2021/01/04 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」にセレネさんが現れました。
セレネ > 部屋に充満する有機溶剤の独特な匂い。飼っている白仔猫は嫌がるように寝床で毛を逆立てている。

『…ごめんなさいね。』

換気の為窓を開ければ、ひんやりとした空気が入ってくる。

何をしていたかというと、可愛い色のマニキュアが売っていたので購入し、試しにと爪に塗っていたのだ。
深い青の色。己の好きな色だ。

足の爪にも塗りたいところだが、とりあえずそれは後日にするとして。

『うん、良い色。』

元の位置に戻りつつ、塗った爪を眺めてご満悦。

セレネ > ただ、問題は塗ったマニキュアが乾くまで下手に物を触れない所。
他の物や服に付かないよう注意を払わなければならない。

スマホを机の上に置き、ロックを解除してはトントンと人差し指で操作する。
購入したては覚束なかったが、今ではそれなりに操作できるようになったと思う。

アプリゲームを開いては静かに遊び始める。
友人がやっているからと、己もやり始めたのだが。
これが結構面白い。

セレネ > 暫く遊んでいればキリの良い所で止める。
こういったものは時間を忘れて没頭してしまうのが分かっているからだ。

暖かかった室内も、開けている窓からの空気で冷え切ってしまっている。
…匂いは先程より薄まっているようだ。

飼い猫の様子を伺うと、未だ少しもっふりだがボリュームはダウンしているみたい。
細い尻尾がたしたしと寝床を叩く。無言の小さな圧力。
申し訳ないと思う反面、それが非常に可愛らしい。

セレネ > マニキュアが乾いたら暖房と紅茶を淹れて身体を暖めて、
日課の日記を書いて就寝するだけ。

初詣にも行きたいけれど、一人で行くのも寂しい。
誘ったらあの人は一緒に行ってくれるかしら。
…来てくれたら嬉しいけれど、あまり自信はない。

飼い猫から蒼を逸らしては、溜息一つ吐いて。

沈む思考を無理矢理引き上げれば、本でも読もうと本棚から一冊本を取った。

それから暫くは読書に集中し、気付けば結構な時間が経っていたのだとか――。

ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」からセレネさんが去りました。