2020/09/11 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 大浴場」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 女子寮の大浴場。
百貨店の少名の湯の設備の充実ぶりには敵わないが、それでも銭湯並みの設備があり。
まして寮生なら無料で使える以上、閑散とすることはあまりない。
それでも、そんな時間が発生することがないわけではない。
そんな閑散としたときに、風菜は入浴していた。

「ふぅ……涼しくなってきた、とはいえまだまだ暑いですよねぇ」

豊かな果実は湯船に浮いて、その存在をアピールしている。

ご案内:「常世寮/女子寮 大浴場」に日下 葵さんが現れました。
日下 葵 > 大浴場。
普段は自室のシャワーで済ませていたが、
今日は広いお風呂でゆっくりしたい気分だった。

「もっと混んでいると思ってましたけど、意外と空いているものですね」

身体にタオルを巻いて入ってみると、
普段はなしに聞いているよりもずっと人気の少ない浴場があった。
軽く身体を流せば、鼻歌を歌いながら湯船へ――

(あ、誰もいないと思ってたけど人がいる……)

聞かれていないだろうか、鼻歌。
そんな心配をしつつ、少し離れた場所でお湯に浸かった>

雨見風菜 > 誰かが入ってきた。
身体を流して、鼻歌を歌いながら湯船に入ってくるのを眺めて。
少し離れた場所に位置取ったところまで見届ける。

(話しかけられたくないのか、遠慮しているのか……
 後者のような気もしますが、果たして)

そう考えつつも、ちょっと湯船に浸かりすぎた。
縁に腰掛けて、身体を冷ますとしよう。

風菜の巨乳に、水が滴る。

日下 葵 > 果たして聞かれていないだろうか。
上機嫌になるとつい鼻歌を歌ってしまうが、人がいないと思って油断していた。
どんな人なのだろうとそちらに視線を向けたとき――

「うわ、デカい」

そのたわわな胸が目に入った。
心の中でつぶやいたつもりが、声に出てしまった。
マズい。とてもマズい。
なんて思っていると目が合ってしまった。
これはもう言い逃れできないだろう。

「……今日は空いていていいですねえ」

苦し紛れに、話しかけることにした。
無視する方がいろいろと不味い気がしたから>

雨見風菜 > ついうっかりと言わんばかりの彼女のつぶやきに。

「ええ、自慢の胸です」

嫌な顔せず微笑んで答える見た目清楚。
しかしながらこれ以上の巨乳だって常世島には居るが。

「ええ、まるで貸し切りみたいですよね」

もちろん、こういった時間は以前から発生しているだろうが。

日下 葵 > この島に住んでいると、
時々とんでもないワガママを押し通したような身体の持ち主に出会うことがある。
風紀委員にもそういう先輩やら同僚やらはいるが。

「うらやましい、とはなりませんけど、
 確かに立派だなとは思いますね」

自分の場合は動くのに邪魔だから今以上のものは必要ないが……
それにしたって大きいなぁと思う。同性からみてもそんな感想が出る。

「そうですねえ。
 友人に聞いた話では普段はもっと混んでいると思っていたんですけど。
 今日はラッキーだったかもしれません」

こんなに大きなお風呂にのんびり浸かることができるのだ。
贅沢といって差し支えないだろう。

「っと、いきなり失礼なこと言ってしまって自己紹介まだでした。
 日下葵といいます。アオイと書いてマモルです」

初手心の声が駄々洩れになったせいで順番が前後してしまった>

雨見風菜 > 「まあ、胸の大きさだけが女性の価値というわけでもないですしね。
 寧ろ、邪魔になることもあるでしょう」

アマゾネスは弓をひくために胸を削ぎ落とすという話や、
弓道で胸当てを付けないと弦が胸に当たって痛いという話を思い出す。
なお、風菜のバストサイズは現在106。
とはいえこれ以上大きくなることは無いだろう、きっと。

「ええ、いつ誰が入っているか、なんてわかりませんしね」

今日この時間で大浴場が空いているのはまさに偶然だろう。
普段ならもう少し人が居るだろうし。

「葵さん、ですね。
 私は雨見風菜、一年生です」

自己紹介には自己紹介で返す。

日下 葵 > 「まぁ、それはそうでしょうね。
 お尻だったり、お腹だったり、顔だったり。
 私の場合は動ける身体が一番の価値ですけど」

それにしても、彼女の胸は随分大きい。
何というか”興味”は引くだろう。

「ええ、もちろん空いている時間もあるでしょうし、
 混んでいる時間もあるんでしょうけど」

それにしてもここまで貸し切りの状態で入れるとは思っていなかった。

「風菜さんですね。覚えておきます」

自己紹介が返ってくると、彼女の名前を反芻する。
最近いろいろな人と関わるようになって、覚えなきゃいけない名前も増えた。
忘れないようにしよう、そう考えながら頭にタオルを乗せ肩まで浸かった。
じんわりと身体が暖かくなる感覚が心地よい>

雨見風菜 > 体の熱が冷めてきたので湯船に再び浸かる。

「ええ、人の好みは十人十色。
 人の体も十人十色、ですし」

勿論、自分の胸に集まる視線を好ましく見るか否かも。
そして風菜は、それを好ましく思うが、好ましく思わない女性を否定することはしない。

「ええ、よろしくお願いしますね、葵さん」

人当たりの良い微笑み。
この表向きの振る舞いだけしか見ず、誰が時たま話題に上る痴女と結び付けられようか。

日下 葵 > 「そうですねえ。
 逆に小さいのが好きって人もいるでしょうし、
 胸よりお尻の方が好きって人もいるでしょうし。

 風菜さんは他の人の身体を見るとき、どこに惹かれます?
 いわゆる何て言うんでしょう、フェチ的な意味で」

再び湯船に戻ってきた彼女。
好みは十人十色という彼女に、どんなのがこの身か聞いてみよう。

「いやー、仕事ばっかりしてると肩が凝ったり
 足がむくんで仕方ないです」

こんな楽しく会話をしている彼女が痴女だなんて、私としては知る由もない。
逆に、私が今しがた人一人尋問にかけて廃人にしてきたなんて、
彼女も知る由はないだろう。

お互いの素性を知らないまま、湯船の中で手足を伸ばす。
今この瞬間においてはお互いただの女子生徒なのだ>

雨見風菜 > 「うーん……どこに惹かれるかというと……」

改めて聞かれると悩ましい。
屈強な男性も、太った男性も、小柄な男性も、そしてそういった特徴のない平均的な男性も。
別け隔てなく接してきていたつもりだが……と、考えて。
でも、フェチというのならば?

「体を見るときには全体的な大きさ、ですけれども。
 フェチ、と言うには何かが違うような気がしますね」

実際、匂いフェチという人も居るわけだし。
よくよく考えれば結構突っ込んだことを聞かれているが、風菜はあまり気にしていないようだ。

「あら、委員会かアルバイトか、ですか?
 何れにせよお疲れさまです」

自分も時たまアルバイトをしているわけだし、風紀委員を困らせても居るわけで。
いずれにせよ、ねぎらいの言葉をかける。

日下 葵 > 「全体的な大きさ、というと体格的な意味ですかね?」

それとも、見た目にはあまりこだわりがないタイプなのだろうか。
それとも、いろいろな要素に魅力を見出せるタイプなのだろうか。

そんなことを考えながら彼女の話を聞く。
聞きながら自分はどうだろう、なんて。

「風紀委員会のお仕事ですねえ。
 最近ちょっと警邏と書類の整理が両方忙しくて。
 風菜さんはなにか委員会やアルバイトをしていたりするんですか?」

労いの言葉をかけてくれる彼女。
お湯の温度と同じように、労いの温度が心にしみる>

雨見風菜 > 「ええ、体格的な意味で」

組み伏せられて、抵抗ができなければ……なんて言えないが。
それ以外にはあまり頓着していなかった気もする。
流石に彼処の大きさはお呼びではないだろう。

「あら、風紀委員の方なんですね。
 私は喫茶店のアルバイトをしていまして」

風紀委員と聞いて、頭の中で警戒対象に彼女が入った。
痴女活動としても、アルバイトとしても。
だがそれを顔には出さない。
ポーカーフェイスは得意なところだ……いや、一度全くできてなかったときはあったが。

日下 葵 > 「なるほど?
 がたいいい人の方が好みだったり?」

彼女が頭の中でとんでもないことを考えているとは知らず、話は続く。
話の内容はいたって健全、ただのガールズトークだ。

「ええ、最近回ってくる仕事をさばききれなくて。
 おやおや、喫茶店とはおしゃれですねえ」

喫茶店。
およそ自分とは無縁の仕事に、ちょっとした憧れを抱く。
血生臭い仕事よりもずっとキラキラしているように見えた。
かといって転職はしないけど。

「どこの喫茶店なんですか?
 もしオフの日に寄れるならぜひ立ち寄ってみたいものです」>

雨見風菜 > 「まあ、そんな感じですね。
 そう仰る葵さんはどうなんですか?」

自分ばかり聞かれている気がする。
まあ、別にいいんだけどじゃあ彼女はどうなんだろう、と返してみよう。
自分の好みは自覚できていないこともよくある……というか、自分がそうだったし、どんな答えが帰ってくるだろうか。

「そうですか、お忙しそうですね」

と、再度労いの言葉をかけたところで。

「あら、それはちょっと秘密にさせてもらいますね」

微笑みながら、言葉でそうごまかしはしたものの。

(待って風紀委員に来られたらお店がヤバいのでやめてください)

内心大焦りの風菜であった。
実際、セクハラカフェなので風紀委員の摘発対象になりかねない。
なお、ウェイトレスは全員セクハラされることを理解した上で雇用されているのだが。

日下 葵 > 「私ですか?
 私は――」

虐め甲斐のある人ならだれでも、そういいかけて言葉を詰まらせた。

「――私は可愛い人がいいですね」

相当歪んだオブラートに包みこんで回答する。
まぁ虐めていて楽しい相手は大抵得てしてかわいいものである。
嘘は言っていない。
ここが風呂場じゃなければ冷や汗がダラダラだっただろう。

「おや、知り合いにはあまり見られたくない感じですか?」

秘密、そうはぐらかされてしまうと、ちょっと残念そうだ。
警邏中にサボれる場所が増えるかと期待したが、その期待は外れた。
まぁ、バイト中に知り合いが来ると、
調子がくるってしまうという話はよく耳にする。
彼女もそんなクチだろうか>

雨見風菜 > 彼女のニュアンスには少し引っかかるものがある。
とは言え、これ以上踏み込むと藪蛇を突きそうな気がして。

「可愛い人、ですか。
 そういう好みもいいと思いますね」

と言うに留めた。
バイト先のことでこちらは内心冷や汗、好みのことで彼女は内心冷や汗。
考えがわかる第三者からすれば面白い状況だろう。

「まあ、そんな感じですねー」

そしてこちらも嘘は言っていない歪んだオブラート回答。
知り合いに見られたくないのは確かだ……風菜の本性を知らない、という冠詞は付くが。
そもそも女子には本性を見せてもいないわけだし。

日下 葵 > 「ええ、かっこよさよりも可愛さに惹かれます、私は」

強い人間をいたぶって壊すのも趣があるが、余計なことは言わない。
口は禍の元である。

「じゃあ警邏していて、たまたま私が来店したときはよろしくお願いしますね」

おすすめのコーヒーとか教えてください。
そんなことをいいながら談笑。
お互いに表面の部分だけで会話が進んでいく。
気が付けば頭がぼーっとするくらいには湯船に浸かっていたようだ。

「っと、ではのぼせてしまう前に上がりましょうかね」

そう言って湯船から身体を上げると、
お先に失礼します。といって先に浴場を後にするのであった>

雨見風菜 > 「時たま見せる弱さとか、ギャップとか、でしょうか。
 母性がくすぐられる、というものでしょうね」

彼女の本当の好みを知らない以上、そういう解釈をする。
まあ、こちらも本当の好みを明かしていないわけではあるが。

「そうですね、もしも来店するようなことがあれば」

摘発されかねないから絶対に来てほしくない。
そういう本音は奥底に隠して。

こうして表面だけで滑っていく会話も、彼女が風呂を上がることで終わるのだった。

「ええ、湯冷めしないようにお気をつけて」

言って、彼女を見送った。

ご案内:「常世寮/女子寮 大浴場」から日下 葵さんが去りました。
ご案内:「常世寮/女子寮 大浴場」から雨見風菜さんが去りました。