2019/05/12 のログ
ご案内:「浜辺」に狗上 春華さんが現れました。
狗上 春華 > 「ふーんふーんふーん……流石に海水浴には早いですけれど」

そう言いながら、夕暮れ間近の砂浜を歩くのはアレンジした巫女服の女性。

「……海ですねえ、海」「まあ海だとわかってるからこそ来たんですけど」

そんな事を言いながら、傍らに持った買い物袋を砂浜に置いて、腰掛ける。
買い物ついでに、遠回りをした帰り道。
砂浜があると聞いて、立ち寄ってみた次第である。

狗上 春華 > 初夏にも早い海の音を聞きながら、静かに目を閉じる。
 
本土からは離れたこの場所に来た生活も、少しずつ慣れてきた。

だが、驚くことも、知らなければならないことも尽きない。
「……色んな子がいるんですねえ」

そう、しみじみとつぶやくばかりである。

狗上 春華 > 「……ま、それはそれとして」
ごそごそと、買い物袋から取り出すのはアルミ缶。
缶ビール……ではなく。ノンアルコール飲料である。

流石に生徒と遭遇しかねない場所で、本物のアルコールを飲むわけにもいかない。

「……犬神様、今はこれで許して下さいね?」

なんて言いながらも、夕焼け空を見ながら、缶のプルタブを引いて。
ぷし、と小気味よい音がする。

狗上 春華 > 「……夕日を肴に、一服といきますか」

無論、ノンアルコール飲料である。
だが、気分というものもあるし、たまにはこんな報酬も悪くないだろう、と。
そう心の中でひとりごちて、密かな休息を楽しむのだった。

ご案内:「浜辺」から狗上 春華さんが去りました。