2022/05/03 のログ
セレネ > 全て綺麗にし終わると、静かにボックスの蓋を閉じる。
彼らの今日の役目はお終い。
常に肌身離さず首から掛けているムーンストーンのペンダントは、
ボックスの中に入れていない。
見た目はただのアクセサリーでも、己の半分の神格だ。
水の中だろうが濡れる事無く、チェーンも錆びる事無く、綺麗なまま。
火の中に投げ入れても無事かは試した事は無いが…。
就寝時も常につけているが、不思議と首に絡まった事は一度もない。

『…さて、日記を書いて寝ましょうか。』

青いクッションの上で丸くなっている白い愛猫を一瞥しては、
アンティークなデザインの日記帳と万年筆を取り出して己の使い慣れた文字で一日あった事を書き記すのだ――。

ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」からセレネさんが去りました。