2020/07/11 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に相馬・I・未唯さんが現れました。
相馬・I・未唯 > いらっしゃいませー 何名様ですかー?

「いt 一名で す」

なけなしの勇気でもって、店員に返事をする。
よかった気づかれなくて入り口でウロウロするのは避けられた。
会話するのは大変だけど。

一緒に行動する友達とか居ないので、安定の小さいテーブル……
あれ?
なんで大きいテーブルなの?
ボッチにこの大きいテーブルって辛いんだけど。
あ、席が無い。
そうですか、仕方ないね。

注文が決まりましたらお呼びくださいー

「あ はぃ……」

相馬・I・未唯 > メニューに目を通そう。
ドリンクバーは頼むとして……ガッツリ行くのは乙女的にちょっと怖い。
女子力なんて基本死んでるので、食べきれないという意味で。
お残しはダメ程度のものだけれど。
そうすると、スイーツ系か。オススメ系は確か柑橘類だったからそんなに甘くないかな?
……でも、待った。私はお昼食べてない。
なんだったら、朝ごはんも食べてない。
ちょっとはお腹に貯まるモノを入れておかないと夕飯まで持たない気がする。

相馬・I・未唯 > ケーキはご飯に入るだろうか。
小麦粉に砂糖、カロリーはたっぷりだ問題ない。

……
………
ビタミン摂れないなぁ……ついでに、重い。
絶対に夕飯食べられなくなる。それはダメだ。
軽めで、それなりに栄養がとれて、消化によさそうなメニューを……

「……ぁ……」

さ、サラダだけ とか?

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」にキッドさんが現れました。
キッド > コツ、コツ。軽快な足音が絶賛メニューとにらめっこ中に所に聞こえてくる。
ついでに漂ってくる白い煙。匂いは無いが、煙だから相応に吸えば煙たくはなる。
コツ、コツ、と足音が止まる所は広いテーブルを挟んで、少女の前。
長身の煙草を咥えた少年がそこにはいた。

「よぉ、随分と熱心に選んでるじゃないか。何かオススメでもあるのかい?」

実にフレンドリーな感じで声をかけてくる。
二本指で煙草を取れば、白い煙を天井へと吐き出す。

「実はな、ちょいとここしか席が空いてなくてね?立ち食いするのもいいが、座りたい気分なんだ。いいかい?相棒。」

相馬・I・未唯 > 話しかけられた。
それも、なんか皮ジャケットを着た金髪の男の人に。

「……ぁ、は はい ど……うぞ」

メニューを独り占めはよくない。
どうせ決まらないし そっと、男性にメニューを渡す。
オススメとか聞いてたし、ページは店のオススメを開けておいて。
ところで、何て言われた?

「あ……いぼう?」

キッド >  
「フフ、どうも。」

軽く帽子のツバを掴んで会釈。
そのまま向かい側へと腰を下ろした。
ホルスターについている金属、大型拳銃がソファにドカッと大きな音を立てて乗っかっている。

「相棒さ。」

目深にかぶった帽子の奥、碧眼がメニューを見下ろす。

「俺とアンタは今は同じ席。一緒に飯を食う仲なら相棒……だろう?」

フフン、得意げに言ってみせる。
人によっては鼻に衝くような、如何にもきざったらしい言い回しだ。

「さて、何にするかね……アンタは決まってるかい?」

相馬・I・未唯 > すごい大きい。あんなので撃たれたら何もできずに死ぬ自信がある。
というか銃口を向けられるだけで死ぬ。
荒事とか、超絶無理。

「……ぁ はぃ」

ヤバイ。わかるようでさっぱりわからない理屈だった。
えへらと曖昧に笑みを浮かべて誤魔化そう。
引いたのに気づかれたら失礼だし。
一緒に食べるとはいえ、たまたま同じ席についただけで。
これが学食だったら相棒が一度に何人増えるのかちょっと興味があるけど。

「え……と な なにかサラダ か……か、軽いモノでも なんて」

グイグイと距離を詰められてる気がする。
これが陽キャの力だと言うのか……!!

キッド >  
相馬の懸念も杞憂もいざ知らず、少年はにやけ面のまま煙草を吹かす。
備え付けの灰皿にトントン、と灰を下ろしながら気分上々とメニューを選んでいる。

「ファミレスのステーキなんてたかが知れてるが……とりあえずドリンクバーと何にするかね……。」

安価な分大したものではない。
値段相応かやや不相応、ファミレスで余り欲をかいたものを食べるのは良くない。
割と食にはそれなりに関心があるのか、結構悩むタイプ。

「サラダ。」

ふ、鼻で笑った。
笑いましたよコイツ!

「成る程、アンタはウサギだったワケか。寂しいと死んじまうなら、傍にいてやらねェとな。」

くつくつと喉を鳴らしながらなんか宣っている。
アメリカン陽キャパワー。その場でビンタを食らってもおかしくはないウザさだ!

相馬・I・未唯 > なんだろう、この人の洋画から飛び出してきた感。
無駄に絵になってる。
うう、私なんかが一緒に居て笑われてないだろうか。

「え……と。
 おオレンジソース が 美味 しかった です」

ちょっと食べきれなかったけど。
他にはあんまり見ないソースだったし、印象としては深かった。
しかし、それはそれとして 鼻で笑われた。
肩を小さくして顔を俯けて。
なんでウサギになったのかよくわかんないけど、まぁ 嗤われるのはいつもの事だと思う。
だから、いつもみたいにやり過ごす為に。

「す すいませ ん」

謝って小さくなっておこう。

キッド >  
「へェ、ソイツはどうも。じゃァ俺はソイツにするか。」

比較的人の好意は受け取るタイプらしい。
煙草を咥え乍ら、他に何を頼むか考える。
見ての通りのガタいの良さ、腕も手も太いアメリカンサイズ。
そりゃあもう、よく食べるとも。

「……今の、笑う所だぜ?」

なんたってただのジョークなのに、通じなかったらしい。
通じなければ意味はない、申し訳なさそうに口元がはにかんで、肩を竦めた。

「そんな縮こまるなよ、スポンジじゃねェんだしよ。もっと明るくいこうぜ?相棒。……ああ、そうだな。」

「名前も知らない相手とは……フゥー、宜しく出来ねェな。」

煙を吐きだしハハ、と軽く笑ってみせた。

「俺はろくでなしのクソガキ、キッドとでも呼んでくれ。刑事課さ。アンタはどうだい?黒ウサギの相棒。」

相馬・I・未唯 > ああ、いけない。
私も注文を決めないと。
……海鮮サラダにしよう、あっさり食べられそうだし。

「あ、お オーダー と通していいで すか?」

二度手間になると店員さんに申し訳ないし。
というかジョークだった。
うう 伝わってない自分が恥ずかしい。
頬と耳がなんか熱い。真っ赤になってないといいけど。

「わた 私は あ相馬・I・未唯で す。
 か鑑識 みたいな仕事 し して ます」

キッド >  
「とりあえず、ポテトに決めとくか……二人で食えそうだしな。」

意外とそう言う所に気を回すらしい。

「ああ、どうぞ。好きに通してくれ。」

その辺は割と自由に。適当に手をヒラヒラしといた。
一方で余程恥ずかしいのか、随分と顔が赤いようだ。
それが余計に面白くておかしくて、いじらしくてついつい口元がニヤけてしまう。

「アイバ、か。へェ、もしかしたら、現場で出会ったかもな?」

基本的には単独行動が多いが、刑事課で在る以上現場での調査も怠らない。
そう言った鑑識連中共付き合いはあるが、何分この少年はその辺りの付き合いは"適当"に尽きる。
だから、もし彼女と出会っていても、覚えているはずも無い。

「……にしても。」

徐に相馬へと手を伸ばした。
一直線に、相手の額へ。その厚い手を避けなければ、前髪を上げられることになる。

「参ったな、アンタみたいな美人を忘れちまうとは……フ、許しておくれよ。今度、デートでも行ってみるかい?」

何とも歯の浮くような台詞がスラスラ出てくるものだ。

相馬・I・未唯 > 呼び出しベルを鳴らして、店員を呼ぶ。
これでもうじきやってくるはず。

「ど、どうで しょう。
 わた私 も あああんまり刑事課の人とは 一緒し しない ので」

というか、私は人付き合いが相当に狭い。
加えて滅多に人と視線を合わせられないし。
だから一緒になっていても、覚えてる余裕がない。
そしてこんな風に手を伸ばされると、硬直して動けやしないし。

「……へぁ!?」

デートとかに誘われた経験なんてまるでないし、美人だと言われた事なんてあるわけがない。
だって髪はボサボサで、目元のクマも酷いし、目つきも悪いし、姿勢も悪い。
あと頭もそんなに良くないし、運動神経はどこかに忘れてしまったらしい。
そんな私が美人とか美人とか。
あ、ヤバイ。
冗談だってわかってるのに、顔がめっちゃ熱い。

キッド >  
「そうかい?鑑識といやぁ、現場にゃ出ずっぱりか……ああ、分析に回されるタイプかい?」

自分の部門以外に詳しい訳では無いが、そう言うイメージ。
現場で証拠を集めて細かな検証、それを持ち帰っての分析。
或いは異能による状況描写。近未来の技術に異能。
そう言うものがある以上、此処での犯罪なんて余程度胸があるか、馬鹿じゃなきゃやるはずもないが。

別に少年は女に疎い訳では無い。
だからこそ、その初々しい反応にニヤリと笑った。

「確かに随分とほったらかしにされてるが……くまなく磨いてやりゃ輝くダイヤの原石さ。」

「ヘッ、どうしたんだい相棒?顔が赤いぜ。」

勿論からかっているのだが、こういう反応をされるのは久しぶりだ。
ついつい熱が入ってしまう。額に乗せた手をゆっくりスライドさせ、わざとらしく頬に手を添えてみようか。

相馬・I・未唯 > 「ああの……い 一時間くらい前までの、状況をか紙にび描写で できます。
 だ だから、色んなげ現場を た たらい回しみたい に」

使い勝手の悪い定点カメラみたいなものだけれど。
描写して、すぐに次の現場と彼方此方に回されるのだ。
割に合わないと思う。

「ダッ……べッ!…… 赤…………あぅ」

抵抗とかできやしないし、手が大きいんだなぁとか、意外とごつごつしてるとかしか感想が出てこない。
頬に手を添えるとか これ もう……!?
顔は暑いし、(いつも通りに)緊張して目を開けてられないし。
アレちょっと待って これってキスをせがんでる感じになってない!?


ご注文はおきまりでしょうかー?


店員さん 空気読んで!!

キッド >  
「ほう、そりゃァ……いいじゃねェか。」

このご時世、カメラが無い場所のが少ない。
監視社会と誹られる事はあっても、そのおかげでニッポンと言う国は著しく犯罪率を下げたという。
此の島にも、生徒の安全のために学生街周辺の警備は高い印象だが、其れ以外には期待できない。
情報は鮮度があるが、それを護れれば確かに便利な異能だろう。

「ソイツは中々便利な異能だな、アイバ。組織じゃ立派な人気者だろうさ。」

皮肉っぽい言い回しだが、この少年にしては珍しくストレートな褒め方だ。

手に頬を添えたまま、煙草を灰皿へと押しつぶす。
目深にかぶった碧眼が、鷹の様に、獲物を狙うようにそのレンズの奥を覗き込んだ。
────狙った獲物は逃がさない。
ゆっくり少年の顔が……


\ご注文はおきまりでしょうかー?/


「フ……。」

悪戯っぽく笑って、手を放してドカッと席に着いた。

「続きは、また今度だな?」

なんて、言ってのけた。
やってきた店員に何事も無かったかのように手を上げて会釈をする。

「リブステーキをオレンジソースで。ついでにポテトとドリンクバーだ。……アイバは?」

相馬・I・未唯 > 「つ、追跡はで できないの で……。
 あと じ時間が問題で す。
 見つけて、通報して、連絡なので」

一時間は意外と短い。事件が半日前とか夜半過ぎとか役立たず一直線である。
色々と言われた事を思い出して肩をちょっと落と……してる暇がない。

目を開けたらめっちゃイケメンが近いし、また今度って。
またってなんですか?今度ってアレですか。
私みたいな地味な子とかチョロいって思ってからかってますね?
きっとそうでしょうそうでしょう、お願いそうだって言って。
勘違いしちゃうから。惚れてまうやろー!?

「か、海鮮サラダとドリンクバーをお願いしましゅ!」

上擦った上に噛んだ。
死にたい。

キッド >  
「そりゃ、出来ない時は誰だって出来やしねーさ。弾丸だって、動く的に当てるのは難しいんだぜ?」

無理な時は無理というものだ。
何事も状況が整わなければ、上手くいかないもの。
結局、調査というのは後手に回る関係上、上手くいかない場合のが多い。
懐から取り出した煙草を口に咥え、手をヒラヒラさせる。

「だから、気にするなよ相棒。寧ろ、お前さんはよくやってるさ。」

適材適所。失敗は成功の母。
少年は口が軽く、態度も軽い。
だが、人の心底軽んじはしない。真摯な行動には真摯に対応する。
そのねぎらいの言葉の後に、煙草の火をつけた。
白い煙が、再び口元から立ち上る。

「……ヘッ。」

噛んだ、盛大に。流石に肩を竦めてしまった。

「落ち着けって……どこにもいきやしねェよ。」

相馬・I・未唯 > 赤くなったり青くなったり忙しい顔色だと自分でも思う。
労いの言葉に、何処にも行かないなんてちょっとした殺し文句に。

「ありが と うございます」

慰めか、本心か、またからかっているのか。
そういう経験が薄い自分には相手の心とか本当にわからないけど。
言われた言葉は嬉しくて。
なんか、少しだけ自然に呼吸ができた気がした。
ちょっとだけ、笑えたかもしれない。

キッド >  
「ふ、どういたしまして……。」

何てない世間話だ、と付け加えて、吐き出し煙と一緒。
文字通り煙に巻かれてしまった。
徐に懐から携帯端末を取り出し、先端を相手へと向ける。

「ま、困ったことがあればいつでも呼びな。同じ風紀委員同士……デートの約束もあるしな?」

つまり、連絡先交換だ。
へらへらと笑って軽薄な男ではあるが、そう言う所の面倒見はいいらしい。

相馬・I・未唯 > 「……ッ!?」

れ、連絡先の交換!?
なにこれリア充みたい!?
男の子の連絡先とか生まれて初めてアドレス帳に入れるんですけど!
入れるんですけど!!

「……は はい よよろしくお願いしまします」

取り出したのはいいけど、どうやって操作するんだっけと。
アタフタ。
普段、呼び出しの連絡と動画を見るくらいしかしてないからわからない。
ヤバイ。

キッド >  
確かにまぁ全体的に人馴れと言うか、如何にもよそよそしいというか。
率直に言って"ギーグ"的雰囲気は感じていたが、そこまで慌てる事かね。
口には出さずとも、妙ないじらしさに加虐心を擽られながら、トントン、と端末のモニターを指先でスライドする。

「此処だよ、アイバ。」

ほらここ、と連絡先の画面を表示し、交換までさっと指示。
連絡先の名前もキッドしっかりキッドになっているようだ。
そうこうしているうちに、互いに頼んだものはテーブルへと並べられるだろう。
交換を終えれば、端末を無造作にしまい込んだ。

「まぁ、食おうぜ。適当にくっちゃべて……次のデートプランも用意しておかねェと、な?」

聞く人が聞いてたらたら歯が浮き過ぎて全部とんでっちゃいそうだよ。

相馬・I・未唯 > 他の人達ってなんでこうグイグイと距離を詰めてこられるんだろう。
ドモる私とも、馬鹿にするわけでなく会話してくれるし。
陽キャってスゴイ。
真似したら、すっごい微妙な空気になるんだろうな……。

「ありが とう ございます」

こちらは特に編集された跡が無いのでデフォルトのままである。
だって交換を想定してなかったから。
っていうか、デート確定なの!?
着ていく服とかもってないから買わないと……制服はさすがにダメだってわかる。
漫画とかでそうだったから。

「よろ よろし く お願いします」

……私、今日で死ぬのかなぁ?

キッド >  
「そう堅くなんなよ、仲良くしようぜ?なぁ……、……。」

"どうせ明日、生きてるかお互いわからないしな"。
と、普段なら言い出してた皮肉だが、今回ばかりは呑み込んだ。
ジョークと言うのは、通じるからこそジョークなのだ。
少年は同じ轍を踏むほど愚かではない。

「女の晴れ姿って奴だ。期待してるぜ?」

なんて、誤魔化しついでに相手をからかっておいた。
並べられたステーキに舌鼓を打ちながら、暫し談笑としゃれこみ、ふと目を離した隙に二人分の金だけを置いて去っていった。
なんとも、自由奔放な男だろう。

相馬・I・未唯 > 「が、がんばります」

堅くなるな と言われても、緊張するに決まってる。
私みたいなのとでも、普通に仲良くしようとするとかすごいなぁイケメン。
何か言い淀んだような気がしたけど、晴れ姿とか言われるともうなんか、それどころじゃない!
どういう服を選んだらいいのか本気でわからない。
帰りに本屋によって初めてファッション誌とか買わないとダメか。
いやまずはネットで下調べを……

なんて喋りながら必死に考えていたら。
伝票と一緒に去って行った。
去り際までさりげなくてクールとか。

「……陽キャってすごい……」

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」からキッドさんが去りました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から相馬・I・未唯さんが去りました。