2020/10/26 のログ
■綿津見くらげ > 「お粗末。」
くらげも食べ終わり、合掌。
小柄なクセに結構な量を食った。
「では。
ゆっくりしてろ。
しばらく。」
そう言い残し、皿を流しに運んでいく。
(………さて。)
皿を洗いながら少女を一人思う。
飯は結構高評価だった。
これはうまくいった。
……が、そのあと何をしたものか……。
友人を招いた事などない少女、この後の過ごし方は全くのノープランであった。
■火光雷鳥 > 「お前、小柄で細身っぽいのに割りと食べるのな。」
女の子にあまり言うべき事ではないのかもしれないが、乙女の機微なんてこいつに分かる筈も無く。
ただ、素直によく食べるなぁ、という意味合いでそんな事を口にしつつ共に食事を終えて。
「え?あーー食器洗いくらいはやるぞ?飯食わせて貰ったし、そんくらいはやるって。」
とは言うが既にキッチンの方から水音が聞こえ始めた。おそらく食器洗いをしているのだろう。
(うーーん、参った。飯は美味かったがこの後の事は全く何も考えてないぞ?)
これが男友達なら、それこそゲームしたりお互い漫画を読んでダラダラ過ごしたりするのだろうが。
友人はまぁ女の子な訳で、そういうノリでいいのか!?と、疑問に思ってしまうのは仕方ない。
(考えたらそもそも勢いでお泊りとか言っちまったが――)
「あーーくらげ?寝る時なんだけどさ?流石に一緒のベッドはまずいだろうし、ソファーか布団があれば借りたり出来ない?」
と、ふと今更ながら思い当たったそれ。そう、寝る時どうするのか!?と、いう問題に気付いた。
■綿津見くらげ > 「うむ。
よく食べよく寝る。
秘訣、健康の。」
学校でも授業中昼寝が多い。
何処でそんなにカロリーを消費しているのだろうか。
「良い。
ゆっくりしてろ。」
皿洗いを手伝うという雷鳥をそっけなく断り……
そしてしばらくすると、皿洗いを終えて部屋へと戻ってきた。
「………。
添い寝も所望してた筈。
確か。」
そう、確かお泊り添い寝付きという条件であった。
せっかく気を使う雷鳥だが、
当の少女は何を今更、という感じであった。
■火光雷鳥 > 「…お前、長生きしそうだよなぁ。」
よく食べよく寝るのは確かに大事な事だ。ちなみに授業に付いて行くのがやっとなので、こちらは昼寝すら迂闊に出来ない。
あと、それだけ食べて太ったりしないのが凄い気がする。どう見ても運動するタイプではないように思えるが。
「あーうん、了解…っつってもなぁ」
お腹一杯で気分もリラックスしてきたから先ほどみたいに緊張は薄れてきた。
とはいえ、矢張り寝る時のあれこれが問題だ。主に俺の理性的な意味で!!
「うん、確かに俺そんな希望出してたね!まさかあっさりオーケーされるとは思わなかったけどな!!」
うん、まぁ本音を言えばそりゃ美少女と添い寝とか男のロマンの一つだけど!!
実際にそのような状況になるとへたれそうになるのは、まぁ仕方ないんだうん。
「…まぁ、うん。じゃあ添い寝で…。」
結局そちらを選択した。と、いうかくらげが平然としているのが納得いかない!全く抵抗ないのかこの友人は!
…いや、何か本当に無さそうなのが何とも言えないけれども!
■綿津見くらげ > 「うむ。
遠慮するな。
安心しろ。
干したて。
布団は。」
問題はそこでは無い。
……いずれにせよ、今夜はこの(変な)少女と添い寝と言う事になってしまった。
少女はやはり、何を考えているのかよく分からない笑顔で、
特に何も気にしていない様子。
無防備なのか、なんなのか……。
などと話しているうちに、もう一度茶を淹れて持ってくる。
寝るにはまだ早いし、適当に漫画を拾って読み始めた。
「…………。」
あまり会話が弾むタイプという訳でもない少女。
特に会話を切り出すでもなく、時が過ぎて行く……。
■火光雷鳥 > 「いや、安心するのはそこじゃねぇんだけど――…いや、まぁいいや。」
流石に自分の理性と彼女の貞操?が危ない気がしたので、一応咎めようとしたのだが…駄目だ、くらげ絶対にマイペースだから動じないわと思い直して諦めた。
こっちだけ緊張するのが流石に馬鹿らしくなってきたのか、若干ではあるが男もやや開き直りの境地に至りつつあった…いや、境地は無理だわ。
(いや、まぁくらげも美少女だから添い寝はご褒美なんだけど、マジで俺の理性大丈夫かな――つぅか素直に寝られる気がしないんだけど!)
と、葛藤している間にくらげは暢気に漫画を読み始めていた。本当にマイペースだなこの友人は!
特に会話をするでもなく、沈黙が続くがそれはそれで気まずいので何かせめて話題でも振ろうかと考えてみるが。
(やっべぇ、こういう時って何を話したらいいかさっぱり分からん!!)
女の子との会話やふれあいに不慣れなのが露骨にここに来て足を引張り始めた、ちくしょうめ!
■綿津見くらげ > 「………。」
相変わらず何を考えているのか分からない表情で、
漫画を読みふける少女……。
「………。
……好きな食べ物は何だ。
……お前は。」
と思ったら、唐突な質問をしてくる。
……少女も一種のコミュ障、
会話デッキが貧弱なのであった。
■火光雷鳥 > 「……へ?いや、特に好き嫌いは…つーかさっき飯をくらげが作ってる時に聞いてこなかったか?その質問。」
え、まさかの二度ネタ!?しかも唐突過ぎない!?と、思いつつも少し考えてから。
「あーと、辛いもの…激辛方面はちと苦手だな。好きなものは何だろうな…あー好きというか、うちの母親が和食が得意だったからどちらかといえば和食好みかもしれねぇなぁ。」
うーん、と唸りつつそう答える。具体的に特定の食べ物が好き、というより和食全般が好みという感じらしい。
とはいえ、別に洋食とかが苦手なんて事はない。むしろ美味しければそれで満足だ。
ちなみに、激辛料理が苦手なのはまだ小さい頃に父親がノリで激辛料理を食べさせてきて悶絶したトラウマのせいである。
■綿津見くらげ > 「……そうだったか。」
「いや……。
次、何食べたいか、と思って。」
少女の中では、既に第二回も予定されているらしい。
「和食。
ふむ。
何か、考えておく。」
そう言うと、また漫画を読み始める。
和食はどちらかと言うとそこまで作った経験は無い……
が、きっとなんとかなるだろう。
さて、何を作ったものか……。
敢えて激辛料理を潜ませ度肝を抜いてやろうか……。
などと考えに耽り、また会話が途切れてしまった。
「……あ。
風呂。
勝手に入れ。」
そして、唐突に風呂を勧めてきた。
■火光雷鳥 > (まさかの第二回予定!?いや、くらげの料理美味かったから食えるなら食いたいけどさ!)
くらげの中では第二回が既に予定されているらしい。一方、少年は完全に予想外だったので度肝を抜かれていた。
「お、おぅあんがと。別に凝った物とかじゃなくていいからな?ふつーでいいぞふつーで。」
今回のハンバーグとかそんな感じの庶民的なやつでオッケーだぜ?と。…まさか和食でやらかすなんてオチは無いだろうか?いや、大丈夫だと思いたい…。
ともあれ、また会話がパタリと途切れてしまった。いかん、やっぱりここは男のほうから話題を振らないと完全にこれではコミュ障ではないか。
「あーー、くらげは――って、風呂?お、おぅありがとう…つか、俺が先でいいのか?」
と、尋ねるが冷静に考えて女の子の部屋にお泊りで風呂に入るのも、それはそれでドキドキするんだが俺がおかしいのか?これ。
(と、いうか勝手に入れとかアバウト過ぎない!?むしろそれでいいの!?)
■綿津見くらげ > 「大丈夫。
具体的に食いたい物があれば言っておけ。
あらかじめ。」
自分としても、そこまで凝った物は作れる自信が無い。
食べたい物の指定があれば、どちらかと言えば楽だ。
「………。
私が先の方が良いか?」
そう言うと、すっと立ち上がり……。
「じゃ。
行ってくる。
先に。」
ふらりとバスルームの方へ……。
それほど広くない堅磐寮の部屋。
耳を澄ませば脱衣所で服を脱ぐ衣擦れの音が聞こえてきそうである。
■火光雷鳥 > 【リミットにより一時中断。後日再開】
■綿津見くらげ > 【中断】
ご案内:「堅磐寮 部屋」から綿津見くらげさんが去りました。
ご案内:「堅磐寮 部屋」から火光雷鳥さんが去りました。