2022/11/08 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」にセレネさんが現れました。
セレネ > 空には昏く、紅い月。
今宵は満月であるものの、皆既月食でもある。
月女神には、分かりやすい影響が出ていた。

『――嫌な色。』

赤色は嫌いだ。
嫌な事を思い出してしまいそうだから。
沈む声色は、機嫌が悪い証拠。
髪を一房摘み、忌々しそうに吐き捨てる。

…月食が終わるまで、暫くの辛抱だ。

セレネ > 月が欠け始めてから、ずっと心がザワついて落ち着かない。
不安というか、よく分からない感情がずっと心を支配している。
まるで己まで欠けて蝕まれているような。

『……。』

深く息を吐き、頭を抱える。
暗い気持ちにはなりたくはないものの、
やはり精神的にも引っ張られてしまうのか。

くてり、とロ―テーブルに突っ伏す。
潰れる豊かな胸と広がる赤銅色に染まった髪。

セレネ > こういう時は少し仮眠するに限る、か。
寝て起きた時には元の見目に戻っているだろう。

顔を上げ、部屋の明かりを消せば少しばかりの仮眠を取るためにベッドへと。
布団へ潜り込めば、紅を瞑り無理矢理にでも眠ろうとするだろう――。

ご案内:「常世寮/女子寮 一人部屋」からセレネさんが去りました。