2020/08/16 のログ
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」に妃淵さんが現れました。
■妃淵 >
此処は男子学生、水無月斬鬼丸の部屋
部屋主はでかけていて留守のようであるが
もぞもぞ
ベッドの上の大きなタオルケットがのたうつように動いて
すぽ、と少女が顔を出した
その表情はぼんやりとして、やや半目がち
ごー…という僅かな冷房の音だけが響く部屋の中で、ふわ…と欠伸を噛み殺して
「……ダルい」
気怠げにそう呟くとベッドから這い出した
■妃淵 >
なんだかカラダがべたべたする
汗まみれのまま寝てしまったんだっけ
立ち上がり、いつもは結っている、今は解かれた髪をわしゃわしゃと撫ぜる
シャワーでも浴びるか、とよたよた歩いてシャワールームへ
大浴場もあるらしいけど、さすがに利用するのはマズいだろう
それくらいは理解る
■妃淵 >
冷水のシャワー、部屋は暑くないが基礎体温の高いフェイエンには、今の時期ちょうどよい
ベタついた汗を流して、髪は…適当に水で流すだけ
「……ん」
鏡に映る自分の身体、胸元あたりに赤い点がついている
そういえばなんかされてた記憶がある
自分もたまにするから、別に文句はないけど
赤く鬱血したようなそこを撫でつつ、シャワーを終えればバスタオルに身を包んで、部屋へと戻って、なんとなくテレビのスイッチをいれたりして
■妃淵 >
濡れた長い髪をバスタオルで水分を吸収しつつ…
テレビでやっているのは、お昼のニュース
あちこち暑いよ、といったような、どうでもいい話だ
スラムにいたらこんな冷たいシャワーも満足に浴びられないし、冷房の聞いた部屋もない
「随分いい暮らしできるよな」
誰ともなし、そう独り言を零して、バスタオルを洗い物の籠に投げ込んで
再びベッドに横になる…前に、冷蔵庫を漁る
カップのアイスクリーム、いくつかあるし1つもらってもいいだろ、と取り出して
■妃淵 >
バニラアイス、据え付けられた木のヘラのような小さなスプーンで掬って、あーんと小さな口元へ
爽やかな甘さが口の中で溶けて、消える
真っ昼間から、エアコンの効いた部屋でテレビを見ながらアイスを頬張る
なんだろうこんな生活、別に刺激的でもなんでもない
ただただダラけた時間の浪費
それ自体は嫌いじゃない、というか、基本面倒くさがりなのでそれは良い
だらだらしてるだけで生きていけるのは、願ったり叶ったりだ
でも
アイスの蓋の裏にこびりついた甘いクリームをぺろりと舐める
「…アイツは俺に何かしてほしいとかねーのかな」
カップをゴミ箱にインサート。ごろんとベッドに寝転んで天井を見る
■妃淵 >
帰ってきたら聞いてみるか
そんなことを考えながら、タオルケットに包まる
素肌に心地よい触れ心地
どことなく汗の匂いに混じったアイツの匂いにつつまれて、そのまま二度寝
今更だけど、安心して眠れるなんていうのも。此処で得たものの一つだ
今日はアイツはいつ頃帰ってくるだろう
少しずつまどろんでゆく中で浮かんだのは結局、斬鬼丸のこと
部屋を間借りしてるし、部屋主だから仕方ない───
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」から妃淵さんが去りました。
■水無月 斬鬼丸 > 結構遅くなってしまった。
バイトの後に少し寄り道をしたのでまぁ仕方ない。
「ただい↑まぁ…↓」
返事はない。
返事はないがサンダルもブーツもある。
フェイは部屋の中。
まだ寝ているのかな?
それを察すると、声のトーンを落として…ドアもゆっくりと閉じる。
足音を潜めて部屋へと向かえば
バスマットがじっとりと濡れていた。
いっぺんおきてシャワーを浴びたのだろう。
たどり着けばベッドには可愛らしく眠る少女の姿だ。
■水無月 斬鬼丸 > 二度寝させてしまった。
食べるもんなんかあったっけ?
お腹すいてないかな…
まぁ、起こして食わせるのも違うだろうし…
とりあえずは着替えだ。
いつもどおり、先日脱ぎ散らかした…
いや、脱がせ散らかした衣類とバスマット
タオルも回収して洗濯機にぶち込んでおく。
シャワーは…まぁ、大丈夫だろう…その音で起こしてしまったら申し訳ないが…
できるだけ勢いを緩めて
軽く汗を流してしまう。
■水無月 斬鬼丸 > 「ふぅ……」
新しいバスマットと新しいタオル
フェイの使ったタオルを使ったほうが節約にはなっただろうが
さすがに、その…あれだ。よくない。
着替えて部屋に戻れば、フェイはまだ眠っていた。
よっぽど疲れて…
いや、この場合疲れさせたのは自分か。
バイト上がりで腹も減ったが…
フェイがおきてからでいいか。
もって帰ってきたコンビニ袋の中身は
一日くらいは日持ちするはずだし。
テレビは…相変わらず面白いものはやってない。
リモコンをいじって電源を落とす。
いつもだったらベッドでスマホでもいじってる時間なのだが…
フェイの隣にごろりと寝転ぶ。
■水無月 斬鬼丸 > 隣で眠るフェイの方へと顔を向ける。
目を閉じ、安心しきっているかのように安らかだ。
なんかその寝顔を見ているだけで嬉しくなる。
吐息がなんだかバニラの匂い。アイス食べたまま眠ったのだろう。
暑がりなのにタオルケットにくるまって…
アイスを食べて体を冷やしたのだろうか?
とはいえ、抱きしめるにしてもじゃまになったらあれだな…
仕方がないので横で寝転ぶにとどまる。
「くぁ…」
小さくあくび。
自分も結構疲れているのかも…
まぁ、フェイが来てから連日夜ふかししているし…しかたないか…
洗濯もおきてからでいいだろう。
■水無月 斬鬼丸 > そういえば…保証人とかの書類ももらってきたんだった…
起きたら書いてもらおう。
書いてもらえるか…少し心配だけれども。
自分が一緒にいたいと言うだけで
自分が好きだというだけで
フェイを振り回してしまっているんじゃないだろうか?
フェイにはフェイの日常があっただろうし…
でも、それでも…
フェイは言葉をくれたし
自分はそれを受け止めた。
多少の不安はある、それはもちろん
フェイだって全部を打ち明けはしないだろうし…
「でも…か…」
失敗は考えない。
コレもフェイの言葉だったか…ともあれ…話してから…かんがえ……
まぶたが落ちてくる。
抱きしめることはできないが
フェイの体の上…覆うように手を乗せて
自身もまどろみに落ちていく
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。