2021/11/20 のログ
■霧島 孝介 > 「そうそう、出世払い
ゲームとかも買ってもらおうかなぁ~」
彼女が納得してくれれば、色々と買ってもらうものを考える
ここに関しては割と下心満載だ。
「…遠慮させていただきます」
彼女の胸元を見て、その大きさに目を大きく開けるが
脳裏に本当の意味での『彼女』の眼光が映し出され、冷静を取り戻す。
先ほど同様に「仕舞っておいて」と言って、やり過ごすだろうか
■フィーナ > 「………ゲームってなんです?」
フィーナは落第街においても精密機器に触れたことがない。
先も言ったとおり、フィーナの周囲は魔力が流れており、機器の動力に干渉してしまう。
つまり、触ったら壊してしまう。
「…興味ありそうな雰囲気なのに。なにか怖がってる?」
動きの音から、孝介さんの所作を読み取って、聞いてみる。
彼が言うには女性の裸を見れることは羨ましい事に属するはずなのだが。
■霧島 孝介 > 「えぇ、ゲームを知らない!?」
なんということだ。
そういえば、彼女の行動を見ていたが洗濯機などの
精密機器は避け、魔術で事をこなしていた。
つまり、先ほどのホログラムのように不具合が出てしまうのだろう
しかし、ゲームという文化を知らないとは勿体ない。
何とかして彼女にプレイしてもらう方法を考える
「いや、好きな人が元々居るのに、別の女の人の裸を見るのはですね
世間一般では浮気っていうことになりまして…」
え、これ説明するの?
困惑しつつも、知らないであろう彼女のために、裸を見ちゃいけない理由を話す。
■フィーナ > 「うん、知らない。今度教えてほしいな?」
知らないのは自身から触れようとしなかった事もあるが…森で過ごしていたというのもあるだろう。
確かに彼女は精密機器には触れないが、精密機器以外…例えばカードやアナログなゲームであれば問題なく出来るだろう。
「……あー、そっか、好きな人が居るんだね。
あれ、私連れ込んでて、大丈夫なの?」
落第街で連れ込みをするのはよく見たことはあるが、それで揉めている所もよく見たことがある。
それには、該当しないのだろうか、と。少し不安になってきた。
■霧島 孝介 > 「任せろ。俺がこの世界の娯楽を全て教えてやるでな。
娯楽王と呼んでくれ」
何故か自身満々にそう言って
そうか、カードやボードゲームならと、結論に至る。
今度UNOでもやろうか。そう考えてみた
「その件に関してはもう話は通してあるよ。大丈夫。
ただ、手を出したら承知しないって雰囲気だった」
ちょっと複雑そうだったが、同居を了承してくれた時の好きな人の事を思い出す。
やっぱ優しいな~っと思いつつも、オンラインゲームでは容赦ないことも思い出して
優しいか…?などと顎に手を添える。
■フィーナ > 「期待してる」
自信満々な様子を見て、くすり、と笑ってみせる。
きっと、楽しい時間になるのだろうな、と想像を膨らませて。
「ん、そっか。それなら、大丈夫だね。
流石に、そっちの意味で手を出されたら、私も反撃するよ?」
一応、性行為に関しては知識はあるようだ。
とはいっても、落第街で無理矢理させられた時の知識だが。
■霧島 孝介 > 「おう、楽しみにしてな!」
胸に手をやって、自信満々に告げる。
頭のいい彼女だからきっとルールも直ぐに理解できるだろう
「だから大丈夫だって…
でも、手出されたと感じたら杖で殴ってくれよな?」
二人の女の子から禁止され、自分でも自制するつもりだが
もし歯止めが効かなくなった時は宜しくといった具合にウインクをする。
「さて、ごちそうさまでした」
そんな会話をしていればご飯を食べ終わり、食器の片付けに入る。
まだ食べている様子の彼女だが、彼女のペースで食べさせてあげよう
■フィーナ > 「杖で殴るより火を点けた方が早い」
事実、彼女の力は弱い身体相応しか出せず、杖で殴ったとて効果は無いだろう。
反面、魔術による点火程度であれば難しい術式でもないし、なんなら杖が無くとも出来る。
そして、火が点けば大抵の人間は慌てふためくことになる。
「食べるの、早いね」
実際は逆である。
フィーナが極端に遅い。
自身の非力さもさることながら、消化器官の弱さも相当であり、一気に食べることが出来ない。
しかし少食でありながら、膨大な魔力を生み出す彼女の体質は…その身に刻まれている魔術刻印に依る所も多い。
もそもそと、ゆっくり食べる。まだ半分も食べ切れていない。
■霧島 孝介 > 「火…は効果的だね、うん」
自分のお尻に火を付けられている様子を想像して
冷や汗を吹かし、そう頷いてみて
大抵の人間、特に彼のような小心者にはピッタリだろうか
「ふふん、食べ盛りなんでね」
ゆっくりでもしっかり食べているならそれでいい。
彼女の事を遅いとか、早く食べなさいとか、そういう言葉は一切かけずに
自分が早かったことにしてみて
「あぁ、そういえば…飯上手い?」
聞くのを忘れてしまっていた
食器を片付ければ彼女の対面に座り、そう問い掛ける
■フィーナ > 「髪を燃やすと効果的。どんな格好でもよく燃える。」
さらっと恐ろしいことを言ってのける。
「ん、美味しい…………っと」
ふと、何かを思いついたようで。
食事の手を止め、懐から羽ペンと紙を取り出す。
そして、何かを書き殴っていく。
匿ってからよくある光景だ。何かをしている途中で、思いついたことを書き殴っている。
全て、何らかの術式に関連することで…その手の識者なら封印術式や召喚術式、中には人体錬成等の禁忌に触れるものまで書かれていることがわかるだろう。
■霧島 孝介 > 「この年でハゲにはなりたくないな…」
頭を触って、絶対に手出しはしないと誓う
「ん?それ前々から思ってたけど、何書いてるの?」
彼女の紙をチラッと見る。
魔術に関しては初心者もいい所。
封印術式や召喚術式など全く知らない為、何が書いてあるかわからない。
いくつか彼女が書いた紙を保管してはいるが…もし見つかったらこの男はすぐ捕らえられるだろうか
■フィーナ > 「あぁ、ちょっと頼まれ事しててね。難しい案件だから、色々術式を考案してるの」
彼女が自由の身となった原因でもある、頼まれ事。
フィールからの、依頼。黛薫を救うための手立てが欲しいと。
その手立ては、通常の手段では出来ず。
禁忌に触れるものすら利用している。
「あんまり見ないほうが良いよ」
■霧島 孝介 > 「ははぁ…何だか難しそうですね」
彼女の術式を見ていれば、見ない方がいいと言われ
視線をバッと逸らす。
そうした後に思い出したかのように彼女の顔を見て
「あ、そうだ!俺にも魔術教えてくださいよ!
簡単な奴!」
最近は加速魔術を極めようと努力しているのだが
中々、上手くいかない。
新しい視点も必要だろうかと彼女に助言を求めて
■フィーナ > 「…いいけど。魔術は扱える?」
書き留めたものを纏めて。孝介さんの方をみる。
「魔術を扱うのは、適正がいるから。この魔術は使えて、あの魔術は使えない、ってことは、よくある。
だから、まず今出来る魔術を、教えてほしいかな。使ってもらったら、すぐわかるから」
フィーナは魔力を感知し、発動された術式を読み取ることが出来る。
故に、実践してもらったほうが、その者の素質を見抜ける。教える内容もわかる、ということだ。
■霧島 孝介 > 「ある程度?少しかな?」
彼女の指折りで使える魔術を考える
「よしわかった。それじゃ…」
使える魔術を試してみる。
指先に火をつける程度の炎魔術。
掌サイズのバリアを張る防護魔術。
近くにあったハンカチをベッドに投げ、加速魔術で少し早くする。
どれも初級で少し練習すれば誰でも扱えるレベルのものだ
■フィーナ > 「…基礎は出来てる。どんな魔術使いたいの?」
改めて、質問。取り敢えずの魔術が使えるのであれば、そこからの発展になる。
どの魔術を使いたいかによって、その知識の系統が違ってくるので。
効率よく学ぶなら、それを絞る必要がある。
■霧島 孝介 > 「ん~…今現状は加速魔術をもっと極めたいって感じかな…?」
顎に手を添えてそう告げる。
加速を極めれば、様々なことに使える
特に弾丸を速くすれば不可避の一撃も作り出せ、自身を素早く強化出来れば
絶対回避の力も手に入れられるはずだ。
まぁ、あくまで机上の空論であるが
■フィーナ > 「加速魔術…ね。じゃあ、さっき加速魔術を使っていたけど、原理はわかるかな?」
術式を扱うだけなら、簡単だ。既存の術式を扱うだけでいいのだから。
スクロールなどがあれば、魔力を込めるだけで扱える。
しかし、高度な術式になればなるほど。原理を理解しなければコントロールが出来なくなる。
コントロールが出来ない魔術など、何時爆発するかわからない爆弾に等しいのだ。
■霧島 孝介 > 「原理…すまん、初級しか扱えないからあんましわからない…」
参考書でチラッと目にしたが何やら時間と空間とか
相対性反応だとか、魔路だとか分からない単語が多過ぎて
一回諦めてしまっていたのだ
そこを彼女が詳しく教えてくれるのだろうか、と期待していたが
この様子だとどうもそうではなさそうで
■フィーナ > 「ふむ………なら、物を加速させるには、何が必要だと思う?」
質問を、変える。魔術ではなく、現実の話。
魔術は魔力を原動力とした現実への干渉術であり、その干渉には現実の法則に則る必要がある。
非現実的に見える魔術でも、現実に干渉する以上、最終的には現実の法則に従わなければならない。
「何でも良いわ。思いつくもの、言ってみて?」
■霧島 孝介 > 「え、力?」
彼女の問いに迷うことなくそう答える
物体を速く投げる、飛ばす。それに必要なのはエネルギー、即ち力だ。
風とかも考えたがピンと来ず脳筋な回答になってしまうが
これくらいしか思いつかなくて
■フィーナ > 「そう、力。孝介さんが使った加速もこれが基本になってる。所謂『後押し』。でも、単純に力押しするだけじゃ力のベクトルは分散する。なら、どうしたら良いかな?」
所謂物理の授業。魔術とは関連のない、学問のお話。
しかし、物理に干渉する以上、知っておくべき内容だ。
■霧島 孝介 > 「何だろうな。筒に入れるとか?弾丸みたいに」
要はコースを作る、と言いたいらしい。
単純ではあるが中々難しい問いに顎に手を添えて考える動作を取る。
確かに、こういった知識は魔術にかかわらずとも必要だろう
ちゃんと覚えないと、と思ってメモとペンを用意する
■フィーナ > 「ん、そうだね。でも、動いているものに対して筒に入れる、と言うのは難しい…っていうのは、わかるよね?なら、どうすればいいかな?」
あくまで、答えは用意せず、相手に考えさせる。
答えだけを言ってしまっても、身にならない。そこから発展しなくなってしまう。
■霧島 孝介 > 「うーん…何だか小学校に戻った気分だ」
彼女の教え方がまるで小学校の頃の先生みたいで
今も学生ではあるが階級が二つくらい下がった気分になる。
「ん~じゃあ、力を色んな方向からかけて、飛ばしたい一点だけにはかけないとか?」
筒の方は一旦諦めて、もう一つ。
分散するのが問題ならば、分散しないように全方位から力を掛ければいいなどと考える
■フィーナ > 「その方法で実際やってみようか。術式は組んだことはある?」
思いついたことは、実践に限る。
それで失敗を繰り返して、正解を掴むのだ。
■霧島 孝介 > 「ほんのちょっとなら…」
術式の組み方も授業で習った。
しかし、単純に後ろから負荷をかけるのではなく、指向性を持たせるとなると
少し時間が掛かり…
「よし、行くぞ」
消しゴムを手に持って、術式を付与。
それを軽く投げる、が…消しゴムはあらぬ方向へと飛んでいき、台所の
フライパンの上に着地した。
「嘘ぉん」
最初から成功するとは思ってないが、そんなところ行く?
頭を搔きながらそれを取りに行って
■フィーナ > 「まぁ、そうなるよね。そもそも『動いてしまっている物』に対して魔術を行使するのは難しい。
誘導術式でもあれば出来なくはないけど。それでも魔力の消費が激しくなっちゃう。
だから…さっき言った『筒』を使うの。『動かす前に、予め筒を作っておいて、力のベクトルを遅延させて動かす』っていうのが正解になるかな」
■霧島 孝介 > 「なるほど…難しいけどやってみます」
その理論で行けば、案外自分の異能と組み合わせがしやすいだろうなどと考えて
メモ帳に色々と書き込んでいく。
あーでもない、こーでもないと術式を組み上げながら、没頭していく。
彼女の助言で新しい考えが芽生えたようだ。
「ありがとうございます!今度試してみよう…!」
そう言って、メモ帳をポケットに入れて、彼女に感謝の言葉と礼をする。
やっぱり魔術は奥深いな。何故早く触れなかったのだろう。
そんなことを考えながら、魔術に長けた彼女が居て助かったなどと考えていた。
そうこうしている内にもう夜の帳は降りて、彼女が寝たら入浴などして寝る準備をするだろう
色々と彼女について課題はあるものの、一つ一つ解決するしかない
その過程で彼女からもっといろんなことを教えて貰えればいいな、などと考え、眠りに付く―――
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」からフィーナさんが去りました。
ご案内:「常世寮/男子寮 部屋」から霧島 孝介さんが去りました。