2020/09/20 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 雨見風菜隔離部屋」に雨見風菜さんが現れました。
ご案内:「常世寮/女子寮 雨見風菜隔離部屋」に誉凧さんが現れました。
雨見風菜 > 女子寮の隔離部屋。
その部屋の主、雨見風菜はある人物を待っていた。
とはいえこの部屋の住民を知っているのは数少なく、況してこうも前もって連絡してくるような心当たりは一人しか居ない。

「話ってなんでしょうね?」

言いつつ自分と相手、二人分のコーヒーを準備する。
紅茶は風菜が苦手なので置いていない。

誉凧 > 事前通告という名の連絡をしていてから その部屋に住む住人名指しで通告をし
隔離部屋の扉を聞こえる範囲でどんどんと鳴らしてみた。
チャイムというのがあるとしてもそれは見えなかったとしか。

「来ましたよ。」

扉を開ければきちんとした身なりのメイドが一人存在している。

雨見風菜 > この部屋の主も、鳴らされることのないチャイムを覚えていない。
ノックされた扉を開ければ、待ち合わせ相手。

「いらっしゃいませ、ご主人様」

そう言って、彼女を部屋に入れる。
相手が座れば、風菜は準備しておいたコーヒーを出してもてなす。
スティックシュガーとミルクも、一緒に持ってきてある。
風菜はこういう場合に入れないので、相手用だ。

「それで、話ってなんですか?」

誉凧 > チャイムは無論 異能と特殊技能が普通の入り方を許さない。
しかるべきの時はチャイムはキチンと鳴らし本来であれば
部屋の主の許可を賜る事が叶えばこそ入室を丁寧に致す所だが、
本日はその辺全て端折り不躾に扉を荒々しくノックしたという。

部屋に通されれば、座る定位置ですとんと座ってしまう。
出されるコーヒーという飲み物、シュガーにミルクといったもの。

無表情が標準過ぎて代わり映えのないすまし顔で問われれば、
コーヒーの入ったカップに指を入れることなく、

「私たちの関係性は破綻しているのでしょうか?
 そもそも当初から破綻している気がしておりますが、ペットという意味を分かり易く説明を求めます。
 方々で雨見風菜はビッチでドスケベだと聞きますがこれは真実ですか?
 …色々と御座いますが、関係に修正は効きましょうか?」

矢継ぎ早に小さな爆弾から投下し始めたとか。

雨見風菜 > 「ちょ、ちょっと落ち着いてくださいアリソンさん」

開口いきなりの質問攻めにタジタジになる。
とりあえず問われたことを整理して。

「私達の関係性が破綻しているか、については……まあ、破綻してるんじゃないでしょうか。
 ペットと飼い主、という関係性としては。
 ペットという意味は、私を愛玩動物のように……人間よりもひとつ下に見てほしいなって意味でした」

そういう事が全くされていない。
そういう意味でかつて飼われたい、と言ったわけだが、通じていなかったようだ。

「ビッチでドスケベで痴女です。
 間違いないですよ」

自分の悪評にさらに一つ付け足してくすくすと笑いながら肯定する。

「そうですね、ペットと飼い主、と言うには難しいかも知れません。
 でも、知人……いえ、友人としてなら関係の継続は出来ると思いますよ」

最後に、そう言って締めくくる。

誉凧 > 挨拶から端折っておりそれだけこれらの質疑の内容からまずはといった具合。
回答を得るほんの少しの間にミルクを拝借しティースプーンで軽くかき混ぜ一口飲む。

「少し落ち着きました。
 愛玩動物という意味は分かりかねます。
 そもそも私は人間ですらありませんので下に見ること自体が不可能です。
 人間とは平たく言えば人種で区別するものであり上下に分けてみる必要性はありません。」

そもそも人間より下に見る事が出来ないため通じてすらいなかった。
人間は人間では?と人間の形を最近になって得たがそれ以前に人間とは何かを日々模索している身としては
人間とは何か、人間より下に見ろとは何か?と疑問が疑念になっていたようで。

「ビッチとは?スケベとは性欲に塗れた欲望の権化、
 痴女とは…いえ、深くは考えないようにします。」

悪評に一つ追加されても恥ずかしる事なく笑っている彼女を
じっと見据え、コーヒーを大して冷まさずに飲みながらつぶやく。

「ペットと飼い主関係は破綻している為 本日現時刻を持って終了。
 知人としてなら関係の継続を求むのならそれで問題なし」

締めくくられれば即座に妙な関係を終了宣言を告げておく。
何かと機械的なやり取りな気がするがこれがアリソン本来の言動かも知れない。

「コーヒーは美味でした」

コーヒーもきれいに飲み切ってしまったという。

雨見風菜 > とりあえず回答を一通り終えて、アリソンの反応を見ながらコーヒーを冷ましてひと口。
いつもながら苦い渋い。
でも、これが飲みたくなる時があるから不思議なものだ。

「あー、なるほど、そういうことですか。
 まあ可愛がる、可愛がられるような感じでしょうか。
 いろいろな意味で」

猫を可愛がってみれば分かるだろうか。
一度島の猫溜まりを調べてみるのもいいかも知れない。

「ビッチはまあ簡単に言えば尻軽女、ってことですね。
 誰にでも股を開く女です、私は」

そう軽く、己のことを他人事のように、穏やかな表情を変えずに言う。
ある程度の節度は持っているつもりではありますがね、と付け足して。

「ええ、それで良いでしょう。
 食いつかれたときは期待したものですが」

ここまでのやり取りからすれば、仕方のないこととも言える。
だがまあ長い人生、こういうことも有るさ。
風菜の頭の中で誰かがそう言ったような気がした。
いや異能の意思が言った。

「ふふ、それは良かった」

コーヒーの味に感想を言われて安堵する。
とはいえインスタントコーヒーではあるのだが。

誉凧 > コーヒーも好きであるが、常世に来てからというもの
常世茶という茶葉によるお茶のほうが好みになってきた。
ただ昔ながら元の世界にもあったコーヒーも好物であるから苦いのがいいのだと。
元が機械なのにコーヒーに一角のこだわりというものがあるらしい。

「欲望がほとんど無いに等しい意味では
 可愛がる、可愛がられるという意味が理解不能気味。
 よく犬猫を世話しろと言われますが、何故か避けられますので難しいかと。」

妙な電波は発しているつもりはない、異能もろもろが周波数違うものを
発するのでそれが嫌がられているのは薄々察している。

「流行り病はお気を付けください、尻軽女には付きまとう恐ろしい病が御座います、
 今は鼻が落ちる事は稀ですが、恐ろしい病気が御座いますに。
 一時の事は夢だったとお察しください、浅はかなことをしたものです。」

人というか人の形をしたものを得てから数か月、
人生とは何か、本日に至る前でに色々とやってしまっているけれど
本来の身にとってはかなり浅はかなことをして反省も幾度となくしている。
心の中から囁くなにかはまだない。

雨見風菜 > 「……アリソンさんって元悪魔では?
 犬猫に避けられるのは……本体や異能の影響でしょうか、ご愁傷さまです」

悪魔は欲に敏感、とかなんとか聞いたような気もするが。
もしかしてそれも忘れるくらいの年月を過ごしたのだろうか。

「そうですね、性病には気をつけないと。
 今のところは何とも無いですが。

 一時のことを夢と?
 御冗談、浅はかな失敗とはいえ現実ですよ。
 これを糧にしていきましょう、ね」

かつての一時を夢に。
そう言われた一夜はあった。
だが彼女とのここまでの交流は夢にするには惜しいものだ。

誉凧 > 「遥かな昔の事です。元悪魔ですが悪魔らしいものがもうないです。
 名残は一つくらいで最早ないに等しいのでは。超音波発する時点で
 色々な生き物に避けられますね、どうしようもありません。」

もう悪魔ですらなくなって幾十年か。
それ以上かもしれない年月を過ごし意識はもう違う何かに置き換わってる。

「私は性病にすらなりませんが…
 貴女は違う、くれぐれもお気を付けを。

 現実問題は常に難しい。糧にしていくにしても。
 今後 今後…普通に接していけるのでしょうか?」

悩ましい問題です これ。
いや、私だけですかこれ。コーヒーのお代わりを忘れて考え込む何か。

雨見風菜 > 「……そうなんですか、失礼しました。
 動物については……イルカとかクジラとかはどうなんでしょう」

その他、超音波で周辺を把握したりする動物などは。
コウモリ、蛇……あれ、女の子らしくないな?

「ええ、ご心配ありがとうございます」

性病について、忠告されれば。
実際風菜は生身の少女、アリソンはアンドロイドという違いがあるのだ。
本体が潜水艦なのはこの際置いておく。
とはいえ、今の今まで風菜は予防接種は欠かしていなかったりする。

「今後はまあ普通の友人として。
 ま、アリソンさんがなにか失礼なことをしたわけじゃないですし。
 お互いのすれ違いでしたってことで、認識のすり合わせですよ」

悩むアリソンをそうやって励ます風菜。
お代りいります?と問いかけて。

誉凧 > 「いえ、イルカとクジラは通じます。
 何を言っているのかは何となく。コウモリも然。」

超音波で色や視覚代わりで真っ暗な空間でも行動可能となる。
機能としてはイルカやクジラ並かなり高性能な模様。
女の子の形をした得体のしれない正体があれな潜水艦というか潜航艦。

「普通とは何か。普通 普通ですね。
 今後何かあれば変動するという事で。
 お代わり一杯頂いておきましょう、いただけますか?」

悩むそぶりをするもそれは悩んでいたか。
感情が薄いのであまりそういう風にふるまうのは珍しい方。
お代わりを、とあっさりと要求するのは普通なのか。

雨見風菜 > 「あ、通じるんですね。
 ……でも考えてみれば愛玩動物、というわけではないですよねえ」

かろうじてコウモリくらいだろうか。
とはいえコウモリは暗所で生活する動物、人間の生活とは噛み合わないだろう。

「普通、確かに普通ってなんでしょうね。
 まあいいじゃないですか、アリソンさんらしくあれば」

おかわりを要求されれば喜んでおかわりを注いでくる。
招いた客をもてなすのは当然のこと、友人なら遠慮しないでいいよとは風菜は思っている。
ただし今回は招いたわけではないのだが。
まあ部屋まで来る友人が珍しいので……。

誉凧 > 「島ではコウモリが意外と多いので、
 委員会活動の際は一緒にいる事が多いですね。
 お陰で単体行動が多くなりました、元が元ですし狼の様に連れ立つ事は苦手でしたし。
 コウモリは見た目が見た目ですし愛玩みたいな見た目もいますが、
 そちらは珍しいものになります、この常世にはいない種ですね。」

コウモリと一緒、もしくは活動中はコウモリがいる。
真っ暗闇でも生活出来る身にとっては、人間の生活に慣れるのに相当苦労した節がある。
今の寮生活何て寮部屋なので人に慣れるのに血の滲む学びが…!

「普通とは何かを模索しながら
 日々を過ごし一歩離れたところで皆さんを観察していますよ?」

お代わりが注がれる、今度はシュガーもミルクも入れずに冷ます仕草をしながらストレートで飲み始めた。
相手の情報がなければ部屋まで来ることはない、彼女とは幾らか関係と人となりが分かっているからこそ
部屋にまで訪問するのですが、稀有とは言われたような…。

雨見風菜 > 「そうなんですね。
 この島には居ない、と……なるほど」

となれば結局は愛玩動物扱いがどんなものかはわからないだろうなと。

「観察だけじゃなく、混ざってみるのも大切ですよ。
 説明書だけではわからないことはよくあるものですから」

言って。
そういえば、人間を観察するといえば……アールさん、元気かなあとちょっと考えたりして。

誉凧 > 「図鑑で見たのですが、南国という地域にいるようですね。
 手のひらサイズで全身真っ白なコウモリです。
 あとは昼間も動くコウモリ種なら本土の離島にいるのでは?
 大変容の後では離島があるかが謎ですが、離島にいる種でしたので。」

コウモリには少し詳しくなったが一般的な愛玩動物な犬猫には相変わらず避けられている。

「混ざる方法を忘れました。
 さてさて、どうしたものかと…。
 ごちそうさまでした。そろそろ戻りますね。」

コーヒーを飲み終えると深呼吸をしてから、
会釈程度に頭を下げて立ち上がると 隔離部屋からゆっくりと去って帰っていったという。

ご案内:「常世寮/女子寮 雨見風菜隔離部屋」から誉凧さんが去りました。
雨見風菜 > 「へえ、そうなんですね。
 手のひらサイズで全身真っ白なんて可愛いでしょうねえ」

コウモリの種類なんてあまり調べることはない。
興味深そうに話を聞く。

「混ざる方法……どうでしょうね。
 あたって砕けて、失敗したら反省しないと、言葉では説明しにくいかと。

 ええ、お粗末さまでした。
 また、お会いしましょう」

そういって、部屋を出ていく彼女を見送っていったのであった。

ご案内:「常世寮/女子寮 雨見風菜隔離部屋」から雨見風菜さんが去りました。