2020/07/25 のログ
ご案内:「堅磐寮 部屋」に鞘師華奈さんが現れました。
ご案内:「堅磐寮 部屋」にナナセさんが現れました。
■鞘師華奈 > 「―――んー…?」
ゆっくりと意識が覚醒する。どうやら休日をたっぷりと睡眠に費やしていたようだ。
見れば窓は開いたままでカーテンが風でふわふわと靡いている。
(そういえば、この前は紫陽花さんがいきなり窓から飛び込んできて驚いたっけ)
ぼんやりとまだ眠たげな目付きのまま、欠伸を一度噛み殺しながら上半身だけゆっくりとソファーから起こす。
「あーー…ソファーで寝ちゃってたか私…うわ、髪の毛ボサボサ」
何時もはツーサイドアップに纏めている髪もゴムが解けたのかロングヘアーの状態で。
軽く伸びをすれば少し意識もハッキリとしてきた…気がする。
■ナナセ > きゅいん、と音が響いて。
ひゅーん、て音が強く響き、降りてくる。
「それでは失礼致します」
カーテンを揺らし、派手に飛び込んでくるが、ものは破壊せず
窓からひゅん、と飛び込んできて、前転侵入。
「初めまして、お嬢様」
ご案内:「堅磐寮 部屋」に鞘師華奈さんが現れました。
■鞘師華奈 > 「さて――と、取り敢えず顔でも洗ってから、適当に何か作――」
と、その時突然響く聞き慣れない何かの音。ヒューーーン、という音は何処から聞こえるのか…上?外?
「――――は?」
思わず唖然とした呟きが漏れる。いきなり窓から――そう、”また”窓から何者かが前転で飛び込むように侵入してくる。
――この短期間で二度目のダイナミック不法侵入だ。――私の友達、この部屋呪われてない?
と、思わずそんな嘆きを心の中で漏らしてしまうのは赦して欲しいものだ。
「いや、まぁ初めましてだけどね?…君、立派に不法侵入者だからね?私、通報していいかな?」
と、ゴソゴソとスマホを取り出そうとしながら半眼で飛び込んできた人物を見る。
―――どう見てもメイドさんだ。しかし私は特に家政婦を雇った覚えは無いのだけれども。
■ナナセ > 「お待ちくださいお嬢様、アンケートにお応え頂きましたでしょう?」
優雅に近づいて
「取り敢えず、常世学園派遣家政婦部、ナナセと申します」
スカートを持ち上げ、カーテシー
「今日一日、お世話させて頂きます」
■鞘師華奈 > 「――ちょっと待った。今記憶を辿るから待ってね?」
あーー…と、唸りながらこめかみの辺りを指先でとんとんと叩いて記憶を探ろうと。
そういえば、確か学園からのアンケート名目でそういうのを書いた覚えはあるが。
「――あのアンケートと、その…派遣家政婦部?にどんな繋がりが――」
いや、それよりもこの状況はどうすればいいんだろう?流石にダイナミック不法侵入メイドなんて人生初だ。
「えーと、お世話も何も私はまだ状況がさっぱり飲み込めてないんだけどさ?
――何、これ何かのモニターとかそういう感じなのかな?ドッキリでもなさそうだし」
その割にはカメラマンとかもいないから、つまりはガチなんだろう…いやいやいやいや。
■ナナセ > 「はい、お待ちします」
にっこりと穏やかな笑みを
「まあ、ご奉仕の練習みたいなものです、学園にも協力して頂いておりますし」
「ご主人様のサンプルを取っているようなものだと思って頂けましたら幸いです」
「では、朝ご飯の用意をさせていただきますが、よろしいでしょうか?」
取り敢えず提案する
■鞘師華奈 > にっこりとしたメイドさんの笑顔とは対照的に女の表情は寝起きは兎も角として困惑顔だ。
(あのアンケート答えただけで何でメイドさんが派遣されるんだ…私は事前に何も聞いて無いんだけど)
どういうサプライズなんだこれは、と思うが来てしまったメイドさんを追い返すのも気が引ける。
「――あーーつまり、アレかな?あのアンケートに答えた人から抽選か何かで選んで派遣、というところかい?」
そして、今回私がそれに偶然当たったと。唐突過ぎてまだ寝起きの頭では理解が少々追いついていないが。
「まぁ、サンプルはいいんだけど個人的に普通にドアから来てくれたほうが助かる――あぁ、」
朝食、そういえばまだ作っていない。ともあれ、メイドさんの提案に僅かに考える素振り。
「分かった、じゃあ折角だし朝食を頼むよ。えーーと」
そこで相手の名前を知らない事に気付く。あちらはこの部屋の主であるこちらを把握してそうな気もするのだが。
■ナナセ > 「そうですね、そうなります」
「呼び方は華奈様、お嬢様、ご主人様がありますが、どちらが宜しいでしょうか?」
にっこりとからかいげに笑い。
「ナナセと申します、朝ご飯はパンとご飯どちらが宜しいでしょうか?」
キッチンに入って材料を確認
ご案内:「堅磐寮 部屋」にナナセさんが現れました。
■鞘師華奈 > 「あーー…いや、まぁ普通に華奈でいいよ…ナナセ…さん?」
と、思わず疑問系になってしまったのは、年上か年下か分からなかったからで。
しかし、まSかいきなりメイドさんとは――まぁ、もう開き直るしか無いか。
「えーーと、特にどちらという訳でもないんだけど最近はパンが多いかもしれないから、そっちで」
と、アンケート?にそう答えてリクエストなんぞをしつつ。結果的に大人しくその場で待つ事になる。
尚、冷蔵庫の中は肉や野菜、玉子などバランス良くきちんと入っており。
■ナナセ > 「では、華奈様で」
安心させるように笑い。
「ふむ、ではフレンチトーストにしましょうか、使ってはいけない材料とかはありますか?」
普通にパンでは味気ないと思ったのか、ポンと手を叩き
■鞘師華奈 > 「うん、呼び方はじゃあそれで――えーと、材料は特に構わないからナナセさんの好きに使って構わないよ?」
こう見えて自炊派なので、買い物はそれなりにきちんとして食材を補充しているわけで。
彼女からのアンケートにまたそう答えつつ、大人しくこちらは朝食が出来るのを待つしか無いわけで
(うーーん、まぁ特に問題がある、という訳でもないし)
ともあれ、今日は家事をメイドさんに任せてもいいかもしれないな、と思いつつ調理を眺めていようかと。
■ナナセ > 「では、五晶味あれーー」
あれ、泡立て器とかあったっけ?と無い道具とかを使い、手際良く、卵液を作り、甘めのフレンチトーストを焼く、香りが立ち上り
玉子を混ぜ、スクランブルエッグとベーコンを添え物に
サラダが盛られ、ドレッシングが作られ
「コーヒーになさいますか?紅茶も用意できますが?」
華麗な手際と言うのだろうか
■鞘師華奈 > 流石にそこまでは調理器具が揃えられていなかったかもしれないが、もしかしたらあったかもしれない。
ともあれ、そうこうしている間にメイドさんによる朝食の準備が終わるわけで。
テーブルに置かれたのは、フレンチトースト、スクランブルエッグとベーコン。そしてサラダにドレッシングだ。
「うーん、じゃあ寝起きだしコーヒーを折角だからお願いしようかな、と」
見事なものだなぁ、と思いながらコーヒーを選択しておこう。ともあれ、いただきまず、と早速食べ始めるが。
「――これは……いいね、凄い美味しい」
思わず目を丸くして。派遣家政婦というのは伊達ではないようだ。正直驚きつつ朝食を食べ初めて。
■ナナセ > 「ふふ、お褒めに預かり光栄です」
ふふ、とコーヒーを用意し、インスタントとはずなのにいつもと違う匂いがする気がして。
伊達にプロでは無いと感じさせてくれた。
後知らない調理器具が増えてた
■鞘師華奈 > 「――けど、これ…美味しいんだけど、何かが違うような…」
食べながらふと思う。別に見た目も味も問題ないし、文句やある訳では無いのだが。
何と言うのだろうか?味が普通ではない、というか調味料とかでは出せない気もする。
それが彼女の力だとはいまいち気付けないまま、そんなに早いペースではないが朝食を平らげていき。
「―-ふぅ。コーヒーも美味しいね――と、ごちそうさまナナセさん。美味しかったよ」
と、味の感想を言うのは忘れない。そのまま、食後のコーヒーを楽しんでから。
「――えーと、取り敢えず洗い物はナナセさんに任せるよ。私はその間に部屋の片付けでも――」
と、そんな提案もしてみるが。結局、スーパーメイドである彼女にてきぱきとこなされてしまうだろう。
そんな感じで、その日一日はメイド・ナナセのお世話になるという貴重体験をした鞘師華奈であった。
ご案内:「堅磐寮 部屋」から鞘師華奈さんが去りました。
ご案内:「堅磐寮 部屋」からナナセさんが去りました。