2022/05/30 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」にセレネさんが現れました。
セレネ > 『……こっちでも月の影響が強いとはね…。』

夜のような漆黒の髪。濃い紫の瞳。
今夜は二度目の新月、ブラックムーン。
普段は月色の柔らかな色を纏う髪が、今ばかりは夜の色を宿している。
一房髪を摘み、眼前に持って行く。
やはり、何度見ても色は変わらない。

髪色と瞳の色が違うだけで、こうも雰囲気が変わるものか。

『…外に出るのは今夜はやめておいた方が良いわね。』

姉妹に間違われても厄介だし、この体質を説明するのも面倒だ。
ふりふり、摘まんだ一房を緩く振る。

セレネ > 髪を染めた訳でもない。カラコンを入れた訳でもない。
数年に一度、ひと月に二度ある新月のブラックムーン。
そして満月であるブルームーン。その日には必ず”こう”なるのだ。
ブラッドムーンの場合だと、また違った面も見せるのだが。
それはそうなった時のお話として。

月の魔力が完全に絶たれている今、体の不調は否めない。
魔力不足でグロッキーとなっていないだけ断然マシなのだけど。
お口の宜しくない少女には感謝せねばなるまい。

セレネ > 明日には元に戻っている…筈だ。
以前までそうだったからといって、
此方でもそうだとは限らないのが若干の不安要素ではあるが。

『まぁ、こういう時には早く寝るのが一番ね。』

起きていても良い事がある訳ではない。
見た目が少し違っても、一日やる事は変わらない。

――さて。アクセサリーを綺麗にして、今日あった事を書き記して。
見目が元に戻っている事を願いつつ、電気を消して床に就くとしよう。

ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」からセレネさんが去りました。