2021/06/07 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 ロビー」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 今朝は珍しく晴れていた。
梅雨のさなかのこういう日、起こることは想像に容易いだろう。

「乾燥屋、お一人百円で乾かしますよー」

傘を忘れ、濡れ鼠で帰ってきた女生徒たちを女子寮ロビーで待ち構え、
一人百円で次々乾かしていく風菜の乾燥屋が今日も営業していた。
もちろん、別に濡れ鼠になってなくても足元が濡れて気持ち悪い女子だって利用するし、
洗濯後の乾燥機代わりに百円を持ってくる生徒だって居る。
別け隔てなく、一人百円だ……ただ、帰ってきて乾燥、その後洗濯物の乾燥となると二度の利用となるが。
流石にそこまで記憶力がいいわけではないので仕方ない。

女子生徒 > 「雨見ー、お釣り出る?」

もちろん小銭がない客が出てくるのは当然のこと。

雨見風菜 > 「もちろん。
 はい次の方ー」

千円札をクッキーの空き缶に入れてもらいながら手の中に九百円を出して渡す。
それと同時にその女子生徒に『液体収納』。
『物体収納』を覚えてからこのやり取りがスムーズになった。

雨見風菜 > そうして、帰宅ラッシュが落ち着いてくる。

だが、風菜は雨音を楽しみながらロビーから離れない。
雨音を聞くのが最近の楽しみとなりつつあるのだ。

無論、細々とした乾燥屋の出番を待つのもあるが。