2022/03/05 のログ
ご案内:「堅磐寮 ロビー」に鞘師華奈さんが現れました。
鞘師華奈 > 3月に突入し、気が付けば春季の休業期間…学園だけでなく、今日は公安としての仕事も休み。
暇な時間が出来ると、つい時間を持て余してしまうのは昔からで。
なので、古書街に出向いて幾つか購入してきた本を自室…ではなく。
そのままロビーにあるソファーに紙袋を脇に置いて腰を落ち着けつつ読み始める。
内容は専門書でも魔術書でもなく、異邦人街在住の作者が書いた冒険活劇物。
筆者の『実体験』を基にしているらしく、異世界の文化や生活習慣も分かって中々面白い。

「……最近は読書も地味に嵌まってきた気がする…。」

ページを捲りながらぽつり、と独り言を呟いて。
ここ3年間が無気力状態に近い生活だったのもあり、今はその反動が来ているのかも。

なんて、そんな事を考えながらもきちんと目線は文面を追っており。
時々、ページを捲る静かな音だけがロビーに木霊する。
今は人の出入りが少ない時間帯なのか、誰か通り掛かる気配も無いが…。

もし、誰か通り掛かれば、私服姿で寛ぎながら読書をしている女の姿が直ぐに見えるだろう。

鞘師華奈 > 「……おっと。」

ふと顔を上げてロビーの時計を見れば、もう夕方に近い時間帯だった。
一気読みに近い勢いで読み込んでしまったが、残りは後の楽しみにしておこう。
と、いう訳で栞を挟んでおいてから本を閉じて紙袋へと仕舞い込む。
ずっと同じ姿勢で寛いでいたので、軽く伸びをしたり腕や肩を軽く回して解し。
ついでに、首を緩く回してから一息。すぐ傍の自販機で買ったペットボトルのお茶を手に取って中身を一口。

「…何事も夢中になると時間が経つのが早く感じるものだね、本当に。」

鞘師華奈 > 「さて、と。そろそろ部屋に戻るとするかな…。」

傍らの紙袋を持って立ち上がる。そういえば、今日の夕飯のメニューは考えていなかったと気付き。

「…偶には凝ったメニューも良いんだけど…一人で食べてもなぁ。」

一人で料理だと、どうしてもお手軽な方へと流れてしまうそれなりの自炊歴ゆえのお悩み。
まぁ、その時に考えればいいか…冷蔵庫の食材も残り少なかったし、一度買出しも考えないと。

そのまま、フラリと歩き出せば己の部屋へと戻っていくだろう。

ご案内:「堅磐寮 ロビー」から鞘師華奈さんが去りました。