2020/08/12 のログ
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」に妃淵さんが現れました。
■妃淵 >
「──……ン…」
日が傾き差し込んできた陽光に顔を照らされて、目が覚める
むくりとベッドから起き上がると、一人
その身体には何も身につけていない
「(……シャワー浴びて、もっかシて…そんまま寝たンだっけ)」
ぼんやりする眼を擦りながら、記憶を手繰る
………
……
…
ここは水無月斬鬼丸の寮部屋
夏季休暇の間、泊めてもらうことになったのだ
部屋の主の姿はない…そういえばバイトとか言ってたような気がする
時計を見る──もう昼過ぎだ
■妃淵 >
部屋の中はエアコンが効いていて暑くない
薄いタオルケットがかけられていたので身体が冷えたということもなかった
「うーン……」
ベッドの上で俯せになり、猫のように背を逸して伸びをする
シて、そのまんま寝たからややカラダが気怠い
しばらくしてようやくベッドから降り、ぺたぺたと冷蔵庫へ向かってゆく
何か飲み物あるかな、といった位に開ければ、麦茶が冷えていた
昨日使ったコップを濯いで、麦茶を注ぐ
寝起きにはまず水分
■妃淵 >
「は……」
コップ一杯、飲み干すと身体の隅々まで水が浸透した気分になる
眠ってる間は身体が乾くというけれどまさにその通り
洗面台で雑に顔を洗ってタオルで付着した水分を拭き取れば、またベッドへと戻ってゆく
どうせ斬鬼丸の一人部屋なんだし、別に慌てて服着なくてもいいだろ、と
そのままベッドにぼふんとダイブ
寝転がって、なんとなく天井を見る
──キレイな部屋だ
ところどころ薄汚れ、剥がれ落ちているような
スラムのアパートの天井とはまるで違う
「俺を二級学生から掬い上げる、ねえ」
天井を見ながら、斬鬼丸に言われたことを思い出していた