2022/01/01 のログ
■クロロ >
「別に堂々としてりゃいいだけさ。
お前は、お前が思うよりも立派だし、人に好かれてる。……と、思うぜ?」
彼女の事の全てを見た訳じゃない知っている訳でも無い。
ただ、其処迄後ろ向きに考えるものでもない。
人徳も実力も、案外人が評価してる通りなんだ。
日常でどう生きているかは知らないけど、そういうものだと思う。
「じゃァちッたァ考えろよ」
体質だもの、ではなく、こう。
……まぁ、必要以上に言う気はない。
そうこう言っている内に、時計の針は回っていた。
「お、年明け……ッて奴か?」
■セレネ > 「人に好かれているのは、それは自信がありますとも。
…立派かどうかはわかりませんけれど。」
何を以て立派だと、人に誇れるのだと言えるかは微妙だ。
見目の良さ?頭の良さ?器量の良さ?上には上が居るというのに。
そういったところは、己にはよく分からない。
「……。」
叱られてしまった。クリスマス、一緒に過ごせなくてちょっと寂しかったし
こうして相手に触れられて話も出来て嬉しかったから、つい。
なんて言うともっと怒られてしまいそうだから口を噤んでおいた。
「明けましておめでとうございます。一番初めの挨拶が、貴方に出来て良かった。」
新しい年、ハッピーニューイヤー。
今年も良い年になれれば良い。
■クロロ >
「じゃァ胸張ッとけよ。ソイツはお前の実力だろーが」
人に好かれるという事自体、十分に立派なんだ。
ヘッ、と口元に笑みを浮かねば柄ぽんぽん、と頭をあやすように叩いてやった。
それだけ周りに人が居ると言う事なんだ。
だったら、十分すぎるほどの人徳なんだろう。
「ア?お、おう……」
そんなに嬉しい事なんだろうか。
今一わからないが、成る程。そう言う作法か。
「あけましてオメデトー。……オレ様もお前が最初だな」
此処は作法に従い、挨拶を返した。
■セレネ > 「そうなのでしょうかね…?」
そういうものなのだろうか。不思議そうに蒼を瞬かせながら、
あやすように頭をポンポンされる。
口に出かけた言葉も、それにより萎んでしまった。
「ふふ。好きな人にご挨拶が出来て嬉しいです。」
彼からの今年初めの挨拶が己に向けられるのも嬉しい。
「貴方には今年の抱負…目標ってありますか?」
成し遂げたい事、続けていきたい事、その他諸々。
気になったので聞いてみた。
■クロロ >
「そーゆーモンだよ」
だから気にする必要ない。
とりあえずこれで今年は少しは自信は付いただろう。
多分。ふわぁ、と軽くあくびをすれば瞼を擦る。
「そンなモンか?よくわかンねェが
オレ様はあンまり考えてねェ。一にも二にもあるこたァ決まッてるしな」
人間の体に戻る事。
初めからそれは揺らぐ事は無い。
ただ、最近…去年はどうだっただろうか。
なんだか、この体で色々と付き合いすぎた気もする。
彼女みたいに隣にいる人間が増えた事。
未だそれが喜ばしい事かは分からない。
ただ男は静かに目を瞑った。まぁ、いいか。
それは明日、考えよう──────。
ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」からクロロさんが去りました。
■セレネ > 彼曰くそういうものらしい。
しかし日頃の疲れが出ていて眠いのか、欠伸を洩らしている。
…ちょっと可愛いと思ってしまった。
「そういうものです。
…そうですか。私にも何かお手伝いが出来れば良いのですけれど。」
人の願いを聞き届け、出来得る限り叶えるのも仕事の一つなので。
今年もこうして、好きな人の隣に居られるだろうか。
居させてもらえるだろうか。…なんて、考えるだけ無意味なのだろうけど。
「あら。…おやすみなさい、クロロ。」
目を閉じ、眠りに就いた彼。
そろりと静かに背から下り、少しだけその寝顔を眺めてからタオルケットを取り出して相手に掛け。
己はまだやらなければいけない事もあるからもう少し、起きている事としよう。
――今年も良い年になりますよう。
ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」からセレネさんが去りました。