2020/11/29 のログ
■セレネ > 抱き上げた仔猫はふわふわした毛並みで、出会った時より育ってきたと改めて感じる。
不思議そうに青を瞬かせ、小首を傾げる様もとても可愛いものだ。
「貴女の家族も無事に良い人が見つかったし、良かったわね。」
一時はどうしようかと悩んだものだが、案外どうにかなるものだ。
膝の上に乗せれば片手でその小さな身体を擽るように撫でる。
…可愛い。思わず頬が綻んだ。
■セレネ > 片手は仔猫を撫でるまま、思考は再びテーブルの上に置いている魔道具へ。
神性のメリットは魔除けになり、邪な存在…所謂怪異や魔の存在等の影響を受けにくくなる事。
危険地帯に迷い込む彼にはお守りくらいにはなりそうだけれど、もう一人の方の影響が分からない。本当に僅かくらいなら問題はなさそうな気もするが…。
デメリットは徐々に周りの性質を変えていく事。
厳密には、同じ属性に作り替えていく、といった方が正しいか。
物ならば良い。だが人はどうだ。
人は人のままで在るべきだ。それを変えるのはいけない事。
望むのならば兎も角、望んでも居ないのに勝手に変えられるのは己だって嫌なのだから。
■セレネ > 魔除けは魔除けで別で作れば良いのだし、わざわざ付与する必要性もない。
無駄なものは極力省きたい性分なので。
あれこれ色々試行錯誤しつつ、まだ暫くはテーブルの前で唸る事だろう。
ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」からセレネさんが去りました。