2020/06/09 のログ
水無月 斬鬼丸 > 「みっくんて…なんつーか…えー…
それでいいっす」

正直自分でも混乱してた為何言ってるのかさっぱりで。
ともあれ、たまたま自分と同席しただけであり、自分だけが許されているわけじゃないというのは理解している。
そのうえで、なんというか…見ず知らずの女子にいきなりおごるといわれてもあれだ
困る。

「かたいっすかね…。そういうつもり無いんですけど…
っつか、知らない先輩に話しかけられた後輩なんてなこんなもんじゃないっすかね」

そう、知らない人なのだ。知らない風紀のおねーさん、園刃華霧氏。
いきなり砕けた感じでへろーやーやーお茶サンキューっすとはならない。
パリピじゃないので。

園刃華霧 > 「ンー……ソー?
 アタシがあンま気にしなすギなのかネ?
 その辺、いまイちよくわっかンないんダよネー」
よいしょ、と座り直す。
ちょっとふんぞり返ったラフな感じで、胸をそらす。

「マー、わかッタ。それなラそれデ。
 じゃ、しばらク、ここニいてナ」

水無月 斬鬼丸 > なかなか肝の太い人だ。
喋り方もなんか独特だし、外国とか異世界の人なのだろうか。
名前はなんかそうじゃなさそうな感じだけど、偽名かなんかかもしれない。
漫画でもなんか、2つの国で名前が違うってやつがいたし。
とはいえ、気にし過ぎなのかと問われても、はいそうですねなどと言えるわけもない。

「ハハハハハ…ですよねー…」

我ながらファジーがすぎる返事だ。
こんなんだからずっと彼女がいないんだろう。
なんだか悲しくなってきた。

「あ、はい、おかまいなく」

ここにいろといわれると、小さくうなずいて。
まぁ、一緒にいるだけでもわりと緊張するのだが。

園刃華霧 > 「お、ト。きたきタ」
そうこうする間に、山のような注文が届いた。
人によっては見ているだけでも胸焼けするような量かもしれない。

「ですよねー、カー。
 やっぱ気にしなスぎ? ショージキなとこ、聞きたイんだけド。
 いや、たまニ『常識を学べ!』みたいナ? こといわレるシ?
 真面目に聞き返したラ怒らレるシ?」
さっそくパクツキながら、話を続ける。

水無月 斬鬼丸 > 「うわぁ…」

山のように来たし。
食ってるし。っていうか、店員も迷わず彼女の方に注文の品を置いているあたり
常連だったりするのだろうか?
しかもバクバク食うし。みているだけでお腹いっぱい…とはいかないが
先日のサメで腹を下したものとしては胃が悪くなる思いだ。

「あー、そういうわけじゃなくてー…なんといいますかー…
いきなり警察に『きみちょっと手伝ってくれない?』っていわれたら
民間人的にはビビるもんで…」

この島における風紀委員というのはそういうものだ。
話には聞いている。
普通の学校の風紀委員であればこうもならないが、ここは、違う。普通ではないのだ。

園刃華霧 > 「ア。マ、そッカ。いや、ウン。
 マあ、警察なンて……見たラ、逃げル、隠レるってナもんか……
 ンー、ビビらせル気はナイんだけドねー。いや、困ったネ。
 じゃ、マ。みっくん、今もビビってたリ? ごめんネ」
ふむん、となんとも言えない表情で言う。
こういうとき、どんな顔すればいいのかわからないの。

「アタシとしてハ、みっくんとハ仲良くいきタいンだけどサ。
 サジ加減、てノ? そーゆーの、難しいネー」
けたけたと笑いながら言う。冗談なのか本気なのか。
雑多な注文の中に混ざっていたドリアをパクついて、なんの気なしにいう。

水無月 斬鬼丸 > なかよく?なんで?
こういうのって一期一会的なあれでは?
協力者的な。うん、女の子よくわからん!!

「仲よく…っすか?あはは…えーっと…仲良くっつても先輩だし風紀委員だし…
俺にもよくわかんないっつーか…
どうなんでしょうね?」

逆にそんなん俺が聞きたいわ。
知ってたらボッチじゃないわ。

園刃華霧 > 「ヤ、ここデ喧嘩とかシても困るでショー?
 ビビらセて、逃げられテも困るシ。
 マ……とりあえズ、みっくんがビビってなキャ、いいサ」
こいつ、なんか混乱してないか?よくわからん。
やっぱ男ってよくわからんときはわからんな……

「あー、ソーソー。別に答えたクなきゃいいケどさ。
 みっくん、サボって飯食いニきたダけ?
 時間とらセてるカねってサ」
ドリアを片付けて、チキンステーキを豪快にかじりつつ聞く。

水無月 斬鬼丸 > 「喧嘩て…そういうのちょっと苦手っつーか…
別に先輩もそうならないようにしてるってなら
仲良くーとかじゃなくても、暴力的ななんかにならなきゃそうはなんない…とおもいますけど?
まぁ、多少はビビってますけど…」

喧嘩になられたら、そりゃまぁ困る。
でも、警察のたとえの続きだが、わざわざ警察に喧嘩売るようなやつは
それこそ警察に対して後ろ暗いなにかがあるやつだ。
どちらかが問題を起こさなければ、喧嘩する理由もあるまい。
風紀委員と、一般生徒としては。
女子と男子として?それはよくわからん。パリピ共にでも聞いてくれ。

「え?はい。そーですけど…」

本当にそれだけだからそうとしか答えようがない。

園刃華霧 > 「まあそリャ、みっくんの言う通り、なんだけド。
 ただ、アレ。よク考えテみたらサ。
 実際ソーなんだけド。引き止めてルわけじゃン?
 そーなルと、こう、えート。ほら、アレ」
手にしたフォークをふりふりする。
なにかうまく言葉を出そうとして、うまく出ないようである。

「フーキイインが、ケンリョク?を、えーっと、アレだ。
 傘? 傘にきテ、無理やり? ひきトめてル、的なヤツ。
 そう思わレてもナーって話」
真面目な話が苦手なのか、だいぶ持って回ったような言い方になっている。
いや実際、そう思われるのは心外なのだ。どうせそういうコトやるなら
こんなつまらないことより、ワルイコトシタイし。

水無月 斬鬼丸 > 「あー…」

つまり、世間体を気にしているというわけか。この先輩は。
たしかに無理矢理もいいところで絡まれてはいるのだが
まぁ、サボってる分にはサボってるし
それを見逃してくれてるってんだから、まぁこれくらいの時間は税として納めても問題はない。
午後のあいだずっとつきっきりってわけでもないだろう。

「俺もまだ食い終わってないんで…気にはしてないですけど…
周りのことはよくわかんないんですけどね…」

ドリアの残りをもっもっ。
まぁ、こういうのはあれだ
街頭アンケートに捕まったようなもの、とでも考えておくべきか。

園刃華霧 > 「ソ。気にシてないナらいいカ。
 じゃ、もウちょイ食べ終わルくらいマでネ」
言いつつ食べる勢いは衰えていない。
フードファイトでも見ているかのようである。
その割に体型は普通なので妙な感覚に襲われるかもしれない。

「ん。周りハ、まあ別にドーでも。
 ただ一緒に飯食べテるだけデ、どーこー言うノはいないデしょ。
 みっくんが有名な容疑者とかナら別だけド。
 せーぜー……ウン? なんだロな? アタシもわからナイ」
自分でいって首をかしげる。
タレコミを聞く……でもなさそうだし、勧誘、というのもちょっと違う気がする。
人生相談? いやいやいや。

水無月 斬鬼丸 > 周りのことはどうでも?
それは…なんかおかしくないか?
世間体的な何かを気にしているわけじゃないなら
一体何が気になってあんな事を言いだしたのか…思わず首をかしげてしまう。
こちらはまぁ、気にしてないとはいったし…なんなんだ?

「あー…はは、先輩がわかんねーんじゃ俺にもわかんねーです
俺はまぁ、なんでしょ…その…あれ
街頭インタビュー的なもんだとおもってますけど…」

ドリアの皿は気づけば空だ。
彼女の方はどうだろうか。
めっちゃくってるけど。

園刃華霧 > 「悪党煽るならともかク、一般人いじメてもネー。
 って、街頭インタビュー?
 いや、ソレ受ける方にとっては地味に迷惑行為じゃン!?
 うわー、そうきたカー。地味に刺しテきたカー!」
けたけた笑って答える。

「みっくんサ。ビビリっぽいケド、サボりカマしたりとカ
 さっくり刺してきたリとか。意外ニけっこー悪どいネ?」
くつくつと、まだまだ笑ってる。
笑いながら食べてる。ちょっと行儀悪い。
あれだけあった皿はもうだいぶ空になっている。

「実は、その竹刀袋にモなにか仕込みガ……なんテ、ね」
けらけら笑ったまま冗談めかせて言う。

水無月 斬鬼丸 > 「えぇぇ……」

別に他意はないのだが、かといって、アイドルのゲリラライブとかみたいな
嬉しいサプライズとは程遠いあれ。
警察の職質…といったほうが良かっただろうか、流れ的に。
だが、それはそれで不興を買いそうだ。
迷惑・・・とまではいかないにしても、ラッキーというわけでもない…たしかに言語化が難しい。

「べつに…サボりなんてみんなやってますし
さすっつってもさす気がないというか…
叩いてホコリが出ないってならこんなビビリもしませんけども…」

彼女は楽しそうだが、こっちは答えに窮する。

「え!?え。いや、タダの竹刀っすよ…やだなぁ…」

めそらし。

園刃華霧 > 「………」
返答を聞いて笑いを止め、一瞬、妙な真顔になる。

「あっはっはっハっは、みっくん、そリャ、正直すギ!
 ごめん、確かに、悪どくナイな! バレバレでしょ、そレ!」
急にさっきよりもひどい爆笑を始めた。
ひとしきり笑ったところでパクっと、残りの皿を片付ける。

「やー、笑ったワ…… ウン。マ、なんも、聞かなイ、し、
コレ、から、モ特に、なンも、しないけ、どサ。
みっくん、正直すぎルの、気をつけようナ?」
笑い収めてはいるが、微妙に息が苦しそうである。

水無月 斬鬼丸 > 「………」

思わずこっちも真顔になる。
え、なに?なんかまずった?
などとおもっていたら…この爆笑である。
えぇぇ……

「あ、はい、きをつけます…え?なんで?え?」

正直?えぇ…嘘つくのそんなに下手か?
下手かぁ…
よし、もうこれ持ち歩くのやめよう!!

園刃華霧 > 「ン。みっくんのなにがアレか、言ったホーが良い?
 少なくとも、職質でやったラ真面目ナやつだったラ気にすルよーな感じだったヨ。
 アタシはそういうノ嫌いじゃナイし、スルーするけどサ」
ヒヒッと笑う。

「まー、ここじゃ何あるカわかラんシ。自衛の装備ハ大事じゃナイ?
 島ごと消しとブよーナのはご勘弁、だけどサ。そんナじゃないでショ。
 一番は、妙なトコにはいかナイ、だけド。普通のはずノとこで、
 妙なコト、起きるから、ネー……」
やれやれ、と肩をすくめる。

水無月 斬鬼丸 > 自衛の装備とか言ってる。
完全にバレてるやつだなこれ。
職質じゃなくてよかった。このパイセンでよかった…ということか。

「は、はは…」

いたずらっぽく笑う先輩につられて、引きつった笑いをしてしまう。
自分もう少し器用だと思ってたので、わりとショックだ。

「あ…やっぱりっすか…そうっすか…こえぇ…」

むしろ装備が必要なのかよ。
まぁ、落第街あたりってやばいって聞くし、それよりもっと奥があるって言うし。
そうなんだろうなぁと薄々感づいてはいたが。
平和な学園生活を送るためにはそれらには近寄るべきではないだろう。
それは当然だが…人もまた、常識が通用しないものもいるんだろうな…
サメとかくわせてきたり。

園刃華霧 > 「アドバイス、するなラ……ンー。まずは、目線?
 目、そらシたら負けでショ。そらすにしテも、自然に、ネ。
 あと、言葉選び?
 自信ナイのはともかク、悪いトコあります、みたいナノ、駄目でショ」
ケラケラ笑っていう。
尋問大好き、みたいな連中の前で言ってたら割とoutだったのでは、という気がする。

「まー、物騒なトコはみっくんみたいナノは関わらナイと思うけどサ。
 ただ、さっきもいったけド。たまー、に。変なノがコッチにデてきたり、するシね?
 ま、笑かしてもらったシ、困ったこと起きたラ話くらいハ聞くヨ。」
笑いすぎてちょっと涙目になっていた。

水無月 斬鬼丸 > わりとガチ目のアドバイスだった。
あー…なるほどなー
風紀委員ってそう言うところみてんのかー…ためになるなー
いや、ためになるなーではないが。

「うす…気をつけます」

コクリと素直にうなずいて。
というか、これ以上余計なことをしたら、なんか変なボロが出そうだ。
これ以上悪事的ななんかをしてた覚えはあまりないが。

「あぁ、はい…ありがとございます…えーと…カギリ?先輩?」

たしかそんな感じの名前だったような気がする。
そう言えば食事は終わったわけだが…彼女はどうするのか。

園刃華霧 > 「ま、よっぽどやらかサなキャ、職質なんテないだローけど。
 せいぜい挙動不審くらいかネ?
 まあもしクは、これかラそんなご予定があルなら気をつけテな。」
そんなご予定があった場合、していいアドバイスではないが平然と言い放った。
まあ、多分やらかすことはないだろうし、いいよね。

「ソそ。カギリ。よかった、みっくんに忘れられテるかと思ったワー」
よよ、と泣くふりをして見せつつ笑う。

「と。そういや、食べ終わってルね。
 時間も頃合イ、か。みっくんは戻ル? もうチょっとサボる?」
風紀委員にあるまじき質問であるが、割と素で聞いてる風であった。

水無月 斬鬼丸 > 「いえ、俺平和に学園生活送りたいんで…」

そんな予定ないないと、首と手を振る。
正直、それよりも…その手のことに巻き込まれないかだ。
自分がしなくても、ここから外に出た瞬間いきなり横合いからどーんと
なにかやばい異能者が突っ込んでくるかもしれない。
そうなったら職質も受けそうなもんだ。

「あはは…そんな、まさかー…」

正直頑張って思い出した。
割と序盤、頭に話はいってこなかったので。

「戻るっつーか…ゲーセンいこうかなって…」

いいおわってから、あ…と声を出してしまう。
相手が気やすい言い方をするのでつい正直に答えてしまった。
こういうところか、納得だ。

園刃華霧 > 「平和な学園生活、いいネ!
 なラ、尚更地雷は踏むなヨー?」
けらけらと笑う。
まあ、こんな後輩がちょっと不幸な目に合うくらいなら笑えるが、
悲惨な目に合うのは流石にちょっと気の毒だ。

「うはは、正直だナー。OK、風紀が一緒じゃ気まズかロ。
 ンじゃ、ココで解放ネ。満喫しテきナ。」
相手のサボり宣言を笑って受け流す。
犯罪に比べればよっぽどかわいいし、学生はサボるくらいでちょうどいい。
後で苦労するかもしれないけれど、まあそれは知らない。
それは自分も同じだし……

水無月 斬鬼丸 > 「あ、はい、気をつけます」

地雷の方からぶつかってきた場合は…
流石にどうしようもないが、見えてる地雷はできるだけ避けていく心づもり。

「すんません、いや…気まずいっつーか…
おつかれさまでした、あざっす」

風紀が一緒じゃ気まずい。まぁ、それは確かに。
だが、それはそれとして女子と一緒というのもおちつかないのは、ある。
しかも、彼女の距離感だ。なんかこう…近そうだ。
流石にそれは、気まずいとかじゃなくて
あれだ。やばい。
伝票をもって、立ち上がれば、軽く一礼して会計へと向かう。
そのままゲーセンに向かうことになるのだが…今日は安全に帰れるだろうか…神のみぞ知る。

園刃華霧 > 「はいよ、ジャーな」
手を小さくふって後輩が去るのを見送る。

「……?」
が、一瞬の言いよどみに首をかしげた。しかし、その意図は読めない。
結構正直者なのはわかったし、多分なにか含むところはあるのだろうが……

「ま、いッカ」
やがて、考えるのをやめた。
考えてもどうしようもないものはどうしようもないのだ。
今度聞いてみようか、と思いつつ。
しかし、多分そのときには忘れている気もする。
まあ結局大したことはないのだ、多分。
そもそも、次会えるのかもわからないし?
地味に嫌われた可能性だってある。うん。

「さて、アタシも会計会計、ト……ン。
 皿、もらうか」
ガリッと一応自重していた皿を一枚かじり。

「皿、一枚……と」
勝手に伝票に追加して会計に向かっていった。

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から園刃華霧さんが去りました。