2020/06/21 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 ロビー」にセレネさんが現れました。
■セレネ > 「あっつ…」
陽が沈んでいる時刻とはいえ暑いものは暑い。特に己は暑さに弱く、夏本番でもないのに既に溶けかかっている。
涼しそうなロビーで何か飲み物でも買おうと、自販機へ向かう。
「あ、お金忘れた…」
今から戻る…のも、誰かに鉢合わせると気まずい。しょんぼり気落ちしては、せめて涼しそうな場所で涼もうと周りを見回し。
見つけた場所は角っこ。そこへと歩んで行けばそうっと座る。うん、涼しい。独り満喫。
■セレネ > 次部屋から出る時はきちんと貴重品を持っているか確認しないとなと思いつつ、溜息一つ。
慣れない環境に落ちつかず、精神的に参る事もしばしば。
胃に穴が開いたとしても治癒魔法で治せるけれど、精神はそう簡単には治せないのが困った所。
「早く慣れないといけないのに。」
呟く言葉は虚空に溶けて。
受け止める相手が居ない言葉は、思いは心の内にそうっと仕舞う。
■セレネ > 勉強する事は楽しく、新しい知識を身につける事は苦ではない。むしろ知識欲を刺激されて良い事と言える。
ただ、人間関係だけはどうにも難しい。己には見ず知らずの相手に対し気軽に話しかける事も話題を振る事も苦手だ。
誰かと話しているより、こうやって一人ぼーっとしているか本を読んでいる方が気楽である。
何より、気疲れしない。
だから己は、一人で良い。
■セレネ > 寂しいと、思う事もあるけれど。それはきっと、己が別の世界から来たせいだ。
所謂ホームシックというものだろう。
そうに違いない。そうだと思いたい。
「…だってそっちの方が、憂う事なく帰れるだろうし。」
友達なんて作ってしまったら、帰る事が出来なくなってしまいそうで。
下がる視線は床へと落ち。
■セレネ > 沈む気持ちを振り切って、やっぱり暑い!なんて立ち上がり。
だから夏は嫌いなんだとブツブツ文句を言いながら歩む先はロビーを抜けて宛がわれている部屋へ。
遅くまで起きていると肌にも悪いし。水分補給をして今宵は眠るとしよう。
ご案内:「常世寮/女子寮 ロビー」からセレネさんが去りました。
ご案内:「常世寮/女子寮 食堂」にセレネさんが現れました。
■セレネ > 「案外此処、色々揃ってるんだな…。」
まぁ、それもそうか。
人もやや疎らな食堂を見ながらそう呟く。
手に持ったトレイにはパスタとサラダと、暑いのでアイスティー。ミルクを添えて。
空いている席に一人座ると、頂きますと手を合わせた後料理を口に運んでいく。
■セレネ > 料理の味は可もなく不可もなく。
普通に美味しいもの。
しっかり咀嚼し、バランスよく食べる。
今日もよく頭を使ったので、体が栄養を求めている。
糖分が良いのだけど、この時間から甘いものは流石に太ってしまうかもしれないから…悲しいけれど我慢しなければ。
いくら食べても太らないのだと、言っていたのは元居た世界での友人だったか。
羨ましい。羨ましすぎる。
■セレネ > 折角今の体格に合わせて制服を頼んだのに、出ている所が更に育ってしまっては困る。
引っ込んでいる所は相変わらずなのだけど。
だから意地でも体型はキープしておかなければならない。
そうじゃないと己が困る。
フン、と鼻を鳴らしミルクを入れたアイスティーをストローで掻き混ぜ。
グラスと氷がぶつかり、軽やかで涼し気な音を立てる。
■セレネ > 少し前まで読んでいた数冊の魔術書の内容を思い返す。
実に興味深く、非常に有意義な時間だった。
その際出会った先生とも話す事が出来からかわれてばかりだったが楽しい時間を過ごせた。
「まぁ、種類の違う魔術を覚えた所で使える訳ないんだけど。」
魔術の相性、使うエネルギーも違えば当然真似をするのは難しい。
だが覚えていて損、という事はないはずだ。きっと。
■セレネ > ミルクアイスティーをストローで吸いつつ。
どうせ一人なのだしとゆっくり食事を進める。
人は各々、ぞろぞろと食事を終え席を立つ人、今から遅い食事に付く人、様々だ。
人間観察は好きなのだけど、漂う浮遊霊が時折邪魔をしてくる。
ふるふると首を横に振れば邪魔だと分かった者は渋々何処かへ漂っていくが、分からない者はそのまま己にちょっかいをかけてくる。
部屋なら構わないが、此処は人が居る場。
変な目で見られたらどうする、と唇をへの字に曲げて。
■セレネ > 悪戯をかけてくる彼らには無視を決め。
時折鬱陶し気に誰も居ない所を見つめるが、言葉を発する事はなく。
もぐもぐとパスタやサラダを食していき、全て空になればふぅと一息。
後は残ったアイスティーを、氷を溶かしながら量を減らしていく。
■セレネ > ずぞぞぞ、と飲み物が終わりを告げる音。
終わってしまった。回っていた思考も一旦回転を止めてストローから唇を離す。
飲み物、もう一杯頼もうかな。どうしようかな。
溶けかけている氷を眺めながら悩む事。