2021/06/01 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 ロビー」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 降りしきる雨。
一日中降る雨を、風菜はロビーで座って眺めている。

「いい雨音ですねえ……」

ただ単に、座って雨音を聞いている。

女子生徒 > 「あ、雨見さん。
 ちょっとうっかり落としちゃってさ、乾かしてもらっていいかな?」

そう、玄関から声をかけてきた女子生徒の手には濡れて泥まみれのぬいぐるみ。

雨見風菜 > 風菜は急な雨が降ったときに、乾燥屋を開く。
だがそれは単に「自分が解決できるから親切でやっている」だけだ。
ただ、それだけでは良いように使われるだけかもしれないという友人の入れ知恵で100円という代金を徴収している。
そして、こういう依頼もたまにある。

「はーい、良いですよ。
 ……すごく汚れちゃってますね」

そういいながら、『液体収納』で泥を回収。
液体であれば、溶質が溶け切っていなくても回収できるという融通の効きっぷりはとても便利だ。
うっかり一張羅を濡らし汚したのを解決して大いに感謝されたこともある。

「これで大丈夫だと思います」

女子生徒 > 「うわー、やっぱり綺麗に乾くね。
 ありがとう、雨見さん」

感謝とともに出される100円。
ぬいぐるみを洗って干すのを考えれば妥当な金額だと言わんばかりの顔をしている。

雨見風菜 > 「ええ、毎度ありですよ」

それを受け取り、『物体収納』していた乾燥屋用の空き缶に入れる。
これに入れた金は後々募金箱に入ることになる。

そういったやり取りを経て、また風菜は雨音を聞く。