2020/08/16 のログ
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」に妃淵さんが現れました。
妃淵 >  
此処は男子学生、水無月斬鬼丸の部屋
部屋主はでかけていて留守のようであるが

もぞもぞ
ベッドの上の大きなタオルケットがのたうつように動いて

すぽ、と少女が顔を出した
その表情はぼんやりとして、やや半目がち

ごー…という僅かな冷房の音だけが響く部屋の中で、ふわ…と欠伸を噛み殺して

「……ダルい」

気怠げにそう呟くとベッドから這い出した

妃淵 >  
なんだかカラダがべたべたする
汗まみれのまま寝てしまったんだっけ

立ち上がり、いつもは結っている、今は解かれた髪をわしゃわしゃと撫ぜる
シャワーでも浴びるか、とよたよた歩いてシャワールームへ

大浴場もあるらしいけど、さすがに利用するのはマズいだろう
それくらいは理解る

妃淵 >  
冷水のシャワー、部屋は暑くないが基礎体温の高いフェイエンには、今の時期ちょうどよい

ベタついた汗を流して、髪は…適当に水で流すだけ

「……ん」

鏡に映る自分の身体、胸元あたりに赤い点がついている
そういえばなんかされてた記憶がある
自分もたまにするから、別に文句はないけど

赤く鬱血したようなそこを撫でつつ、シャワーを終えればバスタオルに身を包んで、部屋へと戻って、なんとなくテレビのスイッチをいれたりして

妃淵 >  
濡れた長い髪をバスタオルで水分を吸収しつつ…

テレビでやっているのは、お昼のニュース
あちこち暑いよ、といったような、どうでもいい話だ

スラムにいたらこんな冷たいシャワーも満足に浴びられないし、冷房の聞いた部屋もない

「随分いい暮らしできるよな」

誰ともなし、そう独り言を零して、バスタオルを洗い物の籠に投げ込んで
再びベッドに横になる…前に、冷蔵庫を漁る
カップのアイスクリーム、いくつかあるし1つもらってもいいだろ、と取り出して

妃淵 >  
バニラアイス、据え付けられた木のヘラのような小さなスプーンで掬って、あーんと小さな口元へ
爽やかな甘さが口の中で溶けて、消える

真っ昼間から、エアコンの効いた部屋でテレビを見ながらアイスを頬張る

なんだろうこんな生活、別に刺激的でもなんでもない
ただただダラけた時間の浪費
それ自体は嫌いじゃない、というか、基本面倒くさがりなのでそれは良い

だらだらしてるだけで生きていけるのは、願ったり叶ったりだ

でも

アイスの蓋の裏にこびりついた甘いクリームをぺろりと舐める

「…アイツは俺に何かしてほしいとかねーのかな」

カップをゴミ箱にインサート。ごろんとベッドに寝転んで天井を見る

妃淵 >  
帰ってきたら聞いてみるか
そんなことを考えながら、タオルケットに包まる

素肌に心地よい触れ心地
どことなく汗の匂いに混じったアイツの匂いにつつまれて、そのまま二度寝

今更だけど、安心して眠れるなんていうのも。此処で得たものの一つだ

今日はアイツはいつ頃帰ってくるだろう
少しずつまどろんでゆく中で浮かんだのは結局、斬鬼丸のこと

部屋を間借りしてるし、部屋主だから仕方ない───

ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」から妃淵さんが去りました。
水無月 斬鬼丸 > 結構遅くなってしまった。
バイトの後に少し寄り道をしたのでまぁ仕方ない。

「ただい↑まぁ…↓」

返事はない。
返事はないがサンダルもブーツもある。
フェイは部屋の中。
まだ寝ているのかな?
それを察すると、声のトーンを落として…ドアもゆっくりと閉じる。

足音を潜めて部屋へと向かえば
バスマットがじっとりと濡れていた。
いっぺんおきてシャワーを浴びたのだろう。
たどり着けばベッドには可愛らしく眠る少女の姿だ。

水無月 斬鬼丸 > 二度寝させてしまった。
食べるもんなんかあったっけ?
お腹すいてないかな…
まぁ、起こして食わせるのも違うだろうし…
とりあえずは着替えだ。

いつもどおり、先日脱ぎ散らかした…
いや、脱がせ散らかした衣類とバスマット
タオルも回収して洗濯機にぶち込んでおく。

シャワーは…まぁ、大丈夫だろう…その音で起こしてしまったら申し訳ないが…
できるだけ勢いを緩めて
軽く汗を流してしまう。

水無月 斬鬼丸 > 「ふぅ……」

新しいバスマットと新しいタオル
フェイの使ったタオルを使ったほうが節約にはなっただろうが
さすがに、その…あれだ。よくない。

着替えて部屋に戻れば、フェイはまだ眠っていた。
よっぽど疲れて…
いや、この場合疲れさせたのは自分か。

バイト上がりで腹も減ったが…
フェイがおきてからでいいか。
もって帰ってきたコンビニ袋の中身は
一日くらいは日持ちするはずだし。

テレビは…相変わらず面白いものはやってない。
リモコンをいじって電源を落とす。
いつもだったらベッドでスマホでもいじってる時間なのだが…

フェイの隣にごろりと寝転ぶ。

水無月 斬鬼丸 > 隣で眠るフェイの方へと顔を向ける。
目を閉じ、安心しきっているかのように安らかだ。
なんかその寝顔を見ているだけで嬉しくなる。
吐息がなんだかバニラの匂い。アイス食べたまま眠ったのだろう。

暑がりなのにタオルケットにくるまって…
アイスを食べて体を冷やしたのだろうか?

とはいえ、抱きしめるにしてもじゃまになったらあれだな…

仕方がないので横で寝転ぶにとどまる。

「くぁ…」

小さくあくび。
自分も結構疲れているのかも…
まぁ、フェイが来てから連日夜ふかししているし…しかたないか…
洗濯もおきてからでいいだろう。

水無月 斬鬼丸 > そういえば…保証人とかの書類ももらってきたんだった…
起きたら書いてもらおう。
書いてもらえるか…少し心配だけれども。

自分が一緒にいたいと言うだけで
自分が好きだというだけで
フェイを振り回してしまっているんじゃないだろうか?
フェイにはフェイの日常があっただろうし…

でも、それでも…
フェイは言葉をくれたし
自分はそれを受け止めた。
多少の不安はある、それはもちろん
フェイだって全部を打ち明けはしないだろうし…

「でも…か…」

失敗は考えない。
コレもフェイの言葉だったか…ともあれ…話してから…かんがえ……

まぶたが落ちてくる。
抱きしめることはできないが
フェイの体の上…覆うように手を乗せて
自身もまどろみに落ちていく

ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。