2022/05/18 のログ
ご案内:「堅磐寮 ロビー」に鞘師華奈さんが現れました。
鞘師華奈 > 「―――……ん……あれ…?」

気が付けば、ロビーの一角にあるソファーに座り込んで居眠りをしていたようで。
ゆっくりと瞼を開いた視界に映る光景は、見慣れた寮のロビー…なのだけど。

「……おかしいな、確か普通に仕事行ってた筈なんだけど……記憶が飛んでる…?」

と、いうより何時こっちに帰宅して何故ロビーで眠りこけてしまったのか思い出せない。
――正直、寝顔を他人に見られるのは嫌なのでこんな場所で居眠りなんて本来絶対しないように気をつけている筈だが。

(――最近、急激な眠気に襲われたり記憶が一部飛び飛びになる事が多い気がする…。)

まだ、寝起き特有の倦怠感と浮遊感に包まれながらぼんやりとそんな事を思いつつ。
欠伸を小さく噛み殺しながら、軽く万歳のように両手を挙げて伸びを一つ。

鞘師華奈 > 気が付けば外は真っ暗だ。どうやらすっかり夜も更けていたらしい――ロビーを行き来する学生たちに寝顔を見られていたのかと思うと…

「……憂鬱になるな…。」

と、思わず顔を軽く片手で抑えながら溜息を緩やかに零して。気分転換に煙草を吸おうと箱を取り出し…かけて止めた。
流石にここで堂々と喫煙をする訳にはいかないだろう。後で部屋のベランダで一服するとして。

「……まぁ、過ぎた事は今更しょうがないけど――…記憶が飛ぶのは正直怖いな。」

医者に趣くべきか否か…と、少々悩むような思案の表情で暫し沈黙して。