2021/11/11 のログ
■霧島 孝介 > 彼女の笑い方にも慣れてしまい
むしろこの笑い方が安心するまである。
「あ、あぁ…恥ずいな…なんか…」
気迫を籠めつつも甘いことをいう彼女。
対して、こっちは先ほどの彼女の告白と、自分からの告白を
引きずっており、なんだか急に恋人のような関係を意識してしまって
「…お、お願いします」
自分は長生きしたいし、相手にも長生きしてほしい。
減煙という言葉を聞けばお願いするように頭を下げる。
「あ、ありがとうございます…」
乙女思考を持たないこの男はもう、顔から火が出そうなほど恥ずかしく。
生暖かいまなざしを向ける店員さんと周りの客に、内心で(やめてくれ!)と叫ぶ
気を紛らわすようにハンバーグをナイフとフォークを使って切り始めた。
「……あぁ、ありがとう
もちろん、死ぬつもりはないさ。
そのために異能や魔術の勉強をしてるしな」
何だか、妙に色っぽいような恍惚とした表情を浮かべる彼女。
そういうのに疎く、自己評価が極端に低い自分でも(これ完全に俺に惚れてるな…)と
分かってしまい、少し照れ臭そうにしつつも
死なないと彼女に約束をして。
「ホテル!?いや、それは申し訳なさすぎる!
だったら、俺の部屋に泊まりに来てくれよ!その方が金とか掛からないし」
彼女がホテルに泊まるという発言を聞いて、乗り出すようにそう告げる。
…ん?なんだかそれだと辻褄が合わないような気もしたが、多分気のせいだろう。うん。
■高梨美子 > とっさにいつもの笑いが出てしまって孝介の表情チャック
なんだかこの笑い方に慣れてくれたようだ。
「ふへへ、俺もちょっと恥ずかしいかも」
こっちはもう意識しまくっていて
今なら空でも飛べそうなほどに心が軽くて、弾んでいて
変な言葉でも口にしてしまいそう、と緩みまくりの口元を引き締め
たのだけれど
「これから長生きするしさー
えひひ、子供は何人……じゃないや
そのうち禁煙もできるかも」
頭を下げた孝介に勿論と頷いて、ついつい変なことを口走る
流石にそれは早いと首を振って、少しだけ顔を赤くした。
そうして、運ばれてきた料理は美味しそうで
スプーンを手にとって、卵とチキンライスを掬って
孝介のことしか見えていない女はもう、顔を赤くしている
孝介を見て、照れてるのかな、なんて見当違いの考えに至っていた。
そうして、もぐりとひとくち食べた後、顔を綻ばせて
「ん、信じる。はぁ、教えてあげられればよかったんだけど」
あいにくと魔術は専門外で、申し訳無さそうに眉を垂れさせるも
孝介ならばできるだろうと信頼を置く。
「……ほぁ、え……いいの?
絶対行くけど、ほんとのほんとに良いの?」
何度もそう問いかけて、孝介が頷いたら
自分の部屋には女の子のお世話しに帰るなー?と
ほわほわしながら告げたとか。
■霧島 孝介 > 「ん、来たか
じゃあ俺から…はい、あーん」
冗談とはいえ、自分からの発言なのだから、あーんせずにはいられない。
ハンバーグを一口大に切れば、フォークでさして
彼女の口元に運んでいって
「そ、そうか?確かに高梨は長生きしそうだが…
ん?子供?」
目の前の女性のパワフルさに感激しつつ、後半の発言に首を傾げる。
何故子供が出てくるのだろうか。
勘が少し鋭いこの男でも、流石にすぐには結論には至らずに
疑問符を浮かべたまま、食事を開始して。
「ありがとうな。
はは、代わりにボクシング教えてくれるだろ?」
申し訳なさそうにする彼女にウインクを送る。
「あぁ、勿論!
っていうか、高梨に協力してもらってるんだし、流石にそれくらいはしないと申し訳が立たないよ
絶対に俺の部屋に来てくれ」
彼女の確認の発言には首を縦に振って
特に下心はないものの、彼女を部屋に招待する。
彼女にとってはその発言はどう映るだろうか。
■高梨美子 > 「あーん、んひひ……んまい。ありがとなー?」
あーんをしてもらったら幸せそうにしながら
ハンバーグを口に運んでフォークから口を離して
お返しとばかりにデミグラスソースがかかったオムライスを
掬って孝介の口元に近づけて。
「ふへへ、大往生するんだー
こ、子供のことは忘れていいから」
流石に気が早いと言うか、気恥ずかしさが先に立って
首を傾げている様子を見たら、視線をウロウロとさせて
片手を小さく振って。
更に、教えるということについては勿論と頷き。
「おう!世界王者になれるように頑張ろうぜ!…っ!」
ウィンクを送ってくれて、それがとても様になっていて
胸を何回ときめかせれば良いのだろうかと考えながら
こっちも照れくさそうにしながらウィンクを送って。
「……うん、行く
あ、ゲームで対戦とか、しような?」
この様子だと善意で言っているのだろうなと
分かってしまって、自分の下心を恥じながらも
期待はしてしまう自分もいて。
■霧島 孝介 > 「ん…やっぱりちょっと恥ずかしいな…
あーん…」
彼女に食べさせれば、高梨が口に入れたフォークを見てドキドキしつつ
次は自分が食べる番が回ってくれば、口を開けてそれを食べる
甘いデミグラスソースと卵、チキンライスが絡まり合い、絶妙な味のオムライス
しかし、目の前の彼女のせいか、心拍数が高まって味があんまりわからずに
「大往生なんて久しぶりに聞いたぞ!
ん?わかった…?」
笑う彼女を素直に可愛いなど思いながら、自分も笑ってしまい
後半の発言に関してはなんだか視線をウロウロしている彼女に
追及されたくないことなのだろうか、と考えて、そこで止まる。
「はは!そうだな、やるからには真剣になっ!」
手をぐーにして、軽くファイティングポーズを取れば
彼女に爽やかな笑顔を向ける。
自分の行動で彼女が何回もときめいているとは知らず、いつの間にか
彼女に刺さる行動ばかりしてしまう。
「だな!楽しみだ。…ん?」
なんだか急に元気がなくなった彼女に心配するように顔を覗き込む。
実際、自分もそういうこといつかはあるかもしれないと思うが
今度だとは思っていない様子で、彼女の表情の変化に疑問符を浮かべる。
■高梨美子 > 「これからなれてこうぜー?毎回やるんだし?」
そう冗談まじりに言って、にひ、と嬉しそうに笑んで
そうして、食べさせたなら美味しそうにしている孝介を眺め
こっちもこっちで胸が高鳴りっぱなしで
無意識の中でスプーンでオムライスを掬って食べて
それに気づいて赤面。
「まあ、最近聞かないよねー
うん、ありがと」
照れ照れと視線を動かす中で、孝介が優しく
聞くのをやめてくれたのでホッとして
感謝を告げて誤魔化すように笑う。
「もちろん、足技も教えるな?」
実戦だと足も使うだろうからと
手をグーにしてポーズを取る孝介を
微笑まし気に見ていたのだけれど
爽やかな笑顔まで飛んでくれば
いつ心臓が止まってもおかしくないほどに、胸に刺さる。
「……うひゃっ」
前に覗き込まれたときほどではないけれど
それでもドキッとはしてしまって、ぼけーっと
孝介の顔を見惚れるように眺めたら
一応、準備しておこうと心に誓った。
「んー……飯食ったらどっか行く?
あ、それとも勉強とかするか?」
パクパクと食べながら、時折あーんしつつそう聞いた所で
食べ終わったあとは、孝介の望む通りに動くだろうと。
■霧島 孝介 > 「え、毎回やんの!?
そ、そうだよな…これから付き合う予定だし…わ、わかった」
嬉しそうに笑う彼女にこちらは驚愕といった表情。
カップルでも毎回はやらないが、そんなこと恋愛に疎い彼が知るはずもなく
彼女の発言に頷いて、こちらもハンバーグを食べる。
やっぱり、こればかりは慣れる気がしないと間接キスにドキドキしてしまう。
「足技!…一瞬、エロく聞こえてしまった、ごめん」
その単語に、蹴りなどより先に別の方向を考えてしまって
頭を抱えて彼女に謝罪する。
いや、彼女の足技に興味が無い、わけではないが…
これ以上はやめとこう。うん。
「あ、ご、ごめん!
…その、大丈夫?」
ついやってしまった行為。
顔を覗き込むことは軽率にはしてはいけないと思い出し、謝罪するが
怒ってる様子はなく、(そういえば、高梨なら大丈夫だった)と思考する。
ていうか怒るよりむしろ嬉しそうだ。…今後も隙を見てやろう。
「そうだな…ふふ、デートでもする?」
勉強は十分したし、今は彼女に集中したい。
これが恋なのだろうか?と考えれば、ハンバーグセットを食べ進めて。
■高梨美子 > 「うへへ、ありがとなー?
でも毎回は俺の心臓に悪いからたまに、な?」
驚愕を浮かべた孝介に照れくさそうに頬を掻いて
恋愛な疎そうな孝介、色々とつけこめそうだと悪い顔をするけれど
やるのは可愛いものばかりだろう。
乙女思考なのでそこまで過激なのは出来ない、はずである。
「ふへへ、謝らなくていいよ
俺もちょっと考えたし」
舌をチロ、と出して悪戯げな表情を浮かべてウィンク
ボクシングは真面目に指導する気である
あるのだが、ついついとからかうような言葉も出て
「だ、大丈夫です……うひひ」
見るまでもなく嬉しそうである
目を細めて先程覗き込んできた孝介の顔を脳内で繰り返して
息を荒げているちょっと危ない人。
更に、更に息を荒げるような言葉も出てきて。
「で、でデート……するっ!あ、すみません
……ど、どこいく?公園?映画館?」
前のめりになってつい、声を大きくしてしまって
周囲に謝罪してもとに戻って。
寒いけれど、身を寄せ合うこともできるし
丁度いいだろうと考えた。
寒い場所ならば映画館で温まればいいし
手も繋げるのでどちらでも構わなかったりする。
■霧島 孝介 > 「う、うん…俺の心臓にも悪いから、そうしよっ」
完全に彼女の手のひらの上だが、そのことには気づかずに
彼女から色々と吹き込めば面白いことが出来るだろう。
まぁ、流石に怪しすぎるものは彼から気付くだろう。多分。
「ぅえっ!?…そ、そっか…」
そういう行為は全然未経験で、一人で想像したり、動画は見る程度。
舌をチロっと出して余裕そうに笑う彼女はきっと経験豊富なのだろうと
勝手に思いつつ、顔を赤くして飲み物を飲み干す。
「あ、安心したよ。…うん」
さっきまでは相手の手のひらだったが
こういう行為に関してはこっちが上手の様子。
困ったら顔を近づけたり、手を繋いで主導権を握ろう。
そんなことをしみじみと考えていたのだ
「うおっ!?…そ、そうだな。
映画館に行って、面白い映画無かったら公園行こうか?
前みたいにゲーセンに行ってもいいし!」
今は彼女と居られれば、どこでもよい。
きっと楽しくなるだろうと考えて、笑顔を向ける。
荷物を纏めて席から立ち上がれば、片手に伝票を持って、もう片手は彼女と手を繋ぐために差し出す。
好きな人となら何処でも楽しく、ドキドキと新鮮な気分になれるだろう。
ゲームセンターの一件で少しは慣れたかと思ったが、今日も心臓に悪い一日になってしまった―――
■高梨美子 > 「ドキドキしてくれるんだ……」
その言葉でだけで舞い上がってしまいそうで
もう既に舞い上がっているのだけれど。
そして、これからどんな事を吹き込もうかとワクワクしながら
「あ、言っても経験人数ゼロだから安心して?」
こっちもこっちで未経験で
妄想を膨らませたり雑誌を読む程度で
百面相をしている女である。
「……はぁ、幸せ」
完全に主導権を握られている
そのことに幸せすぎて気づいていない様子なのだけれど
きっと、かんたんに主導権を奪い取れるであろうと。
「ご、ごめん。
あ、うん。そうしよっか
ゲーセンも良いかも……」
孝介と一緒にいられるのならばどこでも良いのだけれど
孝介にも楽しんでほしくてあーでもないこーでもないと考えを巡らせる
けれども、笑顔を向けられると考えも吹き飛んで。
こっちも席を立つと、物欲しそうに片手を見ていたのだけど
察してくれたのか、望んでくれたのか分からないけど
片手を差し出してくれて、それに手を絡めて、その暖かさに
目を細めて、胸を高鳴らせながら両思いになった
のが改めて再確認できて、遊び終わってもドキドキは続いていた。
寮に戻ったら、一緒に取ったぬいぐるみを胸に抱いて――幸せを噛み締めた
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から霧島 孝介さんが去りました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から高梨美子さんが去りました。