2020/09/28 のログ
ご案内:「堅磐寮 部屋」に妃淵さんが現れました。
妃淵 >  
「………」

斬鬼丸と共に済むことになった堅磐寮の一室
姿見の大きな鏡の前で少し難しい表情を浮かべる、小柄な少女の姿があった

常世学園の制服
それに初めて袖を通してみた
藍色のブレザーのチェックのスカート
島でよく見るタイプの制服の一つだ

…なんかひらひらしてて落ち着かないし、果たしてコレ、似合ってるのか…?

ご案内:「堅磐寮 部屋」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
水無月 斬鬼丸 > 「フェイー着替えの方は…」

おわったかな?とバスルームに引っ込んだままの少年は声をかける
普段は目の前で着替えることに抵抗のないフェイだが
今日は初めて着る服。
個人的にその様子ガン見するのも気が引けて
こちらに隠れているわけだが。

妃淵 >  
「…えっ、あー……ウン。終わった。 …多分」

そう、多分
何しろこういった服装は初めてである
これでいいのかどうか

とりあえずシャツは首元までボタンを留めるとなんだか窮屈に感じて
リボンもそれに合わせて少し着崩した感じになってしまっている

…とりあえず着れてはいるんじゃないかな、きっと

「いいヨ。部屋もどってきても」

水無月 斬鬼丸 > なんだかフェイらしからぬ歯切れのわるさ
とはいえ、いいというのであれば
ひょこっと顔を出す。

「ぁ」

そこには、いた
フェイが。
制服姿の。

思わずその場に崩れ落ちるように膝をつく。
なんだこれ。
カワイイがすぎる…好き…

妃淵 >  
「なんかヒラヒラして落ち着かねーし堅苦しいし…って、どうしたンだヨ」

顔を出したと思ったらその場に崩折れた少年に怪訝フェイス
思わず首を傾げてしまった

「こんなカッコで毎日決まった時間通りに行動ってみんなよく出来るよな。
 ──正規学生になったから俺もそのうちその仲間入りしなきゃいけねーのかー」

やれやれ、と肩をすくめてちょっとした不平不満
まだ学園に登校こそはしていないが、少しずつその準備は整ってきていた

水無月 斬鬼丸 > 「いや、うん・・・なんていうか…
すごく似合ってるっていうか…かわいい…」

フェイに感想を正直に伝える。
着崩しているあたりが彼女らしいと思う。
そしてそれがとても似合っている。

「まぁ、そこは仕方ないっていうか…一応、学生だからね。
俺はよくサボってたりしてたけど」

そうか、この部屋からこれからフェイと学校に行くことになるのか…
なんかこう、照れくさいな。

妃淵 >  
可愛い、なんて評価されれば表情は打って変わって、やや得意げ
ふっ、と余裕めいた笑みを浮かべてみせて

「お前、俺が何着ても可愛いって言ってナイ?」

…という口ぶりに反してどこか嬉しげな雰囲気だ

「正直何がやりたいかしたいかとかわかんねーし、講義も何がいいとかサッパリだ。
 とりあえず斬と同じの選んどけばいいのか?」

とりあえず着替えは終わり、着方はわかった
特に斬鬼丸から指摘がなかったのでおかしくはないのだろう

講義の履修選択
何かがやりたくが学園に通うことになったわけではないフェイエンにとっては、
何をすればいいのかがちんぷんかんぷんである
そういうのも、学園周りで生活していればやがて見えてくるのかもしれないけれど
さっそくそういうのが必要と言われると、困ったものである

「あとはバイトか委員会か何かか…何もしねーってわけにいかねーもんな」

よいしょ、とクッションの上に腰を降ろして一息

水無月 斬鬼丸 > 彼女の指摘はまぁごもっともなのであるが
それでもフェイが新たな衣装に身を包んだのだから
何も言わずにはいられないし
そうおもったことも事実なのでどうしようもない。
得意げな表情も合わせて、着崩した制服がよく似合っている。

正直モテそうだ。そのあたりはとても心配ではあるが…

「新しい服きてるんだから、改めて、ね。
うん、すごく似合ってる」

這うようにソファまで移動して
フェイの隣にこしをおろす。

「ああ、うん。しばらくはそれでいいと思う。
二年になったらこう…まぁそのときにやりたいことえらべばいいとおもうし」

着こなしに関してはフェイらしく少しアウトロー感あるが
似合っているので指摘するべきところはなかった。

「委員会ってのもアレだしね。ひとまずはバイトーってかんじでいいかも。
俺もなんか探さないとな」

ここの家賃がほぼほぼタダとはいえ、これからのことを思えばお金はあってくれたほうがいい。

妃淵 >  
「アア、うん。わかったから何度も言わなくて大丈夫…」

そう改めて言われると照れくさい
ほんの少し恥ずかしそうに視線を逸してしまった

「…んーじゃ、まぁ適当でいっか…あれが勉強したいこれが勉強したい…ってワケでもねーし」

言いつつローテーブルの上にあった求人雑誌へと手を伸ばして、取り上げる
パラパラとページをまくれば、まぁそれは色々と求人が載っているわけだが…

…まともに働いたこともないから何が自分にできるのかがわからない
再び、難しい顔になるフェイエン

水無月 斬鬼丸 > なんとなく、付き合い始めてから
リアクションが理解できるようになってきた。
照れている…。
流石に可愛すぎてため息が出てしまう。

いつものパーカーもそれはそれでいいのだけども!

「俺も真面目な生徒ってわけじゃないしね
やりたいこと見つかるまではそんなんでいいんじゃないかな」

実際、フェイと歓楽街であっていたときも
だいたい真面目な学生というよりは、サボり学生としてだったような。
テスト期間中も遊び回ってたし。

求人雑誌を手にとって、難しい顔をしているフェイ。
まぁ、まともなバイトとなるとめんどくさがりのフェイのことだ。
向いているものを探すまでは時間がかかりそうだ。

「なんか、一緒にできるとこでも探す?」

妃淵 >  
「お前と一緒に?」

思わぬ提案だったのか、眼を丸くしている
そういえば夏の間も斬鬼丸はずっとバイトしていた
少なくともアルバイターとしては目の前の少年が先に立っている

「まぁそれならお前に習って出来たりもするかもしれないけど…」

ふーん、と考える
斬鬼丸と一緒に働く……
何をするか、にもよるだろうけれど悪くないんじゃないだろうか…と思ったところで

「…斬、仕事中でも暇が空いて二人だとエッチなことしてきそうだしなあ」

クス、と小悪魔っぽい笑みを浮かべて誂ってみる

水無月 斬鬼丸 > 「そうそう、俺といっしょに…むあ!?」

正直そばにいたいというのもあるが
フェイの言う通り、お互い色々教え合ったり
フォローし合ったりもできるだろうし
よく知った相手がいれば気が楽だろう。

しかし、フェイが怪しく微笑めば、何を突然…
思わず変な声が出てしまう。
顔もかぁっと赤くなって、少し慌てた様子。

「んなっ!?人のいるところでそんな事するわけ無いだろっ!?」

とはいえ、なんか可愛い制服のバイト先だったら……

妃淵 >  
あーあー、わかりやすい反応しちゃって…なんて、楽しげに見つめる
こういうところはいつまで立っても変わらない

「ホントに?客商売で客が全然来ない台風の日とかに二人…とかだったら、
 お前すぐそういうことしそうだからな~~」

慌ててるので追い打ち
くすくす

斬鬼丸の…こう、良い方はアレだけれどスケベっぷりにはそこそこ信頼を置いている
これくらいの年齢の男子ならみんなそうだというレベルでもない気がするが、どうなのだろう

「──夏の間なんて。"毎日"だもンなァ」

水無月 斬鬼丸 > 「さ、さすがに…こう、家の中じゃないとこだと、ねぇ?」

見つかるかもしれないところでは
流石にそんなことしていたらやばい。
いろんないみで。
とはいえ、そういうシチュエーションを想像してしまえば、なんだ。
ドキドキしてしまう。

だからこそ、はっきりと否定できないわけで。

「だ、だって、それは!えっと…その…
フェイが……いたから…」

妃淵 >  
「別に本番なんかしなくたってさ、"色々"出来ることあるもンな。ちょっと隠れればできるコト、とか」

きっと今、少年の頭の中は"本番"のことばっかり
他にも色々『ある』んだぞ…ということを匂わせてみる

なんでこんなことをするのかといえば、まぁ面白いからだけど

「だからって毎日はなかなかのモンだけどな~。
 住むトコも一緒でバイトも一緒になると、ずっと俺と一緒になるわけだ」

にや、と意地悪な笑み

水無月 斬鬼丸 > 「フェ、フェイィィ!?」

そういえばそうだった。
初めてそういうことをしたのは
カラオケボックスで…"本番"ではないやつだった。

匂わされると、今後そういう状況になったら
そういう事を考えてしまうだろう!

「そ、そうだけど!そうだけどぉ…ええっと…その…
フェ、フェイが…その、したくないならしないし!」

完全に遊ばれている。

妃淵 >  
ほらやっぱり、本番のことしか考えてなかった
そんな、予想通りの反応を返してくるのが愉しくてしょうがない

「──…俺がお前に何か求められて、イヤがると思う?」

小悪魔的な笑みは深まってゆく
遊ばれているのか、弄ばれているのか、本気なのか
とことん揺さぶってくる少女だった …が

「まぁ、それはそれとして仕事見っけなきゃってのはホントだからなー…」

なんか考えないとな、とバイト雑誌を広げたまま、ローテーブルの上へと戻して

「学生バイトって喫茶店とかレストランなんかが多いよなァ…」

ムカつく客が来たら蹴っ飛ばしてしまいそうである

水無月 斬鬼丸 > 「う…」

思わない。
むしろ、フェイから挑発してきそうなところがある。
そう言われてしまえばむしろ嬉しいので文句を言うこともできず
唸るしか無いのであった。

「ま、まぁ…うん…それは、そうだね。
接客業が多いっていうか。俺もそれ以外のって探したことあるんだけど
結局海の家になっちゃって…」

普通の接客…となると、フェイに向いてるかどうか…

妃淵 >  
「…ま、いいや。のんびり探そ。
 で、お前が何か俺にもできそうなの見つけたら、誘ってくれヨ」

あ、コイツ面倒くさくなったな、とというのが非常にわかりやすい様子

「それまでに厳しくなったら…まァ…ウン。
 言ってくれれば1日1食の飯抜きくらいなら…我慢する」

共同生活
それによって随分と意識の根幹が変わったようだった
少なくとも、斬鬼丸を財布だとは思っていない
二級学生でなくなった、という事実がそうさせたのか、他の要因があったのか───

「やー、しかし…ふつーに生きるのって大変なんだナ」

スラムで好き勝手に生きてるほうが…とまでは言わない
危険や死から遠ざかった分、義務や責任といった枠に囚われることになった
それを、どちらが重いと見るかだろう
──少なくとも、大事なヤツが出来てしまった以上は前者はありえないが

水無月 斬鬼丸 > 「あ、うん、そうする」

めんどくさがり。
色々と変化はあったものの
そこのところは変わってはいないのかもしれない。
とりあえずは、うなずいておくことにする。
自分も結局探さなければいけないわけだし。

「そこまで厳しくなることは…あんまない、んじゃない…かな?
えーと、今度学食いこう!
あそこなら安くてある程度量あるし」

フェイを学校案内する…というのもなんだか楽しみだ。
そういえば、夏からここまでで
めんどくさがりなところは変わってないけど…なんだか気を使ってくれるようになったというか
距離が更に近づいたというか、大変と言いつつも
フェイはここにいてくれるし…だからこそ彼女に不自由はさせたくない。

「慣れるまではね。
俺も、その…えーっと……一緒にいるからさ…
なんかあったら言ってよ」

妃淵 >  
「学食?へー、そんなのもあるのか…」

なんだか手続きの折にちょっと行っただけだったから、何も知らない
本格的に通うことになる前に、斬鬼丸に案内を頼むのはアリだろう…

「で、何かあったら、ねえ…」

今の所、部屋から出ても周りをぶらぶらする程度
何かあったら、というのはつまり斬鬼丸を頼れということ
つまりは何か困ったことがあったら、ということ…のはずだ

「…今ンとこは何もねーな。
 スラムのアパートに比べて生活も快適だし、
 毎日お前がいるから退屈もしねーし、そのうちガッコだろ?
 あーでも、それまでにはもうちょっと料理とかできるようになりてーな…」

夏以降、たまに調理場に立ってみることにしたフェイエン
まだまだ付け焼き刃、レシピとにらめっこしながらの状態だが、
とりあえず食えるものは作れるようになってきた…というか、
自分が食えないものは作らないのでそれなりに味も保証されていた

「…フム、そういう方向性もアリか」

顎先に手をあて、何かに気づいた様子

水無月 斬鬼丸 > 「そうそう、今度案内するよ」

学校はとても広い。
案内だって数日はかかるだろう。
とはいえ、フェイと一緒に歩く学内は、見慣れたもの以上になにか
別の姿を見せてきそうだ。

そして、頼れといっても
現状何があるというわけでもないだろう。
スラムほどやばいことがあるわけでもないし。
フェイはフェイで順応する力が高い。
一般的な生活の中で困ることというのもそうはないだろう。
そんな彼女ができるようなりたいというのが料理。
一応、沙羅ちゃんに料理を教えたことがある。
それに、フェイはすでに食べられるものを作れるし、そんなに手間はかからないだろう。

「んじゃ、しばらくは一緒に自炊でも……ん?」

方向性?
何かに気づいた様子を見せるフェイに、不思議そうに。

妃淵 >  
「んー、いや。料理を覚えるのもアリかなってコト。
 あるんだろ?そういう授業とか、仕事も」

なかったらどうするかな、と一応思いつつ聞いてみる
やりたいこと…やってみたいこと
なんだ、案外簡単に目の前に転がってるもんじゃないか
お勉強、からは遠く離れていて、灯台下暗し状態だった

「…ま、まぁモノになるかどうかはわかんねーけどさ……」

水無月 斬鬼丸 > 「あー、なるほどねー
うん、あるよ。いろいろ」

フェイが料理を覚えたら…毎日手料理とか食べられるんだろうか。
そうなったら毎日食べすぎてしまいそうな気がする。
幸せ太りってこういうところから来るんだろうか?

とはいえ、フェイがやりたいことが料理というのであれば
応援しない理由もない。

「え、いいとおもうよ?
まぁ、しばらくは練習期間だろうけど…フェイならうまくなるって。
なんか作ったら食べさせてほしいかも」

妃淵 >  
なんとなく、目的を見つけた…といった表情

「よしよし。
 そんじゃとびきり上手くなって美味いモンをお前に食わせてやる。
 そしたら調理場のバイトでもできるだろうし」

意気込みを感じる笑み
しかしそこでそうと決まれば…とはいかないのが、面倒くさがりのフェイエンである
いわゆる 明日から頑張る だ

「…さて、斬鬼丸は今日休みなんだろ?
 まだ昼間だけど…何かする?」

何か、とはナニだろうか
真新しい制服に身を包んだフェイエンの笑みは小悪魔ちっくなものへと戻っている

水無月 斬鬼丸 > フェイの前向きな笑顔は見ているこちらも嬉しくなる。
二級学生の頃とはまた違った生活
指針が見えればすぐにその生活に慣れていくだろう。

「うん、楽しみに…あー、いや、俺もなんかできるようになんないとな。
一緒にバイトするってなら…」

接客は…まぁ、うん…自分ではアレなので
一緒に厨房で…なんだか、こう…更に未来のことまで夢想してしまう。
二人で一緒に、なんか飲食店なんかしたり。
そんな妄想に浸りそうになった矢先かかった声。

なにか…制服のフェイが誘う笑顔でそう声をかけるものだから…

「え、えと、制服で?」

妃淵 >  
「ん。なんか新鮮かナーと思って、さ…?」
 
スカートをぴら、と捲くってみたりしつつ、ふとももチラ見せ

目を細めて妖艶に笑うフェイエンは年齢不相応な色香
近くにはベッドもある、まだ日は高いし、灯りをつめなくても部屋の中は明るいけれど──

「…イヤならイイけど?」

こういう挑発するには便利だなこの服。──なんて思いながら

水無月 斬鬼丸 > 「……します」

なんかコスプレっぽくて背徳感…というかなんというか。
この状況で断れる彼氏がいるだろうか?
いや、いない。

にしても…
登校に使う前にこんなことに使うことになるとは
思わな…くもなかったけど

「こっちに越してからだって、その、毎日したいくらいだったし…」

明るい部屋の中、フェイの唇に自らのそれを重ねていく

妃淵 >  
「…オマエの元気には敬服するヨ。……ん──」

柔らかな唇同士がぶつかりあって、心地良い感触がある

「──…気がはえーヨ」

苦笑しつつ、ベッドにいくぞと促して…
日差しの映し出す少年と少女の影が重なってゆく

まぁ折角防音も聞いてるらしい?
最近はちょっとだけ、斬鬼丸相手に、その…鳴かされることも増えてきた気がする
…なんか悔しいので演技してやってるみたいな素振りをしていたりするけれど…

──と、目の前の相手には知る由もない。と、今日もまた彼の影へと沈んでゆくのだった

水無月 斬鬼丸 > 「好きなもんで…フェイのこと」

何度言ったか知らないけど
それでも伝える少女への行為。
恋する時期…からさらに進んだのかもしれない。

制服、しわになったらアイロンがけしないとな…などと思いながら
フェイをもっと気持ちよくさせられたらな、なんて。

お互い体を重ねれば、そのまま日が落ちるまで、溺れていくのだろう。

ご案内:「堅磐寮 部屋」から妃淵さんが去りました。
ご案内:「堅磐寮 部屋」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。