2020/09/10 のログ
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
水無月 斬鬼丸 > スマホをポチポチ…
メールの一斉送信。

とりあえず、住んでるとこ知ってる人には送った…よな?
ポテト女には送ろうかどうか悩んだが、あんなだけど一応世話になったのだから
送っておくのが義理だとは思う。

ひとまず、引っ越しの報告だけでもして置かなければと
この住所を知っている知り合いにメールを送った。

家具はほとんど寮のものだし持ち運びが面倒なのはPCくらいだったけど
それも業者に頼んだ。もうすでに部屋にはない。
あとは適当に荷物をまとめれば引っ越しの準備は済んでしまう。

水無月 斬鬼丸 > 卒業まで世話になるだろうと思っていた部屋だが
まさか出ていく羽目になるとは思わなかった。
もちろん、後悔やら悔いのある形ではないのでいいのではあるが…
なんだかんだこの部屋で色々あったような、なかったような。

「はぁー…」

意外と私物が少ない。
衣類もそれほど充実してなかったし、こんなもんか。
ダンボール2個でかたがついてしまった。
それも今はこの部屋にはない。

水無月 斬鬼丸 > スマホをさらにポチポチ。
フェイはもうむこうに行ってるかな。
届いた荷物勝手に開けたりしないだろうか。
エッチな本とかはいってるのでできれば待っていてほしい。

しかし…このままでてくのもなんだか気が引けるチョット掃除しようかな。

「………ぁー」

そうか、全部送ってしまったんだっけ。
なら、そうか。
もう、ここを出るだけか。

水無月 斬鬼丸 > …なんだろう。
帰るべき実家も帰るべきところじゃなくて
自分の家と言える場所だったのはこの男子寮のこの部屋
ただ出ていくっていうのも…少しだけ気が引けた。

「……ありがとうございました…?」

なんか天井に向かって一言。
なんていっていいのか
部屋にお礼を言うってのもおかしいが。

水無月 斬鬼丸 > もちろん返事はない。
誰もいないんだから当たり前だし
部屋がしゃべるわけもないんだから当然だ。
ふー、と一息。

備え付けのベッドから立ち上がれば
荷物を手に持って。

「…」

忘れ物がないかチェック。
よし。
靴を履いてドアを開ける。
最後に振り向いて、小さく頭を下げた。

ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。