2021/10/25 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」にセレネさんが現れました。
セレネ > 今日もなかなかに冷える夜。部屋には愛猫も居るので寒くないように暖房をつけている。
寒い日には温かな飲み物は欠かせない。キッチンに立ち、コンロの火をつけて湯を沸かす月色髪の部屋の主。
今日はどの茶葉を頂こうかしら、といくつか置いている茶葉の缶とにらめっこ。

有名なダージリン、アッサム、ディンブラ、ニルギリ、セイロン、オレンジペコ。
フレーバーだとアールグレイ、アップル、バニラやキャラメル、ハニー等の甘い香り、己の好きなローズフレーバーも揃えている。

『……集め出すと止まらないのが困ったものね。』

初めはそうでもなかったが、気になった銘柄を買ううちに
割と置く場所に困って来たこの頃。
苦笑しながら呟くのは異国の言葉。
頭では理解しているけれど、ついつい買ってしまうのは悪い癖なのだろう。

セレネ > 『今日はー…アップルかな。』

暫く悩んで一つの缶を手に取る。
選ばれたのはアップルティーでした。

割と長めに悩んでいたのか湯が沸く音が聞こえ、コンロの火を消す。
たっぷりと沸かした熱湯でティーポットとティーカップを温め、中の湯を捨てて。
慣れた手つきで茶葉の蓋を開け、スプーンで必要な量の茶葉をポットに入れてやや高い位置から湯を注ぎ入れる。

後はポットに蓋をして数分間蒸らすだけだ。
小さな砂時計をひっくり返し、サラサラと落ちていく様を蒼が眺める。

セレネ > ――砂が全て落ち切った。
ポットを軽く揺らし、濃さを均す。

そしてティーカップに紅茶を淹れ、温かなアップルティーの出来上がり。
今日はもう遅いので、ジャムも蜂蜜も無し。

そういえば、まだ日課である日記を書いていない。
机に移動すれば、そこにカップを置いて青い表紙の日記帳とペンを持ってくる。
今日一日あった事、考えた事、誰かに出会ったならその際話した事等を書いている日記帳。
書き慣れたキリル文字で書いているので、誰かに仮に見られたとしても分かる人は少ないと思う。
几帳面な、綺麗な字で書き綴っていく。
思えばもう一年程経ったか。書いている量もなかなかなものになってきた。