2024/05/31 のログ
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に黒羽 瑠音さんが現れました。
黒羽 瑠音 >   
14歳で親元を離れて寮で独り身の生活、正直自分でも大分思い切ったと思う。

「うーん、これはこっちで… 」

荷造りは母さんが手伝ってくれたけど、調子に乗って入れ過ぎた……いや、どれも置いてきたくなかったものだからしょーがないけど。

一先ず直ぐに使うようなものだけ取り出して、後は明日からゆっくり整理していくことにした、正直移動だけで疲れたし、転入前に幾つか聞きたい事があるってインタビューも受けたし……今は横になりたい。

「よい、っしょっ! おぉ、ふかふかだ~~♪」

明日からの作業ノルマである段ボールから一先ず目をそらし、自分用のベッドにダイブする、正直家のベッドより数段ふかふかだ、恐るべし常世学園……!

黒羽 瑠音 >   
「ふぅ……」

お気に入りのブラウスにスカート、友達と初めて一緒に選んだ服を身にまとったまま天井を見上げ、スマホをいつものように弄る。

「無事についたよ……と、母さんたちも心配性よね、少なくとも一か月の間は一日一回は連絡するようになんて」

とはいえ、此方としても連絡を疎かにするつもりなんてないんだけどね、いや、別に寂しいとかじゃないけど、友達とはまだline繋がってるし……こっちでも直ぐ友達作るし!

「でも本当、まさかあたしが此処に来るなんてね」

案外こんな事を言ってる人、あたし以外も結構いるのかなぁ、なんて思いながら此処に来る切欠について思い返す、正直、余り思い出したくは無い記憶だけど。

黒羽 瑠音 >   
「名前を付けないと…ってなったから『下位互換』って伝えたけど、本当、下位どころじゃないよねこの力」

お昼に食べ残したおにぎりを手に持って『下位互換』を発動する、このサイズなら変化するのも一瞬だ

「さぁて、どれどれ……  うぇっ、辛っ!?」

慌てて横に置いておいたジュースをラッパ飲みする、ツナマヨおにぎりは、一瞬のうちに辛子高菜、それも激辛のものに変わっていた。

「まぁ、そりゃ来ただけで何もしてないから変わるわけないよね」

あたしの能力は『あたしが触れているものを下位互換にする』能力だ……多分、少なくともあたしはそう認識してる。

始めて使った時は何時だったか正直覚えていない、多分6歳くらいだったかな?おやつのポテチを食べてるときに発動して……ポテチがいきなりカラムーチョになってぎゃん泣きしたらしい、あれ今とあんま変わらないじゃんシチュエーション、ちょっと心にダメージ入ったわ。

兎も角、その後あたしは当たり前のように『下位互換』を使えるようになった、初めは手あたり次第に試してみたけど、何に使っても満足いく結果は得られなかった、当然だよね、自分にとって嫌な結果しかでてこないんだもん。

黒羽 瑠音 >   
「まだ舌ひりひりする… 」

忍ばせて置いたイチゴミルクキャンディを口に頬り込む、よし、ダメージ回復、やっぱ甘いものにはHP回復効果がある、間違いない。

はっ、意識がそれた、とにかくあたしが色々試して知った事は、この能力はあたしにとって一つのものを『それより下のもの』に変える能力だったってこと、まぁ、役立てろっていっても難しいよね。

色々やってたから当然両親にもバレた、だけど大した能力でもなかったし、今の世界じゃ異能自体は割とありふれてたから、その時は何がどうこうって話にはならなかったんだよね、あたし自身両親から離れるなんて考えもしなかったし。

常世学園、というものの存在は知ってはいたけど、あたしはそこにあんまり興味はなかったし、友達と遊ぶことの方が大事だった。

……ま、よーするに、結局当時のあたしも周りも、あたしの能力のもっと深い部分については全然理解できてなかったわけだね、これが。

黒羽 瑠音 >   
「あ、にゃーちゃんからだ、勉強頑張ってね……帰ってきたらまた一緒にお買い物行こうね……か、うーん何時になるだろうなぁ、元気そうでよかったけど。」

事件は中学に上がってから、友達のにゃーちゃんと一緒に下校していたら、柄の悪い上級生に絡まれた、後で聞いたけれど、にゃーちゃんに告白して振られた奴だったらしい、大人げなさすぎ。

大勢の前で振られた逆恨みであたしたちだけになった時を狙ったらしいんだけど、そういう所もみみっちいじゃん!……って言ったらタコみたいに真っ赤になって木刀を振り回してきた。

思わず目を瞑ったけど、にゃーちゃんが咄嗟に上級生に抱き着いて動きを止めてくれたんだ、だからあたしは木刀を掴んで『下位互換』を使った、木刀の『下位互換』なんだから『ハリセン』にでもなっちゃえ!なんて考えながらさ。

振り払おうとする上級生にしがみついたあたし、そして変化が終わった瞬間手が燃え上がった、いや、燃え上がったように感じた……かな。

黒羽 瑠音 >   
「…… ……」

天井を仰ぎながら手のひらを見る、綺麗に治療されて、今はもう何の跡も残っていない

あの時、燃え上がったような感覚に思わず手を離して手のひらを見ると、其処には一文字の赤い線が刻まれていて、どくどくと赤い液体が零れだしてたんだ。

今でもあの色は鮮明に思い出せる、茫然として見上げると、上級生が持っていた木刀は、鈍い銀色の輝きを放っていた、真剣、って奴だ、あたしだけじゃなく、にゃーちゃんも、木刀を持っていた上級生も茫然としてたよ、ほんと無音ってああいうのを言うんだね。

……その後はもう泣きだしちゃってあんまり覚えてないんだよね、上級生はビビッて真剣を投げ捨てて逃げちゃうし、にゃーちゃんも泣きながら救急車を呼んでくれて、はい、滅茶苦茶迷惑かけました。

あたしの力が『あたしにとって嫌な結果』になる法則がある事が判明したのはこの事件があったから、そして、学園に行こうって決めたのもね。

黒羽 瑠音 >   
「此処で、制御と成長……うまく行くといいんだけど、ね、どーなるんだろうなぁ~~うまく行くといいなぁ~~」

手が治ってからも、流石にショックが強かったあたしは暫く療養中って事でスマホで色々検索していた、勿論、異能について調べるのが中心、まぁ、グルメとかファッションもちょっと調べたけど……。

まぁ何にしても、調べた結果が指し示すのはどれもただ一つの答え、『常世学園』の四文字だ、うん、こうなればもう、あたしのやるべきことは決まったようなものじゃん?

その日の夜、食卓で一世一代の説得で『力の制御、成長』を目的として常世学園への転入を母さんと父さんにお願いしたのです!補助金とかも出たりするみたいだし、学生バイト?とかも出来るみたいだし何とかなるって。

父さんと母さんは今後力を使わなければいいんじゃないか、って正論を言ってくださいましたが……うん、実際そうなんだよね、使うだけ損みたいな能力だし、でもさ、結果的に今回は最終的ににゃーちゃんは助けられたし、今までだって最終的に役に立ったことは数えられるくらいだけどあるんだよ。

それに、異能だって、折角宿ったんだから使ってもらいたいと思ってると思うんだ、可愛そうじゃん、折角あるのに、ずっと使われずに押し込められたままだなんて。

だから、この子をちゃんと使えるようになるか、使える場所を探してあげたいって思ったんだ……まぁ、パンフレットにあった魔術科関連の資料に心躍ったのも4割くらいあるけど。

黒羽 瑠音 >   
「ま、全部は明日からか、今日はゆっくり寝よ~~っと!」

しかしまぁ、あたしは誰に向かってこんなに過去回想を脳内大披露してるんだ?と思っちゃったりするけど、きっと脳が疲れて状況整理を望んでるんだろうと思っておこう。

明日からはこの学園の新入生、友達は出来るだろうか、魔術って覚えられるのかな?部活とかも入りたいし、後は……素敵な出会いとか……にゃーちゃんあの後あたしが転入するまでに彼氏できるって早すぎだろ……。

いいもん、きっと此処でかっこいい異能や魔術師の男の子とかとも知り合えるに決まってる、あたしの人生は順風満帆だ!!

なーんて、意気込みながら目を瞑る、うん、寂しくも心細くも無い、無いったらない。

黒羽 瑠音 >   
……嘘です、本当はちょっとだけある、だけど、期待してるのも本当です、神様、もしいるならあたしに素敵な出会いがありますように、後魔術の才能と異能が覚醒して凄い事になったり宝くじが当たったりもするとなおいいです、よろしくお願いします。

そんなとりとめもない事を考えながら目を瞑っていると、段々と意識が遠のいていく、やっぱり疲れが相当溜まっていたらしい。

……落ち行く意識の中、もう一度既に痕のない手のひらを額に当てる。

「… がんばる、ぞぉ……」

心地よい眠りにつきながら、あたしは明日へと思いを馳せた。

なおパジャマに着替えないで寝たせいでお気にの服にしわがついて半泣きになったが、学園の洗濯機で洗ったら綺麗に取れた、学園って凄い、此処に来てよかった、常世学園最高!!

ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」から黒羽 瑠音さんが去りました。
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に黒羽 瑠音さんが現れました。
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」から黒羽 瑠音さんが去りました。
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に黒羽 瑠音さんが現れました。
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に都姫うずめさんが現れました。
黒羽 瑠音 >   
「よし、よし… 」

用意したものを確かめる、最近好きなスナック菓子にジュース、服装はお気に入りのブラウスにスカート、それと抱き枕のみーくん(猫)。

「でもちょっとだけ緊張するなぁ」

4人の相部屋という事で案内されたのだけれど、初日はタイミング悪く、或いは心の準備をする時間と考えるべきか、誰とも会わなかった、だけど、今日こそは誰かが部屋に訪れるはず!

そう思って残った転入用の書類を早めに提出した私は直ぐに部屋に舞い戻り……之からお世話になるであろう同室のみんな(皆年上だし皆さんのほうがいいだろうか)を待つのだった。 そわそわ

ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に久能 やえさんが現れました。
ご案内:「常世寮/女子寮 部屋」に夜合 音夢さんが現れました。
久能 やえ > かちゃり、と扉を開ける音。
ノックもなしに部屋を開けるということは当然その部屋の関係者ということで――。

「ただいまーっと」

クラシカルメイド服に身を包んだ女が、紙袋片手に入ってきた。

都姫うずめ > 女子寮に入ってから部屋の前につくまで、なぜかいろいろな人から視線を浴びた気がする。
4人部屋が珍しいのかもしれない。 そんなことを考えながら、ドアを…。
これから自分の”家”となる部屋の扉をノックする。

「失礼します」
相手が誰であれ、きちんとしたお声がけをするのは自分のポリシーだ。
深く頭を垂れるとうさみみが揺れる。
傍らに置いた大きなトランクを持ち上げて、お部屋に現れるのであった。

黒羽 瑠音 >   
ノックも無く入ってきたメイド服の人物、続いて響くノックの音と続けざまに洗われるうさみみの女性、間違いなく【ルームメイト】だ

「お、ぉお…… 」

実家の方ではどちらも見た事も無い服装に一瞬だけ目をぱちくりとするが、直ぐにベッドから立ち上がって

「はじめまして、黒羽瑠音です、昨日転入してきました、之からよろしくお願いします!」

ボブカットのブラウスとプリーツスカートの少女が、入ってきた人物たちに対してぺこりと礼儀正しく頭を下げた

夜合 音夢 >  
事前に聞いていた部屋の番号と位置を確認。よし合ってる。
ちょうど誰か入っていくのが見えたから、無人ということもないはず。
……遠目からでも奇抜な格好をしているように感じたけれど。

「お邪魔します」

ともあれ、これから自分が住むことになる部屋だ。臆することはない。
生活用品を詰め込んだキャリーバッグを転がしながら、一足遅れての入室。
ごく一般的な内装の室内を玄関から軽く見回せば―――

「……コスプレパーティー?」

―――入口側(こちら)に向かってお辞儀をしている制服姿の子と、メイドと……バニーガールがそこにいた。
思わず率直な感想が口から零れる。

久能 やえ > 部屋に入れば先にいた子。
それはどうみてもルームメイト。
そして後ろには続々と人が。

「あ、ルームメイトさんたちかな?
ごめんごめん、すぐ部屋に入るからまってね」

ぱたぱたと靴を脱いで部屋に入り、入口の邪魔にならないように移動する。

都姫うずめ > 「おお…メイド服…それにふたりとも…」
この3人がルームメイトなのだろう。 3人の服装を、そして3人を見やる。
みんな可愛いし素敵だ。 態度もすごく良い。
ものすごく満足気に頷いた。
改めて、「都姫(みやび)うずめです。 よろしくね。」
頭を下げてきちんとご挨拶。

「うん、ありがとうね」
メイド女子の声掛けに鷹揚に答える。
こういった声かけがとてもコミュニケーションを円滑にしてくれるのだ。
とってもありがたい。

聞こえてきた『コスプレパーティ』という言葉に少しだけ考え込み、小さくつぶやく。
「うん、それもいいね…。」
いろんな姿の3人が見られるのは多分嬉しい。

落ち着いたところで、自分もお部屋に上がることにした。

黒羽 瑠音 >   
頭を上げると、更にカーディガンの女性が増えていた、どうやら最後の一人のようだけど……地味に間が悪かったんじゃこれ。

「く、黒羽瑠璃、14歳です」

改めて自己紹介しつつ、ごそごそと邪魔にならないように未開封の段ボールを隅にやる
頭の中のToDoリストの『きちんと挨拶』には一応〇をつけておこう。

「コスプレ……したことないなぁ、っとと、これお近づきの印です、どうぞっ」

取り出すは最近嵌っているバジルトマト味のスティック型菓子を三袋
円滑なコミュニケーションの一歩目として考えた末の行動だ、食は万里をかける!…かもしれない

夜合 音夢 >  
「ルームメイト……」

このウサギさん、ルームメイトだったんだ。
メイドの方は相部屋を持ちかけた張本人だから知っていたけれど。
制服なのが自分ひとりだったら逆に浮いて見えたかもしれない。
いや、そういうコスプレという解釈もできるか……?

「っと……夜合 音夢(ねむ)。よろしく」

やや呆気に取られていたところ、名乗られたのでこちらも名乗りを返して。
差し出されたお菓子の袋に一瞬だけ目を丸くしつつ、小さく「ありがと」と呟いて受け取った。
その場で封を開け、一本つまんで口へ運ぶ。
バジルの風味とトマトの酸味、ほどよい塩気のさっぱりした美味しさだ。

「返せるようなもの……これくらいしかないな」

ごそごそと懐を漁り、取り出したるは猫じゃらし。
さっきまで校舎の中庭で野良猫たちと戯れていた名残の品である。

久能 やえ > 「おっとおっと、自己紹介どうもどうも。
瑠璃ちゃんと、うずめさんだね。
私は久能やえ、16歳の1年生でーす!」

よろしくおねがいします、とぺこりと頭を下げ、もう一人来た彼女をみる。

「音夢ちゃんも無事にきてくれたし、この部屋はこの4人でルームメイトだね!」

都姫うずめ > 「あら、ありがとうね」
両手を合わせて小さくお辞儀。
しっかりと相手に謝意を示してから袋を受け取った。

「これで4人ね…。」
とりあえずお部屋の奥に移動。部屋の隅っこにトランクを置いてから、
3人に近いところの床にぺたんと座り直す。
改めて3人を眺めてから、吐息とともに言葉を吐き出した。
「素敵な人達で良かったあー…!!
 こういうときって第一印象が大事だし、
 お互いにしっくりこない…みたいな人たちだったら
 どうしようかと思ってたんだけど、これなら安心ね。
 これからよろしくね。 久能さん、夜合さん、黒羽さん」
名前を確認するようにきちんと呼んでから、それぞれに頭を下げた。

黒羽 瑠音 >   
「うずめさん、やえさん、音夢さん……ルームメイト……」
「はい!ルームメイトとして、仲良くしてくださいやえさん♪」

小さく口にして反芻して、元気に声を上げる
名前と年齢くらいしか知らなかったルームメイト
その名前と見た目が目の前で重なり、実感へと進化した

「えへへ……私もですうずめさん、みなさん優しそうでよかった!」

うずめさんの発言に同意しながら肩から力を抜く
ドキドキがワクワクに変わるこんな瞬間はとっても素敵だ

「えっ、お返し何て別に……おお、これはじゃらし!」

そして音夢さんがお返しにくれたじゃらしを受け取った
小さい頃は之でくしゃみしたほうが負けバトルとかしたな~

「なつかし… くしゅっ」

思わず鼻先に持っていくと、緊張が解けたからか思わずくしゃみ
……少し恥ずかしいかも、照れ隠しに口元をへにゃりと笑わせた