでは誤差の範疇なのだ。
「マ、それハそれとしテ。わかっテもらエたよーデなによリ。」
うんうん、とうなずく。
余計な仕事はしないに限る。できれば何もしないのが最高だ。
「実際、こーんナ平和なサボりなンて一々取り締まっテもサー?
あんま、意味なくなイ?」
ぐるっと一周、見回して問いかける。
周りにはのんびり食事をしているように見受けられる者ばかり。
なにかの陰謀が張り巡らされてる、とかは……多分、ない。多分だ。
「そちらサんにしたッテ、別にそーンな深いワケでココに来てないでショー?
……まさカ、なにかアる?」
にた、と明らかに冗談めかした笑顔を見せる。
■水無月 斬鬼丸 > 流石にこれだけどか食いするだけあって
ドリア+αの1000円未満コースなどあってなきようなものなのだろう。
だが、変に貸しを作るとあとが怖い。
とくに相手は風紀委員。なんやかんやで色々駆り立てられたら平和な学園生活どころではない。
「あ、いいんで。自分で払うんで…」
というわけで、タダ飯という甘い誘惑にはノーサンキュー。
「まー…そーっすね、意味なくなくないっすね…」
取り締まったところでサボりがなくなるわけじゃない。
こういうのは気分だし。
授業に出たくないときはでないのだ。だれしも。
実際彼女も学生であれば、風紀といえど授業中であることには変わるまい。
「まさかぁ」
はははは…と、乾いた笑い。
実際ないのだが、ここであったらどうするのだろうか。怖くてそれは聞けない。
■園刃華霧 > 「マ、そーゆーコト。平和ガ一番、だロ?
風紀の仕事は平和を守ルこと、なラ。こンな平和ハ壊しテもよくナいってモノさ」
けたけたと笑いながら言う。
どう考えても屁理屈だけど。別にいいの、サボれるなら。
「で、ダ。なンだー、遠慮カー? おねーサんが払うっていってルのにサー?」
ひとしきり笑ってから、急に机越しから顔を寄せる。
意外と整った顔が迫ってくる。
「ンー……いや実は年上、でモ……なイ、よナ?
いや、意外に……?」
自分で言ってから、なにか可能性を見出したのかそのままじっと見つめる。
■水無月 斬鬼丸 > 「は、はぁ…そーっすね」
ジュースずぞぞ。
風紀といえど風紀オブジャスティス的な人ではないらしい。
少し緊張が和らぐもなんだかんだ、あれだ。
女子と二人きりで飯とか初めてじゃね?
ポテトサバイバルとかサメイーティングとか一方的搾取は別として。
ちょっと別の意味で緊張してきた。
いや、これもなんか言い訳づくりのための致し方ない同席ではあるのだが。
「えんりょっつーか、貸しになるとあとが怖いっつーか、ただより怖いものはないっつーか、です、はい」
ちかい、ちっか!わりといい匂いとかするじゃん。
そんなんだから、つい正直に答えてしまう。
っていうか、見過ぎである。
思わずドキドキしてしまう。しかたないだろ。男子高校生ですもの。
■園刃華霧 > 「アー、アー……そッカ。いヤ、ほラ。席料みたイなモンだ。
貸し借りっていウならサ?」
相手の言い分に納得した。
タダメシとか最高じゃない、とか思う自分とはだいぶ違う。
そーゆーモンなのかなあ。
あとなんか赤い気がする。そんな怖がらせたかな……?
「ちなみニ、年上かどーカってノは、どっちなんだロ?
アタシは、17ネ。多分だけド」
そして、一応疑問は解消しておきたいので聞いてみる。
いや、どうでもいいといえばどうでもいいんだけど。
■水無月 斬鬼丸 > 「立場的に見逃してもらってるんで…
そういうのはいいっす。
こっちも取り締まらないってなら助かりますし」
彼女は彼女で、大雑把なようで妙なことを気にする。
権力とは違うが、そういう取り締まる権利を持った人間というのは高慢になりがちだが
この人はどうもそういうタイプではないらしい。
それはそれとして、なんで離れてくれないのか。
女の人の吐息ってこんななんかー、へー…
「あ、えっと、16っす、後輩っす」
後輩かどうかはわからないが、年齢的にはそう。
■園刃華霧 > 「えー……マー、そういウなら。
というか、別に取り締まらナイのは君だケじゃないンだけド」
かたいというかなんというか。
肩の力抜いてもいいんじゃないの、こいつ?
まあ、押しすぎても仕方ないから一応引く。
「んじゃ、デザートくらい食べル? 後輩」
引かなかった。
「というカ、君、とか後輩、とかなンかヤだな。アタシは園刃華霧。
そっちハ?」
そして謎の切れ方をした。いや、別に怒ってはいない。
口調にもそれはあらわれてはいる。
■水無月 斬鬼丸 > 「俺だけってことじゃないってことは、あれっすよ
たまたま俺が見逃されたってわけじゃないってことなんで…なんつーんっすかね…えーっと
みんなが見逃されてるから俺もおおっぴらにサボれるっつー…」
何いってんだ俺は。
近く定期がくすぐったくてなんかいい匂いで混乱してるのだろうか。
いや、してるわ。混乱してるわ。
相手の女性が納得してくれたかどうかはわからないが、引いてくれたのでホッとひといき…
「え」
つけなかった。
けっこうしつこいなこの人。
「ああ…えっと、水無月っす、はい」
とりあえず聞かれたことには答えておく。デザートは置いといて。
フルネームだとなんかこわいので名字だけにしておくが。
■園刃華霧 > 「ほン……水無月、ネ。ほいホイ。
じゃア、みっくン理論によるト……
みンな一緒デ、みんないい、みたいナ?」
何もかもが間違っている上に、謎の愛称までついていた。
めちゃくちゃである。
「はイ、はい。みっくんはかたいネー。
もー少し、柔らカく考えテもいいンじゃなイの?」
そうはいいつつも、やれやれ、というポーズをとってわずか、引く。