2020/07/13 のログ
水無月 斬鬼丸 > 「うぉ、どもっす…」

ほんとに軽いものだ。
あの大仰さで。
オムライスどころの騒ぎではなかった。
一体あのドローンは何に使ったんだろう。
とりあえずドローンくんからタオルを受け取り頭に乗っけ、思わずドローンに対して頭を下げた。

「えっと、そんじゃ…いただきます」

はむ。
ちょっぴりヘルシー志向なサンドイッチ。
もぐもぐしつつ話を聞く。

「……まぁ、学園っていうもんの面倒さ加減をフェイが受け入れてくれるか…ってとこはありますね…
財力は………はい、はい…」

無理なのでは?

Nullsector >  
「…………。」

懐から煙草を取り出し、火をつける。
今度は甘い匂いはしない。

「まぁ、だろうね。……学校なんていうのは、気の合う奴がいれば6割くらいは登校する理由が出来るもんだよ。」

「あの子とまともに歩きたかったら、アンタが説得するしかない。わかるね?」

「このまま下手な事やらかして、風紀委員会の豚箱行きってのも、ありえなくないしねぇ。」

落第街の連中なんて、そんなものだ。
燻ってる以上は、落ちるか上がるか。
何とも刹那的な生き方だ。

「……とりあえず、まずは彼女に意思表示。男なら、一緒に来いって言う位の甲斐性はみせな。出来るね?」

水無月 斬鬼丸 > 「……」

基本ボッチだったから俺もサボりが多かったんだろうか?
いや、まぁ、それは言い、おいておこう。

説得、できるのか?
フェイを。
強引にしすぎたところで失敗するのが関の山…
だが、そうするしかないというのもわかる。
風紀と二級学生の話なんてろくなものがないのは知っている。

「フェイの…話聞いてから…
やります…
フェイの言い分というか、フェイも、納得してほしいんで…」

Nullsector >  
「……いいよ。代わりに、ちゃんと結果を聞かせな。」

「あの子が入学するなら、面倒見てやるよ。」

それがどういう意味かは、まぁ言葉通りだ。
此処迄言った、言わせた以上はこっちで面倒を見る、金の事も、入学面も。
余計な事とは言わない。トントン、と膝を指先で叩いて立ち上がった。

「それじゃ、話は終わり。あたいは帰るよ。夜更かしはするんじゃないよ?」

「ああ、斬鬼丸……。」

女は踵を返した。

「暫くは、部屋に女を入れない方が良いかもね?」

してやったり、そんなしたり顔をして手を振った。
此の甘ったるい煙草の匂い、早々解ける事は無いだろう。
女はそのまま玄関を出て、去ってしまった……。

水無月 斬鬼丸 > 「え?え…面倒って…!?
え、これ…え?」

なんで?
けして安くないだろう。
手間だってかかるだろう。
これは自分の問題だったはず。
なぜ、紫苑さんが?
いや、だが…それは聞くまい。

「…あ、ありがとうございました!!
いろいろと…ほんとうに…いろいろ………へ?」

去っていこうとする彼女に頭を下げる
今度はぎりぎりぶつけなかったが…
最後に名を呼ばれ顔を上げた。

「………はい…」

そういえばさっき吸ってタバコ
甘い匂いはしなかった…つまり…わざとか…。
してやられた。
タバコの消臭…どうやるんだろ…。
彼女が去ったあと、とりあえずは窓を全開にしておくのだった。

ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」からNullsectorさんが去りました。
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。