2020/10/02 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に修世 光奈さんが現れました。
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に神樹椎苗さんが現れました。
修世 光奈 > 「~♪」

光奈が借りている部屋では、楽し気な鼻唄が漂っている
今日は、友人を一人、この部屋に招く予定なのだ。
結構込み入った話もしようと考えているため、外ではなく部屋で話をしたかった

そろそろ約束の時間だ。
ジュースも買ってあるし、お菓子も用意は万全。
ホットケーキミックスも買ってあるし、その他にもこまごまと色々買っておいた。
『女子会』というには慎ましやかな人数だが、楽しく過ごしてくれると良いなと思って準備を整えて

どこかそわそわと、部屋のソファに座って、呼び鈴が鳴るのを待っている

神樹椎苗 >  
 いわゆる『じょしかい』なるものをして『こいばな』などというモノをするなど。
 初めての経験で少なからず浮ついた気分になっている。
 左手にはネコマニャントートバッグを提げ、さて、招かれた部屋の前。

「――なるほど、手が足りねーです」

 右手は動かない、左手は荷物。
 仕方ないので、呼び鈴は無視して、扉をキック。
 ラッシュラッシュでゴンゴンゴン。

修世 光奈 > 「!?」

てっきり、呼び鈴が鳴るかと思ったら。
聞こえてきたのは、軽いとはいえごんごんごん!と扉を蹴る音

(え!なに?、まさかやばい人が来た…?)

突然のその音に驚き…まずは恐る恐るインターホンのカメラを起動し、扉前に居る人物を確認。
すると、そこにはひたすら扉を蹴っている友人の姿。
よくよく見れば、左手は塞がってしまっている。
他の人ならまだしも、あの友人はこれでは呼び鈴を鳴らせないことはすぐにわかり。

「わ、わ、ごめんごめん、今開けるからー!」

少し大声でそう言えば、鍵を外して扉をゆっくり開けよう。

「いらっしゃーい!あ、荷物もらおっか?」

にっこりと、満面の笑み。
友人が来てくれて嬉しい事を前面に出しながら、荷物を預かろうと提案して。

光奈の部屋は、特に大きな改造はされておらず。
棚にはぬいぐるみなどが飾られているが、いわゆる普通の部屋だ。

「どうぞどうぞー。ゆっくりしてねー」

荷物を受け取ったとしても、そうでなかったとしても。
わざと大仰な仕草で、友人を部屋に招き入れよう

神樹椎苗 >  
 扉を蹴ってから、声を掛ければよかったのではと思いつつ。
 慌てたような声が聞こえてくれば、大人しく待った。
 扉を開ければ、親し気な少女の笑み。

「ん、お待たせしました。
 じゃあ、よろしく頼むのですよ」

 持ってきた荷物を少女に預けて、玄関から部屋をのぞき込む。
 間取りは自分の部屋とそう変わりはないが、自室に比べると女子らしく見える。

「ええ、お邪魔するのです」

 招かれるまま、興味深そうに部屋を眺めながら入っていくだろう。

修世 光奈 > 「んーん。楽しみだったから全然だいじょーぶ。
はーい♪」

ネコマニャントートバッグを丁寧に受け取って客人を通す。

玄関から続く短い廊下の左側にはユニットバスに続く扉があり
奥へ進めば、リビング兼寝室と、キッチンが併設された一般的な一人部屋だ。

白い壁紙に、ベッド横の窓には薄ピンクのカーテン。
低いテーブルがベッドの前に置かれ、小さいながらも化粧台や衣装棚も。
そして座布団が2つ、テーブルを挟んで座れるように置かれており、その内一つはネコマニャンの絵が描かれている座布団だ

「ふっふっふ。どぞどぞー。あ、でも先にホットケーキとか作る?」

喜んでくれるかな?とネコマニャン座布団を示しつつ。
さてどうしようかと意見を求める

神樹椎苗 >  
 少女らしい部屋に、これが年頃の娘らしさなんだろうか、などと感想を浮かべつつ。
 ネコマニャン座布団を見つけると、目が輝く。

「――ハッ!?
 あーいえ、そうですね、さほど時間がかかるもんでもねーですし、さくっと、一緒に作っちまいますか?」

 と、座布団から引きはがすように視線を背けつつ。
 作るならと、運んでもらった荷物からピンクのフリル付きエプロンを引っ張り出した。

「ホットケーキなら生地さえ作っておけば、後でもすぐ焼けますからね。
 カップケーキやドーナツも簡単に作れますし、楽でいいです」

 と、着ぐるみの上からエプロンを装着して――残念、手もパジャマの中だ。
 ボタンをはずして上半身だけ脱いで、薄い桃色の肌着と、いたるところに巻かれた包帯があらわになる。
 ヘアゴムとヘアピンを取り出して髪をまとめると、準備完了と言った様子だ。

修世 光奈 > ネコマニャントートバッグは、ネコマニャン座布団の横に丁寧に置いておく。

「あはは、喜んでくれてよかったー」

ネットショッピングでたまたま目に着いたので買っておいたのだけれど。
相手の視線が輝いたのはよくわかった。
エプロンまで用意してくれている相手に、嬉しくなりながら自分も…比較的新しい無地のエプロンを取り出し。
着ぐるみ可愛い…と今更ながらに思いつつ、エプロンを装着。

「ふっふっふ。罪の味、蜂蜜も用意してあるからね!えっとー、ボウルとー…」

ごそごそと調理器具を準備し、友人の前に並べていこう。

「ホットケーキミックスは結構買ってあるから、また遊びに来た時にカップケーキと教えてもらおうかなー…今日はとりあえずホットケーキで!」

最後に、フライパンを取り出してにっこり笑う。

神樹椎苗 >  
「いいですね、はちみつ。
 しいは生クリームを作ってきましたから、甘味の暴力を楽しみましょう」

 と、準備は任せて見守りつつ。
 右手を使うかどうかちょっとだけ考えて。
 隠す必要もないけれど、と折角なら二人でやる方が楽しい気がする。

「わかりました、それじゃあホットケーキですね。
 お前、別に不器用な感じはしねーですし、隣で教えたり手伝ったりしますから、やってみると良いですよ」

 と、道具や材料を確認しつつ、そう提案。
 お菓子作りは分量と手順さえ間違えなければ、誰でも出来る。
 火加減や慣れが必要なところあけ手伝えばいいだろう、と。

修世 光奈 > 「秘密の女子会だしね!それくらいしよーよ」

相手も生クリームという"力"を持ってきたことを知れば、ふふ、と笑いながら、準備を終え。

「よぉーし!煮物は出来たんだし、だいじょーぶだいじょーぶ!」

むん、と気合を入れて。
睨んだ通り、火加減や手つきはまだ少し怪しいが。
それも、友人のサポートがあれば問題なくクリアできるだろう。

次々と、いい焼き加減のホットケーキたちが出来上がっていく

「あ、飲み物は何にする?えっとー…オレンジジュース、ピーチジュース、牛乳、珈琲…ができるかな?」

蜂蜜を取り出しつつ、冷蔵庫に入った飲み物をあげていこう。
グラスも2つ用意して、自分はオレンジジュースを入れていく。

神樹椎苗 >  
「――うん、やっぱりスジがいーですね。
 とりあえず、これくらいにして、残りの生地はまた後で、食べたくなったら追加しましょう」

 焼きあがったケーキたちを見れば、色もよく、ふっくらしている。
 これなら多少複雑なものを教えても、すぐにできるようになってしまいそうだ。

「そうですねー、飲み物でしたら。
 コーヒーにクリームを浮かべたり、熱めの牛乳にはちみつを垂らしたり。
 んー、しいは牛乳にしましょうか」

 と、牛乳を軽く温めてからはちみつを投入。
 甘いみるくの完成である。

「それじゃあ向こうに運んで――」

 と、座布団の前に戻ると動きが止まる。
 ネコマニャン座布団とにらめっこ。

「――うう、なんだか座るのが申し訳ない気分になるのです」

 なんて言いながら、恐る恐る、座布団の上に腰を下ろす。

修世 光奈 > 「情報を整理するのは得意だからね!、うん、そうしよっか。しいちゃんのおかげでおいしそー♪」

アドバイスのおかげもあり、失敗せずに済んだ。
お皿に取り分けて…
ほんのり甘い生地の匂いに顔を緩ませながら、せっかくの生クリームなので自分の分にかけていく
フォークも出して、テーブルへと戻っていこう。

「あはは…、でも、ネコマニャンがしっかり受け止めてくれるって考えたら頼もしい………かな?」

うーん、と自分で言った事なのに疑問を感じつつ座布団に座って。

「いっただっきまーす…。んぐ。んー…♪」

早速、フォークで切ってホットケーキを一口。
その甘さに、笑顔がとろりと蕩けて。

「はふぅ…、あ、どうしよっか。まずは…しいちゃんの方から、えっとー、そのロリコンさん?のこと聞きたいかも」

自分よりしっかりしている友人だから、危ないことはないのだろうけれど。
それはそれとして、どういう人かは知っておきたかった

神樹椎苗 >  
「ネコマニャンを踏みつぶしてるような罪悪感もありますが、まあ」

 嬉しいのは嬉しいが、ちょっと複雑な顔になっていた。
 まあそれでも、目の前のホットケーキにはちみつをたっぷりかければ、わりとどうでもよくなってくる。

「いただきましょうか。
 ――ん、良い感じですね」

 と、一口食べて焼き上がり具合に満足そうに頷く。
 自分の分にも生クリームを乗せ、さらに一口。
 やはり甘い物を食べている時は、幸福感がある。

「んー、そうですね。
 なんというか、泣き虫で可愛いやつですよ。
 事故に遭った猫を弔ってやったり、子猫を引き取ったり、優しいとこもありますけど」

 ホットケーキを口に含みながら少し考えつつ。

「あとはそう、仕事熱心なところもあるんですかね。
 でも、夕食を作りに行ったら足の骨を折ってた時は、なにがあったのかと思いましたが。
 まあ風紀委員の仕事をしてれば、そんなもんでしょうし、生きてるならいいんですが」

 今日もここに来る前に夕食を用意してきていた。
 本当なら風呂に押し込んで洗ってやりたいところでもあったが。

「体つきはまあ、結構鍛えてありましたね。
 身体を拭いてるときに結構触ってみましたが、細身な割にはしっかりしてました。
 ちょっと傷が多いのは――まあしいが言える事じゃねーですけど」

 なんて、思いついたことをとりあえず、つらつらと口にして。

修世 光奈 > 甘いものは体…特に腹部には、脂肪という深刻なダメージを与えてくるが。
精神的にはとても良い。気持ちがほわほわする。

「泣き虫で、可愛い…。あ、風紀の人なんだ。へぇー」

ぽわぽわぽわ、とイメージが出来上がっていく。
一瞬、少年のようなイメージが浮かんだが、それではロリコン、というのはちょっとおかしい気もする。
更にしっかり鍛えているという言葉から…どちらかというとイメージは『カレ』に寄っていく

「体を…。ほうほう…結構がっしりして、どき、としたりとか、した?」

そういう…恋愛感情が薄いのはメールから知っているけれど。
ほんの少しは、異性にときめいたりするのだろうかと軽く聞いてみて
毒舌ながらも、面倒見のいい友人のことだ。
体を拭いたというのも、強要されたのではなく自分からだろうと判断して。

「それで、えっとー……私が彼といる時にどんな気持ちかーだったよね
うーーーん。……じ、と顔を見たくなったり、笑いかけてくれると…こう、他の人とは違う感じに、嬉しかったり
あはは…ちょっと言葉にするのは難しいなあ…」

質問に答えてくれた友人に対して、自分も…メールで聞かれたことを返事。
ただ、自分もはっきりとは言えず…溢れる気持ちで身振りは大きいが、中身はふわふわな感想を返していく。

神樹椎苗 >  
「どき、とですか?
 いえ、とくには感じませんでしたが」

 そう一緒にいる時を思い出しつつ、少女の身振りに頷きながら。

「まあ、言いたい事はなんとなくわかりますよ。
 そうですね、他のヒトとは違う感覚ですか」

 口の中にホットケーキを生クリームを山にして放り込みつつ。
 うーん、と首を傾げる。

「一緒にいると、心地よさは感じますかね。
 身体を預けていると、リラックスできる感じがします。
 ああ、後はそう、キスもされましたが、嫌な感じはしなかったですね」

 などと、考えつつ話してみる。

修世 光奈 > 「そっかぁ…。……おぉ…?」

もぐもぐ。オレンジジュースとホットケーキをゆっくり飲み食いしながら。
お話を聞いていく。
体にはドキッとしなかったようだが…続く言葉には希望?が持てる
恋愛感情がわからないまでも、安らぐのならそれは悪い関係ではないのだろう。
ただ…

「え!?い、いや、リラックスするのはいいけど…キス、キスかあ…………
えっとー…一応聞いとくけど、しいちゃんより年上…だよね?…………ジェー君に言っておいた方がいいのかなあ………」

いや、風紀に所属しているようだし、犯罪者とかそういう相手では無さそうだとは思うのだけれど。

どうしても、この友人にキスをする年上の男…というのは絵面が犯罪でしかない。
それこそ、風紀案件になりそうなものだが…


「ま、まあ。しいちゃんがヤじゃないなら、いっか…。
うーん、聞いてるだけだと…結構、こう…良い感じなんじゃない?
一緒に居て落ち着くって言うのはやっぱり大事だしさ。悩む必要なさそうに思えるけど…
こう、好き好き!っていうのだけじゃない…と思うし、こういうのって。

じっくりさ、色々その人とお話して、その気持ちがどんなのか確かめていけばいいんじゃないかな?
…でも、でれでれなしいちゃんとか、ちょっと見て見たいかもしれないけど…」

想像しようとして見るも、うまくできない。
ただその分、とってもかわいいだろうな、とは思う。

神樹椎苗 >  
「年上ですね。
 ええと、確か16でしたか」

 ふむ、と思案して。
 なるほど、確かにはたから見たら犯罪的でしかないな、と少女の反応に納得。

「そうですね、不快ではなかったです。
 一度目は少し驚きはしましたが、二度目はどうと言う事もなかったですし」

 とはいえ、良い感じじゃないかと言われても、どう良いのかピンとこない。
 感じているものが近しいだけあって、居心地の良さは感じるが。

「ふむ、やっぱりそうなりますか。
 別に急いで理解したいとか、そう言うわけじゃねーですし、のんびりやりますよ。
 ――でれでれ、というと、お前が恋人の話をするときみてーな顔ですか?」

 と、にやりと笑って聞いてみる。
 いや当然、そんなところは見た事もない訳だが。

修世 光奈 > 「16…………………、2度目………?」

がーん、と衝撃を受ける光奈。

(うん。…………まあ、うん。…しいちゃんが良いなら良いんだけど、良いんだけど!)

ちょっと筋肉があって傷だらけの男のキスシーンが浮かび。
犯罪、の2文字が頭にぐるぐると回る
大丈夫なのだろうか。いざとなったら、しっかり友人を守らなければ…!と決意を固める

「…ほんと、ヤだったら絶対相談するんだよ、しいちゃん。絶対めためたにするから!
でも、ちょっと安心もしたかも。そういうのもさ、モチベーションになるじゃない?目的達成のためのさ」

ぐ、と身を乗り出して念押し。
死生観が違う友人だから、もしかするとそういう貞操観念も薄く、そこに付け込まれているのでは…なんていう可能性も考慮しつつ。
それでも、友人の目的に…一つ、モチベーションが増えたのではないかと推測して。

「うぐ。………そりゃー、ノロケろ、って言われたら語れる自信はあるけどさー…、もしかすると、その人と彼、会ってるかもだしねー。
同じ風紀っていうのはメールで言ったと思うけど」

んぐんぐ。
ホットケーキも残り少なくなってきた

「…私の場合は、まず心配、だったかなー…優しくしてくれるし、頼りになるけど心配なところも見つかって…
そこから、放っておけないなーってなって……その、眼とか、筋肉とか、カッコいいなあ…ってなって…先に告白っぽいことされて……ぅーー!」

はずかしー!とぱたぱた手を振って。
にやけ顔のまま誤魔化すようにジュースを飲む
苦い記憶もついてくる思い出だが。
今は、大分苦い部分は薄らいできていた。

神樹椎苗 >  
「大丈夫ですよ、本当に嫌だったら去勢でもしてやりますから」

 握りつぶすか切り落とすくらいなら出来なくもない。
 まあ本気で力づくにされれば抵抗も難しいだろうが、その時は仕方ないと思う事にする。

「ああ、そうでしたね、風紀同士となれば面識があってもおかしくねーですし」

 残り少ないホットケーキに生クリームをどっちゃりぶちまけ。

「――ふふ、本当に幸せそうに語るじゃねーですか。
 いいですね、それが恋してる人間の表情なんですね」

 眺めていて微笑ましい。
 自分が同じような顔をして話しているのを想像しようとして、いまいち思い浮かばなかった。

修世 光奈 > 「…その辺、容赦はなさそーだよね、しいちゃん…。おぉ…豪気…」

確かにこの友人なら躊躇いなくそういうことをやりそうだ、という感じはあり。
生クリームぶちまける姿に、思わず声を上げてから。

「だよねー…まあ、面識は、無理に聞くことでもないけどね
…ぅ。……みんながみんなこうなるわけじゃないと思うけど。…そのー…話してると、嬉しくなるよ。私は。
カッコいいけど、放っておけないところもこう、きゅんって来るんだよね!」

惚気は一度打ち切るため、言葉の後、こほん、と咳ばらいをして

「で、えーと……、そこまで、ってことは、やっぱりその人も、結構事情とか知ってる感じ?
いや、まあしいちゃんの情報はオープンだけどさ。気持ち的にっていうか」

友人の望みを、その彼は知っているのかと気になり、聞いてみる。
オレンジジュースをお代わりするついでに、牛乳もおかわり要る?と聞きながら。

神樹椎苗 >  
「きゅんっ、ですかあ。
 確かに一生懸命で覚悟が決まってるくせに泣き虫な所は、可愛らしいと思いますが。
 ふうむ、難しいですね」

 ほとんど生クリームの塊となったホットケーキを頬張って、少女の言葉に頷いた。

「そうですね、なんでも話してるわけじゃねーですが。
 死なない事や死にたいという事、しいの『信仰』の事は話しましたね。
 ああ、おかわり頼みます」

 そう答えながらグラスを差し出し。
 

修世 光奈 > 「そうそう。その可愛らしいって言うのがこー…母性的?なきゅん、じゃないのかなあ、って
あくまで、私の考えだけどねー。しいちゃんには、しいちゃん自身の気持ちって言うのが絶対あるんだし」

予想を告げつつ。
結局は、心持ち次第…という部分ではあるのだ。
…それこそ、端末などではなく、一個人としての気持ちがあるのではないかと。

「そっかあ…。よいしょ、と。
…じゃあ、協力してくれそうなら一緒に方法を捜すのもいいかな…うーん」

ロリコンであることはほぼ確定ではあるが。
友人が話すということは信用は置けるようだ。
そうなれば、協力して友人の問題に当たれるかもしれないと。

牛乳とオレンジジュースのお代わりを入れ、ふむー、と唸る。

神樹椎苗 >  
「母性的、母性ですか」

 自分自身の気持ち、と言われても、いまいち判然としなかった。

「まあ、協力は惜しまないんじゃないですかね。
 あいつ、しいの事を死なせたいって必死でしたから。
 不死の事をよく理解しているヤツですよ」

 牛乳のお代わりに、はちみつと生クリームをたっぷり乗せる。
 ついでに、バッグの中から箱を取り出して、蓋を開ける。
 中には表面がきつね色に焼けたプリンが二つ。

「プリンを作ってきましたから、生クリームを乗せて食べると良いですよ」

 と、焼きプリンのカップを一つ、差し出した。

修世 光奈 > 「そそ。それも愛情かなーって思うし…恋愛って言っても、対等じゃないっていうか、うーん…
こう、甘えて甘えられて―みたいなのが良いっていうのも、あるって聞くし
そっか…、それなら会えたら会いたいなぁ…協力してくれる人は多い方が頼もしいし…えっと、名前は言えないだろーから、特徴とか教えてくれる?」

伝聞でしか知らないが。
そういう、特殊というか…小さい子に甘えたい人も居るらしいことは知っていて。
逆に、それを友人が好ましく思っているならそれはそれでいいのではないかとも。

そして、その相手のことを聞いてから…

「おぉーー♪プリンだー!すごい!商品みたい…!」

現れた焼きプリンに思考が吹き飛ばされて。
早速、美味しそうなそれを受け取り、生クリームを乗せて一口

「~~~~~~♪」

これが幸せの味か…と思う幸福感に包まれていく光奈がそこに居た

神樹椎苗 >  
「ふーむ、そういうもんですかね。
 まあ甘えてもらえるならそれはそれで、わるくねーんですが。
 ――ああ、そう言う事なら連絡先と顔写真送っておきますよ」

 目の前の少女なら、まず悪用などもしないし、教えても問題ないだろう。
 そう考えて、少女とのメッセージに青年の情報を送る。
 詳細はなくとも、彼女なら容易に見つけ出すだろう。

「ふふん、中々上手くできたんですよ。
 喜んでもらえたなら、作った甲斐がありますね」

 そう、嬉しそうな表情を見て楽し気にし。
 自分も一口食べれば、自分好みの濃厚な味に気分が良くなる。