2021/12/21 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」にセレネさんが現れました。
■セレネ > 鼻歌交じりに生地を捏ね、形を整えたものをリードペーパーの上に並べてオーブンにイン。
温度と焼く時間を設定しては、あとは待つだけと温い紅茶を口に運びながら蒼を細める。
『上手く焼けると良いのだけど。』
口に出る言葉は異国の言葉。飼い猫である白猫は青いクッションの上で丸くなり目を閉じている。
…客用のクッションでないだけ良いけれど、
折角買って来たのにお猫様のものになってしまっているのはどうなのだろうか。
■セレネ > 時節は聖誕祭。クリスマスが近い。
という事で、今年もシュトーレンを焼いている。
今回は黄緑髪の男性の手を借りて洋酒を手に入れたので、
ドライフルーツを洋酒に漬け込んだ大人向けなシュトーレンが焼けるのだ。
…なお、ドライフルーツを漬けていた洋酒は捨てるのが勿体なかったのでナイトキャップ(寝酒)として使用したのは己だけの秘密である。
因みに現在飲んでいる紅茶にも少し加えている。
己はこう見えて酒に強い身体だから、酔わないのは前に居た世界で知っている。
■セレネ > バレたら怒られるかしら、と思いながら、ふわりとラム酒の香りのする紅茶を口に運んで。
今焼いて居るのは成人している人にのみあげる予定のシュトーレンだ。
流石に生徒である身の友人達にはあげる気はない。
だから本数も少なめで、一人でも食べきれるようそこまで長くはしていない。
あまり長いとオーブンに入りきらないし。
ふわりふわり、ゆっくりとした時間を過ごしながらシュトーレンが焼けるまで静かに眺めて居よう。
来る日を楽しみに。今年は嫌な記憶も少しは紛れそうだ。
ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」からセレネさんが去りました。