2022/01/21 のログ
ご案内:「堅磐寮 食堂」に鞘師華奈さんが現れました。
鞘師華奈 > 堅磐寮の食堂。普段は自室のキッチンで自炊するのであまりこちらは利用しないけれど。
偶には、ここで調理して夜食を済ませるのもいいかと唐突に思い立ち。
取り敢えず、食材を持参して学生用のキッチンへと移動する。
暖房が効いているのもあり、スーツの上着は脱いでワイシャツにネクタイ姿だ。
…ちなみに、エプロンは一応しているが黒っぽい飾り気ゼロのデザインである。

「…さて、じゃあ作ろうかな。最近あまり自炊出来てないしリハビリがてらに…と。」

一度、手元の携帯を操作して材料とレシピを再確認する。
持ち寄った食材を照らし合わせて過不足無しと判断すれば、手早く調理に取り掛かろう。

鞘師華奈 > 今夜作るのは『アッシ・パルマンティエ』。フランス発のグラタン…らしい。
炒めたひき肉とマッシュポテトを重ねて焼く中々にボリュームありそうな一品だ。

まず、下準備に人参の皮を剥いてからそれを摩り下ろす。
次にトマトを用意し、へたを取ってから包丁で粗めに刻んでおく。

「…下準備はこれでいいかな…さて。」

次にフライパンにオリーブオイル大さじ2分の1程を中火で熱しておく。
そこに刻んだ玉葱、先程摩り下ろした人参、後は微塵切りしたニンニクを少々。
そのまま、およそ3分程度炒めてから次の工程に取り掛かる。

「……付け合わせでサラダとか作った方がいいかな…。」

まぁ、そこは終わってから考えようか。
次に粗く刻んだトマト、ウスターソース小さじ1杯を加えて混ぜ合わせる。
煮立ってきたら火を弱火にして10分程度煮込む。一度味見をしてから、塩と胡椒で味を調えつつ。

鞘師華奈 > 次にじゃがいもの皮を慣れた手付きで剥き、それを一口大に切って耐熱ボールに入れる。
ボールにふんわりとラップを掛けてから電子レンジ入れて、大体6~7分ほど加熱する。
加熱後に電子レンジから取り出し、竹串を取り出してすっと通るのが良い塩梅。
さて、熱い内にそのじゃがいもをフォークで細かく潰しておく。
マッシュポテトの残りの材料を投入したらそれをよく混ぜ合わせた後、オーブンを200℃設定で温めておき。

「…えーと、耐熱容器は……と。」

さっき食材と一緒にビニール袋に入れて持って来た筈だ。
中を探って耐熱容器を取り出せば、先に調理した挽肉炒めを皿の底に敷くように入れて。
その上に今度はマッシュポテトを重ねるように入れてから、ピザ用チーズを散らしておく。

ご案内:「堅磐寮 食堂」に乱桜 ありすさんが現れました。
乱桜 ありす > なんだか、炭水化物の温まった香りがして、そろそろ夕飯の時間かな、と部屋から出て食堂へと足を進める。

「この時間でしたっけ?時間がちょっと違うような……?」

そんなことを言いながら、ちょっと集中して異能が漏れ出さないようにきをつけつつ、食堂、そして調理場を覗き込み。

ワイシャツにネクタイ。…にエプロン。
社会人の調理師さんだろうか。
その割には作ってるものの量が少ないような、首をかしげて。

「こんばんはー…………?」

控えめに声をかけてみました。

鞘師華奈 > 「…ん?…やぁ、こんばんわ。もしかして食事を摂りに来たのかな?」

と、控えめに掛けられる声にそちらへと顔を向けつつ、挨拶と軽い会釈を一つ。
勿論、この女は調理員でも何でもなく、ただ学生用のキッチンを借りているだけ。
作っている料理の量が少ないのも当然で、自分が食べる分だけだからだ。

「……あ、ごめん。こっちは私が個人的に自分で夕飯を作っているだけでね。
もしかして勘違いさせてしまったかもしれないね…。」

と、自分の格好と手元の耐熱容器を交互に見てから、小さく苦笑気味に肩を竦めて。

「……あぁ、もしよければ少し食べるかい?一人前だから、あまりお裾分けは出来ないけれど。
多分、流石に足りないと思うから他に食べたい物があれば、調理員さんに頼む方がいいかもね。」

と、言いつつ耐熱容器を入れてスイッチオン。

乱桜 ありす > 「あ、はい。そろそろ夕飯の時間だったかなーと香りで判断しちゃいまして。」

一人分。普通に個人のお食事でした。
それなら仕方ないです、とあきらめ、申し出にわたわたと手を振って。

「あ、いえいえそれならおすそ分けして貰うだけなのもなんですから、口寂しいとき用に用意していたのが……ちょっととってきます!」

と、一度振り返り、ペコっと頭を下げてとたとたと一度部屋に戻る足音。

ある程度したらまた足音がして、クーラーボックスを抱えて戻ってきました。

鞘師華奈 > 「…あー、それは紛らわしい事をしてしまったかな。…悪いね、何時もは部屋の簡易キッチンで自炊するんだけど。」

と、口に出すがここ最近は外食や出前がやや比率的には多めなのは否めず。
こうして料理しているのも、リハビリも兼ねてというのもあったりする。

と、こちらの申し出にわたわたと手を振る様子に余計なお節介だったかな?と、内心で首を傾げ。

「…え?ああ、いやわざわざ…えーと、いってらっしゃい?」

こちらが止める前に少女は一度立ち去ってしまった。こちらとしては見送るしかない。
それから数分ほどして、また足音が聞こえてきたかと思えば何やらクーラーボックスを抱えた先程の少女。

「…おかえり。そのクーラーボックスは?」

まさか、そんな物を抱えて戻ってくるとは思わなかったのもあり、僅かに不思議そうな視線で。

乱桜 ありす > 「もどりましたーっ!ああ、これはデザートを入れているんですよ。氷も入れて……。」

視線に笑顔を返して、クーラーボックスをテーブルに置き、あけて見せる。
中には大きな氷と、複数の丸い容器の中に黄色い内容物。

「自家製のプリンなんですよ、これ。ちょっとフローズン気味ですけれど……。
食べ終わった後のデザートに良いと思いましてっ。
あっ、カラメルは失敗しちゃったのでないですけど、いいです、か?」

少し、不安そうに小さく首をかしげて、上目遣いで問いかけてみました。

鞘師華奈 > 「成程、デザート……自家製プリン?それは美味しそうだね。私はデザートはあまり作らないからなぁ…。」

レシピを見ればちゃんと作れる程度の腕前はあるが、基本的はデザートより料理中心。
興味をそそられたのか、彼女が開いたクーラーボックスの中を覗き込む。
中身は大きな氷と、丸型の容器に収まった黄色い…如何にもプリンらしい色彩。

「うん、私は別に構わないよ…と、いうかいいのかい?
こちらこそ、ちょっとしかお裾分け出来ないけど…。」

と、言っている間にチンッ、という音が静かに響く。
どうやら焼き終わったらしい。耐熱容器に入れたそれを取り出しつつ。

「…と、いうわけで『アッシ・パルマンティエ』の完成。
フランス発のグラタンの一種なんだけど…食べられそうかい?」

と、耐熱容器に収まった、中々良い焼け目も付いたグラタンぽいそれを見せつつ。
チーズが溶けたマッシュポテトの表層。下の方は炒めた挽肉に微塵切りにしたトマトや玉葱が混ぜ込んである。
ウスターソースや塩、胡椒でしっかりと味も付いているしアレルギーで無ければ普通に食べられるとは思うが。